蘭寿とむが『宝塚プルミエール』の新ナレーターに!「演じる側と観る側を繋ぐ役割として想いを伝えたい」

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WOWOWライブで放送中の、最新の宝塚情報を視聴者に届ける番組『宝塚プルミエール』。2015年4月25日(土)放送分からは、昨年5月に宝塚歌劇を退団した元花組トップスター・蘭寿とむがナレーターとして出演、年間を通してナレーションを担当する。その初収録の日となる本日、都内のスタジオで収録直後の蘭寿に話を聞いた。

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この日、50分の番組を1時間で収録を終え、“ほぼそのまま録り”という優秀ぶりを発揮した蘭寿。「ナレーションは初めての経験だったが、一緒にやってきた仲間のナレーションができることを嬉しく思い、楽しんでできました」と語った。

今回の放送内容は、今年2月に退団した凰稀かなめとの対談スペシャル、そして退団まであと1か月と迫った星組トップスター・柚希礼音と演出家・謝珠栄とのスペシャル対談企画。蘭寿自身が退団する一か月前の当時、何を思っていたのか?と尋ねると「作品も“サヨナラ公演”として作っていただいているし、仲間、先生、スタッフの想いが伝わる公演ですから、1回1回の公演をとにかく丁寧に、大切に届けようと思っていましたね。今日ナレーションをしていて『こんな気持ちだったなぁ』と当時の自分の想いとオーバーラップしました。(凰稀の)映像を観ても大階段の最後の姿とか、大階段を降りてくる姿とか、『りか(※凰稀の愛称)はこう感じてたんだなぁ』って」と振り返っていた。

蘭寿とむ

退団したからこそわかることがあるという。「(退団直後)宝塚の客席に座ってみて、正面から舞台を観ると、演じる人たちの意気込みや輝きを全部知っているのは自分だけ…という、何とも言えない感覚に包まれました。私しか感じられない感覚。それが嬉しくもあり誇りでもあり。そして時間が経ってくると、今度は初めて観た宝塚のことを思いだすんです。夢見ごごちで、歌を口ずさんで家に帰ってもずっと頭の中をぐるぐる回っていて…宝塚の魅力を感じた瞬間を思いだして、こんな素敵なところで自分は立たせていただいていたんだな、って思うんです」

なお、自分がナレーションしたい演目は、「『オーシャンズ11』かな。エンターテインメントですよね」そして番組で紹介したい作品は、「自分の出演作品で恐縮ですが…」と前置きした上で「『CONGA!!』です!」と即答。本当にこの作品が大好きと語る蘭寿だった。

蘭寿とむ

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年間を通して務めるナレーターの仕事について、「自分なりの目線で語りたい。演じる側と観る側を繋ぐ役割だと思うので、その人たちの想いを伝えたい。退団して宝塚の良さを改めて感じています。こんなにあたたかく魅力的なところはないと。世界に一つしかない女性だけの劇団、その魅力を最大限に伝えていきたい。私も楽しみながら伝えていきたい」と蘭寿が語る、『宝塚プルミエール』は、WOWOWライブにて、以下の日程で放送される。
4月25日(土)17:00 凰稀かなめ 退団スペシャル
5月23日(土)20:00 月組「1789 -バスティーユの恋人たち-」

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