2018年4月5日(木)より、東京・アトリエヘリコプターにて情熱のフラミンゴPresents『LOVE BATTLE FIELD』が上演される。情熱のフラミンゴとは、劇作家・演出家の島村和秀を中心に結成され、社会の見えづらい存在や変化していく空間に光を投射し、喜劇的な批評性で独自のブラックユーモアを展開するパフォーマンスチーム。2016年の舞台『きれいなひかり』では、第7回せんがわ劇場演劇コンクールで、グランプリ、脚本賞、演技賞を受賞している。
『LOVE BATTLE FIELD』では、「いつまで、だれまで、どこまで愛を振る舞うのか、物語で人は動くのか?この家族、怖い!」をキャッチコピーに、さいたま市の郊外でおこる出来事を中心に物語が展開していく。キャストは島村をはじめ、秋場清之、坂口天志、MIKI the FLOPPYら情熱のフラミンゴメンバー、さらに兵藤公美(青年団)、望月志津子(五反田団)、平井寛人(FUKAIPRODUCE羽衣)が加わる。上演に先駆けて、島村からコメントが届いている。
◆島村和秀(作・演出・出演)
演劇は「ヒトの共存」について思考する芸術だと考えています。そこで、改めて。情熱のフラミンゴ、ハジけてます。これまで、現代における共存の矛盾と誤解、弛緩を「恥ずかしいこと」と捉え表現してきた情熱のフラミンゴですが、今回から一皮向けております。それを観に来てください。尊敬してやまない客演陣によって、かつてないほど、作品に確かな輪郭が刻まれています。ブランニューな情熱のフラミンゴの作品が、舞台芸術シーンにおいてもニューウェーブな存在感を放つように。自由を獲得できるように。
【あらすじ】
さいたま市、郊外にあるパン屋「武蔵パン」を舞台に、息子のレイプを秘密裏に解決しようと生みの母親と育ての母親が奔走。義理の兄弟とその友だちは大人の都合で引き離され、愛と憎しみがスパーク。それぞれの一方通行な愛が激しくぶつかり合い、結果、崩壊は再生への兆しにも思えた。しかし、物語は意外な方向に展開。家族愛、郷土愛、恋愛、それぞれ“愛”は想いと裏腹に彷徨っていくのであった・・・。
情熱のフラミンゴ Presents『LOVE BATTLE FIELD』は4月5日(木)から4月8日(日)まで、東京・アトリエヘリコプターにて上演される。
【公式サイト】https://www.passionflamingo.com/
【公式Twitter】@bird_of_passion