2024年2月から3月にかけて東京、大阪で上演されるミュージカル『伝説のリトルバスケットボール団』。7月に行われたプレビュー公演を経てついに本公演となる本作の、メインビジュアルや見所、インタビューをまとめた予告編映像、キャスト&スタッフコメント、公演スケジュール、チケット情報が一挙公開された。
本作は、学校でいじめられ、居場所がなくなった高校生スヒョンが、学校に現れた幽霊たちとバスケを通じて奮闘し、勇気と自信を取り戻していく韓国発の青春感動ミュージカル。日本ではほぼ無名だった本作を広めるため、7月に1日限りでプレビュー公演を行った。
そんなプレビュー公演を経て、より完成された本作がついに本公演で公開される。本作の見所である笑いあり感動ありのストーリー、生バンドでお届けする美しく心躍る楽曲、舞台上でのキャストの汗や熱量、実物のボールを使って行われるリアルなバスケプレーなどに注目だ。
本公演のメインビジュアルでは、キャストの正面姿をビジュアルとしては初披露。プレビュー公演のビジュアルとは合わせ鏡となる、爽やかな青空をバックに、前向きで明るい印象の表情が見えるビジュアルとなっている。
また、今回の発表に伴い、作曲のファン·イェスル(韓国オリジナルチーム代表)、演出のTETSUHARU、橋本祥平をはじめ出演キャストから、本作への想いや本公演に向けての意気込みコメントも到着した。
ミュージカル『伝説のリトルバスケットボール団』は2024年2月15日(木)から2月25日(日)まで東京・草月ホール、3月2日(土)から3月3日(日)まで大阪・松下IMPホールで上演予定。チケットは、10月13日(金)18:00よりオフィシャル最速先行の受付がスタートする。
コメント
◆ファン·イェスル(韓国オリジナルチーム代表/作曲)
この作品を日本でプレビュー公演を経て、本公演という大変理想的な流れで公演することができ、本当に嬉しいです。 2015年に初めてこの作品を韓国で創り、その間多くの韓国の観客の方々と一緒に泣いて笑ったその思い出が蘇ります。その時間がどんなに大切で、特別だったものかを。
プレビュー公演を拝見し、本公演が行われることを聞き、この話や音楽のメッセージが揺らぐことなく、日本にいらっしゃる観客の方々にもよく伝わっていくであろうと確信しています。
日本で本公演をご覧になる皆様が、「バスケットボールは一人でするのではなく、みんなでするものなんだ。」という劇中のセリフのように、この作品を通じて暖かいぬくもりとエネルギーを共に分かち合える「伝説のリトルバスケット団」のメンバーの一員である、「私たち」になって欲しいと、心より願っております。
◆TETSUHARU(演出)
韓国ミュージカルというと、あまりピンとこない方もいらっしゃると思いますが、この作品は是非触れていただきたい素晴らしい作品です。素敵な楽曲たちとともに6人のキャストが様々な役柄を演じ分けていきます。また、ミュージカルでは重要な要素である音楽は生演奏でお届けいたしますので大きな見所の一つとなっております。バスケットボールを通じ、時を越え、友情や仲間の大切さをテーマに成長して行く青春群像劇。グランドミュージカルとはまた一味違う魅力がギュッと詰まった作品です。ぜひ劇場で体感していただけたら幸いです。
◆橋本祥平(スヒョン役)
プレビュー公演が終わった時は物凄い達成感で、この1日のために皆で1か月稽古を全力でやった成果が実ってくれたと思いました。袖にはけたときに皆さんの顔が笑顔だったので、それが答えだったなと思っています。
この「伝説のリトルバスケットボール団」は韓国で10年間続いているという凄い作品で、そんな作品を日本で演じられることは凄く光栄に感じていますし、観てくださった方の反応を見て、作品の魅力を改めて感じています。
プレビューで全てを注ぎ込んで本当に良い作品に仕上がったので、来年の本公演のハードルを凄くあげてしまったなと今はどきどきしておりますが、プレビュー公演をベースにさらにレベルアップして、皆様のご期待を裏切らないように、しっかり向き合って挑ませていただきたいと思います。ぜひ皆様劇場に足を運んでください。
◆梅津瑞樹(ダイン役)
プレビュー公演を終えた直後は晴れ晴れとした気分で、汗と共に色々なものを出し尽くしました。
でも、やっぱり1日だけなので、やり切ったとは思いつつも、物足りなさやもっと上を目指せたなという思いがあります。だからそういう意味では、本公演を楽しみにしています。
本公演はプレビューと比べ、客席と舞台上の距離も物凄く近くなりますし、僕らも演技のやり方を変えなければいけない。キャパによって映える演技、意味のある演技と意味のない演技っていうのがあるので、そこはプレビューと本公演があることの醍醐味だと思っています。
なおかつ実際のボールを使ってバスケシーンを描くので、お客様には演劇の生ならではの側面がより、この作品は強く体感できて、楽しんでいただけるんじゃないかなと思っています。
◆糸川耀士郎(スンウ役)
プレビュー公演は客席のお客様から、この作品を観た熱気がカーテンコールなどから伝わってきて、お客様にきちんと届いたんだなと思えた素敵な公演になりました。
この作品は、緻密に計算された台本だったり、それを盛り上げる曲だったり、色々なものが詰まっています。本当に良いメンバーが揃って化学反応を起こしているのがこの「伝説のリトルバスケットボール団」だと思うので、是非注目していただけたらと思います。
僕自身今よりもっとバスケが上手くなって、もっと難しいことにチャレンジできたらと思いますし、口コミなどで「すごく面白い演劇がある」と広まるような、本公演をお届けしたいと思っています。
◆吉高志音(ジフン役)
観ていただいたお客様からの反応が空気感でひしひしと伝わって、一体感を感じる経験をプレビュー公演ではさせていただきました。有難いことにお客様から笑いも起きたりして、本番前はどうなんだろうって不安しかなかったのですが、ジフンという役的にもポージングだったり色々考えて演じていたので、それがうまくいったのかなと思います。
本公演では、プレビュー公演よりパワーアップするっていうのはもちろんなんですけれども、公演数も増えますし、開幕までの間、体力づくりにも励んでいきたいと思っています。
更に一体感を強くして、バスケを通してみんなが感じた絆だったり青春のワンシーンだったり、キラキラしたものを皆様にお届けできたらと思います。
◆太田将熙(サンテ役)
プレビュー公演はめちゃくちゃ楽しくて、なによりお客さまのレスポンスが直で返ってくる舞台・ミュージカルの醍醐味みたいなものを凄く味わったそんな1日でした。
本公演でも、疾走感や、淡い青色みたいなところは表現できたらなと思っています。
この作品は切ないシーンもありますが、その時も楽曲の音色は明るいですし、青春を感じながら切なくなるみたいな、「青い春」という所がやっぱり魅力だと思うので、そこを感じていただけたらと思います。
伝説が始まったので、来年まで皆さんの熱を捉えながら、本公演までにこの作品のためにできることをやって、もっともっとレベルアップしたいと皆思っています。良い作品をより届けられるように皆で頑張ります。
◆平野良(ジョンウ役)
お客様と劇場で会えるとやっぱりこちらの感情も上がりますし、プレビュー公演はお客様も凄い前のめりで観て下さっていて、一つ一つのリアクションであったり、物語が進行した後半ですとか、グッと入って頂けているなというのが伝わってきたので、僕らもより感情が膨れ上がって楽しかったです。
本公演を初めて観るよって方も沢山いらっしゃると思います。本公演はプレビュー公演よりももっと表情が見えるし、もっと汗も見えるし、ドリブルする音が直に聞こえるくらいの濃密な空間で行われます。そのため、よりダイレクトに真実がお客様に伝わる公演になると思うので、バスケの腕をもっと上げたりですとか、より一つひとつがシャープにソリットにお客様に届くように精進したいと思っています。
ミュージカル『伝説のリトルバスケットボール団』公演情報
スケジュール
【東京公演】2024年2月15日(木)〜2月25日(日)草月ホール
【大阪公演】2024年3月2日(土)〜3月3日(日)松下IMPホール
スタッフ・キャスト
【作】パク・ヘリム
【作曲】ファン・イェスル
【オリジナル・プロダクション】アンサン文化財団、IM Culture
【演出・振付】TETSUHARU
【日本語上演台本・訳詞】私オム
【キャスト】
スヒョン役:橋本祥平、ダイン役:梅津瑞樹、スンウ役:糸川耀士郎、ジフン役:吉高志音
サンテ役:太田将熙・ジョンウ役:平野良
<バンドメンバー>
キーボードコンダクター:田中葵、ギター:朝田英之、ベース:澤田将弘、ドラム:足立浩
【公演HP】 http://littlebasketball.jp/
【公式Twitter】@_littlebasket
(C)リトルバスケットボール団 製作委員会