ミュージカル『笑う男 The Eternal Love -永遠の愛-』が、2022年2月10日(木)に東京・帝国劇場で開幕しました。本作は、ヴィクトル・ユゴーの小説を原作に、脚本をロバート・ヨハンソン、音楽をフランク・ワイルドホーンが手掛けた作品。日本では2019年に初演され、翻訳・訳詞・演出を上田一豪さん、主演・を浦井健治さんが務めています。
このほか、ウルシュス役として山口祐一郎さん、デア役として真彩希帆さんと熊谷彩春さん(Wキャスト)、ジョシアナ公爵役として大塚千弘さん、デヴィット・ディリー・ムーア卿役として吉野圭吾さん、フェドロ役として石川禅さんが出演しています。
なお、本作は2月3日(木)に開幕予定でしたが、公演関係者に新型コロナウイルス陽性反応が確認されたため、昨日まで公演中止となっていました。東京公演は、2月19日(土)まで、3月11日(金)から3月13日(日)まで大阪・梅田芸術劇場 メインホール、3月18日(金)から3月28日(月)まで福岡・博多座にて公演が行われます。どうぞお見逃しなく!
あらすじ
1689年、イングランド、冬。
“子供買い”の異名を持つコンプラチコの手により、見世物として口を裂かれ、醜悪な笑みを貼り付けられた少年グウィンプレンは、一行の船から放り出され、一人あてもなく雪の中を彷徨う。その最中、凍え死んだ女性が抱える赤ん坊、後のデアを見つけ、道すがら偶然辿り着いた興行師ウルシュス(山口祐一郎)の元へ身を寄せた二人は、彼と生活を共にすることになる。
時はたち青年に成長したグウィンプレン(浦井健治)は、その奇怪な見た目で“笑う男”として話題を呼び、一躍有名人になっていた。盲目であるデア(真彩希帆/熊谷彩春 Wキャスト)と共に生い立ちを演じる興行で人気を博す二人は、いつしか互いを愛し合う関係となる。
そこへ彼らの興行に興味を持ったジョシアナ公爵(大塚千弘)とその婚約者デヴィット・ディリー・ムーア卿(吉野圭吾)が来訪する。醜くも魅惑的なグウィンプレンの姿に心を惹かれたジョシアナは、彼を自身の元へ呼びつけ誘惑する。突然の愛の言葉に動揺するグウィンプレンがウルシュスらの元に戻ると、突然牢獄に連行され、そこで王宮の使用人フェドロ(石川 禅)より衝撃の事実が明かされる―。
本当に醜いのは、刻まれた貧者の笑顔か、それとも富める者の嘲笑か。運命に翻弄される“笑う男”が辿り着く先に待っているものとは――。
ミュージカル『笑う男 The Eternal Love -永遠の愛-』公演情報
上演スケジュール
【東京公演】2022年2月3日(木)~2月19日(土) 帝国劇場
※2月3日~2月9日は中止
【大阪公演】2022年3月11日(金)~3月13日(日) 梅田芸術劇場 メインホール
【福岡公演】2022年3月18日(金)~3月28日(月) 博多座
スタッフ・キャスト
【脚本】ロバート・ヨハンソン
【音楽】フランク・ワイルドホーン
【歌詞】ジャック・マーフィー
【翻訳・訳詞・演出】上田一豪
【出演】
グウィンプレン:浦井健治
デア:真彩希帆、熊谷彩春(Wキャスト)
ジョシアナ公爵:大塚千弘
デヴィット・ディリー・ムーア卿:吉野圭吾
フェドロ:石川禅
ウルシュス:山口祐一郎
港幸樹、上野哲也、宇月颯、清水彩花、内田智子 / 小原和彦、仙名立宗、棚橋麗音、早川一矢、福永悠二、森山大輔、横沢健司、池谷祐子、石田佳名子、島田彩、富田亜希、松浪ゆの、美麗、吉田萌美
(男女別50音順)
リトル・グウィンプレン:土屋飛鳥、ポピエルマレック健太朗、松浦歩夢(トリプルキャスト)