内博貴主演で舞台『まさに世界の終わり』が、2018年9月から10月にかけて上演されることが決定した。内は、これが『グレイト・ ギャツビー』（2016年）以来、約2ぶりの主演舞台となる。
本作は、フランスの劇作家ジャン＝リュック・ラガルスにより、1990年にベルリンで執筆された戯曲。ジャン＝リュック・ラガルスは、1995年に38歳の若さで亡くなったが、逝去するまでの20年に満たない期間の中で、25本の戯曲を残している。
物語の主人公は、34歳のルイ。長く帰郷していなかったが、不治の病を得て実家に戻ることになる。しかし、病のことを家族に打ち明けられない。そんな中、家族が言い争いをしたり、互いを気遣ったり･･･。家族の愛や葛藤を確固たるメッセージとして提示するのではなく、噛み合わない会話や遠回しな表現から沈黙をも印象的に魅せ、「家族とは何なのか」を描く。
2016年には、同戯曲をもとにグザヴィエ・ドラン監督が『たかが世界の終わり』というタイトルで映画化され、第69回カンヌ国際映画祭グランプリを受賞、アカデミー賞外国語映画賞カナダ代表作品に選出。日本でも、2017年に公開され、話題となった。今回は、齋藤公一翻訳の戯曲を石丸さち子が上演台本化。演出も石丸が手掛ける。
共演には、元宝塚歌劇団宙組トップスター・大空ゆうひをはじめ、那須佐代子、鍛治直人、島ゆいかが名を連ねた。
上演決定にあたり、内と石丸からコメントが届いている。
◆内博貴
今回の作品は会話劇ということで、会話劇ならではの難しさもありますが、それぞれ個性の強い役柄を、素晴らしい共演者の方々ときっと良い化学反応を起こせると思うので楽しみながら演じられたらと思います。また東京公演では、客席との距離が今まで経験したことのない近さなので、この距離感で僕のお芝居を観ていただけることも楽しみにしていただけたらと思います。
◆石丸さち子（上演台本・演出）
フランスの現代劇作家ラガルスによる5人芝居の日本初演を演出するにあたり、同作のグザヴィエ・ドラン監督映画に拮抗するキャスティングを考えました。映画では高い評価を得ている美形俳優ギャスパー・ウリエルが演じた主役の作家役に、繊細でありながら骨太な存在感がある内博貴さんに挑戦していただきます。
『まさに世界の終わり』は、9月22日（土）に兵庫・ 兵庫県立芸術文化センター 阪急中ホールにて開幕する。東京公演は、10月13日（土）から11月6日（火）まで東京・DDD 青山クロスシアターにて。チケットは、7月15日（日）より一般発売開始。
兵庫、東京のほか、名古屋、神奈川・藤沢公演も予定。日程およびチケット発売日の詳細は、以下のとおり。
【兵庫公演】
9月22日（土）～9月24日（月・休） 兵庫県立芸術文化センター 阪急中ホール
チケット一般発売：7月15日（日）
【名古屋公演】
10月4日（木） 名古屋市芸術創造センター
チケット一般発売：7月14日（土）
【神奈川・藤沢公演】
10月6日（土） 藤沢市民会館大ホール
チケット一般発売：7月15日（日）
【東京公演】
10月13日（土）～11月6日（火） DDD 青山クロスシアターにて上演される。
チケット一般発売：7月15日（日）
