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ハイツブリが飛ぶのを (2017年)

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ハイツブリが飛ぶのを

終焉を迎えようとしている人たちを、愛と文化で包む物語

ハイツブリが越冬のために渡ってくる丘で、整然と建ち並ぶ仮設住宅。ようやく落ち着いてきた仮設住宅の暮らしが、今度はあの山の噴火によって壊されることになるなんて誰も想像していなかった。噴石や火山灰によって、ほとんどの人間がここを離れた。降灰で白く霞んだこの地で一人、女が待っている。彼女は、被害の小さかった建家に移動して、みんなが残していった備蓄を掻き集めて暮らしている。やることは何もない。食糧も燃料も、次の冬を越すには少な過ぎる。せめてもと、噴火の被害に遭った八人の遺体をポリバケツに入れ、屈葬のようして土に埋めた。読経の代わりに思い出の歌をうたおうとしたが、思い出せない。いろいろなことが思い出せない。そこに忽然と現れた絵描きは、彼女を退屈から救った。絵描きは、いくつもの被災地を巡り、遺族から故人の思い出を聞き出して、犠牲者たちの“見当似顔絵”を描きながら旅をしている。女は、この男に自分の絵を描いてもらいたいと思った。

ハイツブリが飛ぶのを 詳細情報

公演
劇場
  • こまばアゴラ劇場
  • ウイングフィールド
キャスト
スタッフ

『ハイツブリが飛ぶのを』公式ホームページ

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