舞台『東京喰種 トーキョーグール』が、2015年7月2日(木)より東京・AiiA 2.5 Theater Tokyoにてついに幕を開ける。原作は、「週刊ヤングジャンプ」(集英社)で連載中の人気作。ゲネプロ前に行われた囲み取材には、本作に出演する小越勇輝、田畑亜弥、鈴木勝吾、宮崎秋人、浜田由梨、村田充、君沢ユウキが登壇した。
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ある事故をきっかけに、人間と人間の肉を喰らう喰種(グール)の狭間で苦悩する大学生・金木研(カネキ)を演じる小越は「普段の大学生である部分と、喰種になってしまった後の悲劇というものを、しっかりと皆さんにお届けできたらと思っております」と意気込みを語り、霧嶋菫香(トウカ)役・田畑は「汗や涙、よだれ、血などを流しながら発する私たちのエネルギーや息遣いを、お客様と一緒に共有できるのは舞台ならでは」とコメント。
西尾錦(ニシキ)役・鈴木は「稽古前に、演出の茅野さんから“2.5次元にとらわれない生身の人間が作る作品を届けたい”という話がありました。原作ものをやる上で毎回思うのが、原作を好きな方にも、もともと舞台が好きだった方にも、作品を愛して頂きたいということ。いろんな想いやコンテンツを繋いでいけるような存在でありたいと思います」と熱い想いを語ってくれた。
宮崎演じる永近英良(ヒデヨシ)は、カネキの親友で、喰種としての欲求と人間らしさの狭間で苦しむカネキの精神的支えとなる人物。それを踏まえ、宮崎は「英良として、カネキの“居場所”になれたらいいなと思っています。幕が開くと本当に濃い時間が流れます。1分1秒逃さず目に焼きつけてほしい」強い決意を見せた。
そして、本作のキーパーソン・神代利世(リゼ)役を演じる浜田は「私は稽古中に、色気のいの字もないと言われてしまって…」と明かし、共演者や報道陣の笑いを誘った。「そこは重要なポイントだと思うので、リゼらしく強く、色気を出して演じていきたい」という浜田が、舞台の上でどのように豹変するのか…楽しみにして頂きたい。
人気キャラクター・ウタを演じる村田は「非常に繊細でエネルギッシュなキャスト陣の演技と、斬新な演出で、非常に革新的な作品になっていると思います」、喰種対策局(CCG)の捜査官・亜門鋼太朗を演じる君沢は「この作品には、人間と喰種、それぞれのせつないドラマがぶつかり合っている作品だと思います」と、それぞれの立場から作品の見どころを語った。
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最後に小越は「今2.5次元のミュージカルや舞台はたくさんありますが、また違う形の作品として皆様にお届けできたらと思います。原作のおもしろさも、僕たち生身の人間が演じるという舞台のおもしろさも詰まっているので、楽しんで頂けたら嬉しいです」と締めくくった。舞台『東京喰種 トーキョーグール』は、2015年7月2日(木)から7月8日(水)まで東京・AiiA 2.5Therter Tokyoにて上演。その後、7月18日(土)から7月20日(月・祝)まで京都劇場でも上演される。
宮崎秋人の「崎」は正式には「大」が「立」の旧漢字。
(C)石田スイ/集英社
(C)舞台『東京喰種トーキョーグール』製作委員会