2016年8月5日(金)に開幕したリオ五輪。大会もいよいよ佳境に差し掛かり連日激しいメダル争いが演じられていますが、舞台の上でも、スポーツにおける厳しい戦いを描いた作品が多く存在しています。特に、近年大きなブームとなっている2.5次元舞台ではスポーツを題材にした作品の人気が高く、同ジャンルを牽引する存在となっています。今回は、先日ご紹介した「スポーツ系2.5次元舞台作品まとめ」の後編をお届けします!
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◆舞台『弱虫ペダル』シリーズ
高校生による自転車ロードレースが題材の人気漫画「弱虫ペダル」(秋田書店『週刊少年チャンピオン』連載)を原作として2012年2月に初演。2.5次元舞台としては“テニミュ”に並ぶ大人気シリーズです。本シリーズの最大の特徴は、演出・脚本を手がける西田シャトナーが独自に生み出した表現技法“パズルライドシステム”。自転車のハンドル部分を模した小道具だけで自転車に乗っている状態を再現し、大勢の俳優が舞台上を疾走する姿は観客に強烈なインパクトを残しました。2015年秋のシリーズ第7作で、初演から作品を引っ張ってきたキャストの多くが卒業したものの、前作の舞台『弱虫ペダル』~総北新世代、始動~では次世代を担う新メンバーを加えて上演。いよいよ2016年9月30日(金)には、最新作となる舞台『弱虫ペダル』~箱根学園新世代、始動~が開幕します。
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◆「ダイヤのA」The LIVE シリーズ
原作は、「週刊少年マガジン」(講談社)で現在連載中の野球漫画「ダイヤのA」。日本の夏の代名詞とも言える高校球児たちの熱い戦いを描いた本シリーズは、2015年8月に第1作が上演され、その後2016年3月に第2作を上演、そして8月19日(金)には最新作「ダイヤのA」The LIVE IIIが開幕を迎えました。1年間で3作品というハイペースで公演を重ねていますが、メインキャストの3人をはじめ同じキャストの続投が多く、公演の度に深まりを見せるチームの連携も見どころの一つ。声優としても活躍する浅沼晋太郎が脚本・演出を務めています。
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◆舞台『ホイッスル!BREAK THROUGH-壁をつき破れ-』
1998年から2002年まで「週刊少年ジャンプ」(集英社)にて連載されたサッカー漫画「ホイッスル!」が原作。2016年8月31日(水)に初演を迎える本作は、2.5次元舞台としては初のサッカーを題材にした作品として注目を集めています。9月3日(土)の19:00公演は、日本、香港、台湾の映画館でライブビューイングが行われる事が決定しており、日本国内だけでなく海外からも期待される新作舞台です。広いフィールドと11人対11人という大人数で行われるスポーツを舞台上でどのように再現するのか、開幕が楽しみですね!
(C)寺嶋裕二・講談社:「ダイヤのA」The LIVEⅢ製作委員会