永山たかし、Kimeruら再会…そして出発!ミュージカル『青春-AOHARU-鉄道』開幕

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2015年11月18日(水)、東京・全労済ホール/スペース・ゼロにてミュージカル『青春-AOHARU-鉄道』が開幕した。原作は、コミックウォーカー(KADOKAWA)で連載中の鉄道路線を擬人化したトリビアコメディ。初日に先駆け公開ゲネプロと囲み取材が行われ、主演の東海道新幹線役・永山たかし、山陽新幹線役・滝川英治、西武池袋線役・Kimeru、埼京線役・豊永利行が登壇した。

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『青春鉄道』ゲネプロ_2

このキャスト陣、懐かしく思う方も多いのではないだろうか。主演の永山は「ここに”帰ってきた”というか。十数年前、今回の仲間とやった作品が僕の始まり。僕らの十数年をしっかりと見せられれば」と語る。滝川も「再会を楽しみつつ、各々の成長した姿を見せられたらいいなと思います。そういう意味でハードルも高いので気合を入れて・・・」と意気込むが、なぜか小声。すかさず周囲からは「ほんとに気合入ってる?」「ガタイと違う!」と突っ込みが入り、会場は笑いに包まれた。

『青春鉄道』ゲネプロ_3

「東京に出て初めて働いたバーが江古田にあったので、西武池袋線にはとても思い入れがあります」と明かしたKimeru。「地方の方も来られる中で関東の路線をどう表現するのかとプレッシャーもあったんですが、川尻さんの演出を受け、これだったらいける!というものを掴むことができました」と自信を見せた。

声優としても活躍する豊永は「みなさん役者業や、僕だと声のお仕事などいろんな経験値が増えた上での再会で、十数年前には見れなかったあの人の意外な一面なものが見えたり。みなさんの成長を感じて、食らいついていけてるかなと不安も抱えていましたけど、みなさんとこうしてまたご一緒できることが本当に嬉しいと思っています」とコメント。

『青春鉄道』ゲネプロ_4

また、この作品に出会ってから鉄道に対する意識が変わったと、四人とも口を揃えた。永山は「今朝、高崎線がイノシシと衝突したって聞いて、(高崎線役の郷本)直也、大丈夫かな・・・って心配になった」とリアルとシンクロする気持ちを語り、Kimeruは「僕なんて西武グループ全部愛し始めちゃってる!(デパートの)紙袋持ってる人とか見ると、ありがとうございます~って思っちゃう」と笑った。

最近、福岡まで行く機会があり山陽新幹線に乗れたという滝川も「山陽新幹線、40周年なんですよね。車内販売でプラモデルとかグッズが売っていて、真っ先に買ってしまいました」と愛着を見せる。一方「痴漢が多いと言われる埼京線を自分が演じることになり、こんなに傷つくんだって思いました」とうなだれる豊永。「だから、最近埼京線に乗ると、埼京線の秩序を守ろう!という謎の正義感が湧きます。ただの乗客なんだけど(笑)」と、自身が演じる路線への気持ちを明かした。

『青春鉄道』ゲネプロ_5

観客に対して、豊永は「原作を知らずにご覧になる方も、鉄道の歴史を楽しく学べる、そういう舞台になっていると思います。リラックスして大いに笑って頂けたら」と呼びかけ、Kimeruは「シーンごとにカラーが全然違うショートストーリーになっているので、おもちゃ箱をひっくり返したような感覚を楽しんでもらいたいなと思います」、滝川は「個性的なキャラと個性的な歌、パワフルな役者陣でテンポよくつくりあげていると思います」と作品の魅力をアピール。

最後に座長の永山は「これまで、そして、これからに向かう”現在地”のような作品になるのではと。僕たちのある意味リスタート。これから何十年も続けていける第一歩を今日踏み出せると思いますので、今後ともよろしくお願いします」と締めくくった。

『青春鉄道』キャラクタービジュアル

彼ら以外にも、西武池袋線に張り合う東武東上線(高崎翔太)や、大らかなアナログ路線秩父鉄道(森山栄治)、やたらセクシーな第三セクターりんかい線(山本一慶)、現代っ子副都心線(章平)など、個性的な路線がいっぱい!観劇後の帰りの電車も普段より楽しくなりそうだ。ミュージカル『青春-AOHARU-鉄道』は、2015年11月18日(水)から11月23日(月・祝)まで、東京・全労済ホール/スペース・ゼロにて上演。

(C)青春

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