2018年5月末より、東京と大阪で少年社中第34回公演『MAPS』が上演される。本作は、劇団少年社中の20周年記念の第2弾。劇団本公演としては、2017年2月に行われた第33回公演『アマテラス』以来、約1年4ヵ月ぶりとなる。
少年社中主宰であり、脚本・演出を手掛ける毛利亘宏が、今回描くのは「楽園を目指して旅する冒険家」「江戸時代、日本の地図を作ろうとした伊能忠敬」「一人の漫画家が苦悩の果てに生み出す漫画」の物語。3つの嘘を交えながら“3枚の地図を巡るファンタジー”を作り上げる。
出演者には、井俣太良ら少年社中の劇団員ら12名のほか、南圭介、多和田秀弥、山谷花純、小野健斗、伊勢大貴、柏木佑介、あづみれいか、中村誠治郎らが決定した。
少年社中20周年記念第2弾・第34回公演『MAPS』は、5月31日(木)から6月12日(火)まで東京・紀伊國屋ホールにて、6月22日(水)から6月24日(日)まで大阪・ABCホールにて上演される。チケットは、4月21日(土)10:00より一般発売開始。
【公演公式HP】http://www.shachu.com/maps/
【あらすじ】
空間も時代も違う3つの物語は、3枚の地図と3つの嘘で繋がり合い、絡み合う。
目指すは楽園。
心安らぎ、誰もが幸福に暮らせるという場所。
1枚目の地図を持つのは「冒険家」。
冒険家は地図を頼りに、船乗りを率いて『幻の楽園』を目指す。だが彼は知っていた。その地図が偽物であることを・・・。激しい嵐の晩、死の覚悟を決めた冒険家は船乗り達に地図が偽物であることを告白する。だが嵐は止んだ。残ったのは・・・壊れた船と絶望。
2枚目の地図を持つのは「江戸の商人」。
彼の名は伊能忠敬。隠居を決めた彼は1枚の地図を持っていた。だが彼はそれが日本の本当の形だとは思えなかった。止める家族を全力で振り切り旅に出る。「自分の力で日本の本当の形を知りたい」。だが、それは彼の嘘。彼の本当の目的は・・・。
3枚目の地図を持つのは「漫画家」。
突然売れっ子となった漫画家は、新連載の準備に頭を抱えていた。そんな中、アシスタントは一枚の古地図をモチーフに描いてはどうかと提案。彼はすぐさまそのネタに飛びつき、作品は順風満帆の船出をするが、漫画家は周囲に大きな嘘をついていた・・・。
果たして三人は『楽園』に辿り着くことが出来るのか?