アメリカでは、米NBCが2013年に『サウンド・オブ・ミュージック LIVE!』を放送して以来、ちょっとした生放送ミュージカルブームが起こっている。そんななか、米FOXが製作した生放送ミュージカル『Grease: Live』が、かなりの高視聴率を獲得したことが明らかとなった。米BROADWAY.COMが報じている。
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主人公ダニー・ズーコ役にアーロン・トヴェイト(『グレイスランド/西海岸潜入捜査ファイル』)、サンディ役にジュリアン・ハフ(『『バーレスク』)を迎えた『Grease: Live』は、FOXにて1月31日(日)に放送。最も視聴率に影響を及ぼすと言われる18~49歳層が4.3レーティングをマークし、総計で1220万人もの視聴者数を獲得。本作は、今シーズンの同局エンターテインメント系番組において、『Empire 成功の代償』シーズン2のプレミアに続く成績を収めた。
さらに、放送日と同日にリリースされた『Grease: Live』のサウンドトラックは、iTunesで5位にランクインする健闘ぶりを発揮。アルバムには、リアーナやアデルといった人気アーティストによる楽曲が収録されている。
『サウンド・オブ・ミュージック LIVE!』の視聴者数が1862万人で、2014年にNBCが放送した『Peter Pan Live!』が910万人、同じくNBCによる2015年の『The Wiz Live!』が1150万人だったことを思うと、『Grease: Live』はかなりの成功を収めたと言えるだろう。
FOXは、タイラー・ペリー監督による生放送ミュージカル『The Passion』を、3月20日(日)に放送する予定。こちらの作品も大ヒットとなるか注目したいところだ。