舞台『文豪とアルケミスト 捻クレ者ノ独唱(アリア)』開幕!赤澤遼太郎「積み重ねたすべてが見どころ」

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舞台『文豪とアルケミスト 捻クレ者ノ独唱(アリア)』開幕!赤澤遼太郎「積み重ねたすべてが見どころ」

2022年2月3日(木)に東京・シアター1010にて舞台『文豪とアルケミスト 捻クレ者ノ独唱(アリア)』が開幕した。本作は、DMM GAMESで配信中のゲーム「文豪とアルケミスト」の舞台化第4弾。初日前に行われた公開ゲネプロの模様と、主演・徳田秋声役の赤澤遼太郎らのコメントを紹介する。

「文豪とアルケミスト」は、人々の記憶から文学が奪われる前に、文豪と共に敵である“侵蝕者”から文学書を守りぬくことを目指すDMM GAMESで配信中で、今年11月には5周年を迎える文豪転生シミュレーションゲーム。文劇と呼ばれる舞台シリーズは、2019年にスタートし、これまでに「余計者ノ挽歌(エレジー)」「異端者ノ円舞(ワルツ)」「綴リ人ノ輪唱(カノン)」を上演してきた。

第4弾には、徳田秋声役の赤澤のほか、尾崎紅葉役として玉城裕規、泉鏡花役として山﨑晶吾、川端康成役として正木郁、里見弴役として澤邊寧央がシリーズ初登場。さらに、太宰治役の平野良、佐藤春夫役の小南光司、国木田独歩の斉藤秀翼も出演する。

スタッフは、前作に続き脚本をなるせゆうせい、演出を吉谷晃太朗、世界観監修をイシイジロウが担当。劇中BGMはノイジークロークの坂本英城が手掛けるゲーム楽曲が使用されている。

物語は、徳田秋声(赤澤)、泉鏡花(山﨑)、尾崎紅葉(玉城)と太宰治(平野)らが再びアルケミストによって転生されたところから始まる。尾崎一門が再会を喜ぶのもつかの間、侵蝕者に尾崎紅葉の「金色夜叉」が狙われた。消えゆく未完の傑作を救おうと、潜書する秋声たち。その耳に「尾崎紅葉は殺されたんだ・・・」という不穏な声が聞こえてくる。この真相を追求しようとする秋声の一言で、文豪たちの間に亀裂が生じてしまう・・・。

さらに、生前不仲で有名な太宰治と川端康成(正木)も衝撃の初対面を果たす。芥川賞を巡って往生際の悪さ全開の太宰と、寡黙な川端の噛み合わない掛け合いも必見だ。文劇の中で少しずつ明らかになっていく、侵蝕者たちの正体。文豪も一人の人間であり、綴られた言葉には書き手の感情が今なお眠っている。

文豪たちが侵蝕者と繰り広げる迫力のアクションシーン、図書館で一息つくシーンなど、再び生身の存在となった文豪たちの一筋縄ではいかない人間模様と、捻くれ者が見たあるがままを、よりパワーアップした“文劇”として描いている。

舞台『文豪とアルケミスト 捻クレ者ノ独唱(アリア)』は、2月3日(木)から2月13日(日)まで東京・シアター1010、2月18日(金)から2月20日(日)まで大阪・森ノ宮ピロティホールにて上演。上演時間は約2時間(休憩なし)を予定。

(取材・文・撮影/エンタステージ編集部 1号)

なお、東京・大阪千秋楽を含む5公演でライブ配信の実施が決定。ディレイ配信付きで視聴チケット価格3,700円(税込)。さらに、Blu-ray&DVDが8月3日(水)に発売されることも決定した。

<ライブ配信対象公演>
2月5日(土)13:00/18:00
2月13日(日)13:00(東京千秋楽)
2月20日(日)12:00/16:30(大阪大千秋楽)
※ディレイ配信あり

目次

コメント紹介

◆赤澤遼太郎(徳田秋声役)
コロナ禍においてまだまだ予断を許さない状況の中、スタッフさんの様々なケアやサポートのおかげでこうして今日を迎えることができました。
お芝居としても主演である自分が一番徳田秋声になれていなくて、たくさん心配をさせてしまったように思います。
でも今は自信を持っています。カンパニーが一丸となって迎えることができた初日。
日々の稽古で積み重ねた一場一場全てが見どころです!ご来場いただけるお客様、そして配信で見ていただけるお客様皆様の前でお芝居をできる喜びを噛み締めて千秋楽まで走り抜けたいと思います!

◆平野良(太宰治役)
シーズン2とも言える今作、今までの世界観に新たな風を吹かせるキャスト陣に注目です。
稽古はあっという間で、今回もキャストスタッフみんなでああでもない、こうでもないって試行錯誤で臨みました。
新章なのでどう受け止めてもらえるか不安がないと言ったら嘘になりますが、みんなで作り上げた絆なのでぶつかるのみです。太宰が軸じゃない立場でどう立ち回るのか、バトンを上手く引き継げるのかぜひ注目していただけたらと思います。そして遼太郎演じる秋声の軌跡を刮目せよ‼

◆玉城裕規(尾崎紅葉役)
稽古を終えた時は不思議と本番のイメージが湧かなかったのですが、小屋入りして一気に来ました。
積み重ねて来たモノを大事に、今作でより歩みを進められるようにしたいです。
また、個人的に初めての武器なので、自身の武器をどう活かすかと、師匠で在ることという部分にこだわりました。
太宰のシーンも全て見どころだと思います(笑)!
僕は今回からの参戦になるのですが、その瞬間とその時を自身の尾崎紅葉として大切に在りたいと思います。
皆様の日々の活力になるよう光を目指し挑みます。引き続き応援して頂けたら幸いです。

◆山﨑晶吾(泉鏡花役)
ご来場ありがとうございます。2022年が始まり、年明け1つ目の作品でいいスタートになったなと思っています。
キャスト、スタッフ一丸となって限られた時間の中で何度も話し合い訂正し、新しい舞台『文豪とアルケミスト』を丁寧に作り上げてきました。沢山のこだわりが詰まった作品になってます。
この作品を通じて信じる事の凄さを感じました。今の時代だと情報が多く凄く難しい事になってると思います。
この作品を見て下さった方々に何かしらの感情を持って帰ってもらえる様に精一杯役と作品に向き合います。
最後まで応援よろしくお願いします。

◆小南光司(佐藤春夫役)
佐藤春夫をやらせて頂きます、小南光司です。
約3年ぶりに文劇に参加できるということでとても楽しみにしていました。
稽古を終えて、本番が始まるわけですが毎日新しい発見をしたり、新鮮な気持ちで全公演楽しみます!
大変な時期ではあるけれど、わざわざ足を運んで、時間を作って観に来て下さった方々に、「観劇してよかった」と心から思って貰えるように最後まで精一杯生きたいと思います。

◆斉藤秀翼(国木田独歩役)
無事に開幕を迎えられることを心から嬉しく思います。
稽古では誰がどの段階でどう思って居るのか等、細かい部分まで絞り出して整理し、キャストや演出の吉谷さんとディスカッションをしながら作りました。前回出演時に比べ、台詞、殺陣共にボリュームが増していて、解説、推理をしながらも物語の中でどう立ち回って何を大切にしているのか、見てもらえたらと思います。
また、この作品と共に時間を過ごすことを選んでいただき本当にありがとうございます。
文劇を通じて、お客様と共に素敵な時間を過ごせたらと思います。

舞台『文豪とアルケミスト 捻クレ者ノ独唱(アリア)』公演情報

上演スケジュール

【東京公演】2022年2月3日(木)~2月13日(日) シアター1010
【大阪公演】2022年2月18日(金)~2月20日(日) 森ノ宮ピロティホール

【出演】
徳田秋声:赤澤遼太郎
泉鏡花:山﨑晶吾
佐藤春夫:小南光司
国木田独歩:斉藤秀翼
川端康成:正木郁
里見弴:澤邊寧央/
尾崎紅葉:玉城裕規/
太宰治:平野良

仲田祥司、町田尚規、多田滉、山口渓、田中慶、田ノ中亮資、平澤佑樹、安久真修

【原作】「文豪とアルケミスト」(DMM GAMES)
【監修】DMM GAMES
【世界観監修】イシイジロウ
【脚本】なるせゆうせい(オフィスインベーダー)
【演出】吉谷晃太朗
【音楽】坂本英城(ノイジークローク)・tak

Blu-ray&DVD

【発売日】2022年8月3日(水)
【商品価格】Blu-ray:10,450円(税込)/DVD:9,350円(税込)
【収録内容】
本編(収録時間未定)/メイキング/キャスト座談会/オープニング全景映像/東京・大阪千穐楽カーテンコール
【封入特典】ブックレット
【初回限定特典】オリジナルステッカー
【特設サイト特典】
主題歌「継木(つぎき)」CD
予約URL:https://bungeki4.com/
予約期間:2022年2月3日(木)12:00~2月28日(月)23:59

【公式サイト】http://bunal-butai.com/
【公式Twitter】@bunal_butai

(C) 2016 EXNOA LLC / 舞台「文豪とアルケミスト」製作委員会

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この記事を書いた人

ひょんなことから演劇にハマり、いろんな方の芝居・演出を見たくてただだた客席に座り続けて〇年。年間250本ペースで観劇を続けていた結果、気がついたら「エンタステージ」に拾われていた成り上がり系編集部員です。舞台を作るすべての方にリスペクトを持って、いつまでも究極の観客であり続けたい。

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