大人気漫画をミュージカル化し、2009年の初演以来、その再現性の高さと世界観で人気を博しているミュージカル『黒執事』。2014年に上演された『赤執事編』に新キャストを迎え、新たな演出で上演される『黒執事 -地に燃えるリコリス2015-』の公演が11月7日(土)~12月6日(日)に大阪、東京を含む4都市で上演されることがわかった。さらに、注目のセバスチャン・ミカエリス役を古川雄大が務めることも発表された。
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本ミュージカルの原作は、19世紀後半のヴィクトリア朝時代の英国を舞台に、名門貴族の若き当主とその彼に仕える完璧な執事が数々の事件の謎を解き明かしていく物語と、そのゴシックで華麗なヴィジュアルで高い人気を誇る漫画『黒執事』。原作においても、そしてミュージカルにおいても、執事のセバスチャン・ミカエリスは特に人気が高いキャラクターである。今回の公演では、キャスト交代がすでに発表されていただけに、次はいったい誰が演じるのかと話題になっていた。
そんな大役に挑む古川は、「この作品を観客として何回か観させて頂いたことがあり、観る度に『黒執事』の世界観に引き込まれたのを憶えています。原作も本当にたくさんの方々から愛されておりますし、その原作を忠実に、ミュージカル『黒執事』として築き上げた松下優也さんはじめ、キャストの皆様、スタッフの皆様もとても『黒執事』を愛していらっしゃることと思います」と、作品への思いを語る。そして、「そんな素晴らしい作品、素晴らしいカンパニーに参加できることを本当に幸せに思うことと共に、皆様の期待に応えられる様に精進していきます」と意気込みをみせている。
また、前作に引き続き、若き当主、シエル・ファントムハイヴ役を務める福崎那由他は、「昨年の公演が初舞台だった12歳の僕よりも、成長したシエルを見てもらえるように魂をこめて頑張ります!新セバスチャン役の古川さんと、魅力的な主従関係を築いて皆さんを惹き込めるような『黒執事』の世界を作っていきたいと思います!」とコメントを寄せている。
公開されたメインビジュアルでは、まさに「新セバスチャン君臨」ともいうべき姿を披露した古川。今後も続々とキャラクター写真が発表されていく予定とのことなので、今後の動向にも注目してもらいたい。
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ミュージカル『黒執事 –地に燃えるリコリス2015-』は、11月21日(土)~11月29日(日)に赤坂ACTシアターで上演。大阪公演は、11月7日(土)~11月10日(火)に梅田芸術劇場メインホール、宮城公演は、11月14、15日(土・日)に名取市文化会館、福岡公演は12月4日(金)~12月6日(土)にキャナルシティ劇場で上演。
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