2020年5月から7月にかけて、M＆Oplaysプロデュース『リムジン』の上演が決定した。本作は「鎌塚氏シリーズ」や『ライクドロシー』『虹とマーブル』『磁場』などを生み出してきた倉持裕の新作舞台。主演には向井理、ヒロイン役には約5年ぶりの舞台出演となる水川あさみに決定した。
倉持が新たに描くのは、主人公の男が自己保身のためについた一つの嘘が、次の嘘を呼び、逃げ場のないところまで追い詰められていく恐怖を描くサスペンス悲喜劇。向井演じる大きなチャンスを掴みかけた男と水川演じるその妻が、取り返しのつかない事態に陥っていく様を、ブラックな笑いを交えて描く。
共演には、小松和重、青木さやか、宍戸美和公、田村健太郎、田口トモロヲが名を連ねた。
【あらすじ】
小さな田舎町で、親から受け継いだ小さな工場を営む主人公の男（向井）。彼は町の実力者に気に入られ、自分の後継者にと推薦されていた。その地位につけば、名誉と、特別な待遇が与えられる。妻（水川）と共に喜ぶ男。しかし、喜びも束の間、彼は誤って、昇進に尽力してくれた恩人に怪我を負わせてしまう。「一言謝れば済む話よ」と、ためらう夫に妻は言うが、掴みかけた未来が遠のくことに耐え切れずついた嘘が次の嘘を呼び、夫婦は取り返しのつかない事態を招いてしまう。重ねた罪に比べて実入りの少ない、あまりに非効率な夫婦の悲喜劇――。
M＆Oplaysプロデュース『リムジン』は、以下の日程で上演される。東京公演のチケットは、3月21日（土）より一般発売開始。
【東京公演】5月23日（土）～6月14日（日） 本多劇場
【富山公演】6月16日（火） 富山県民会館ホール
【大阪公演】6月18日（木）・6月19日（金） 梅田芸術劇場 シアター・ドラマシティ
【名古屋公演】6月20日（土）・6月21日（日） 東海市芸術劇場大ホール
【島根公演】6月23日（火） 島根県民会館 大ホール
【広島公演】6月25日（木）JMS アステールプラザ 大ホール
【福岡公演】6月27日（土）・6月28日（日） ももちパレス・大ホール
【愛媛公演】6月30日（火） 松山市民会館 大ホール
【仙台公演】7月3日（金） 電力ホール
【新潟公演】7月5日（日） りゅーとぴあ新潟市民芸術文化会館・劇場
【M&Oplays公式サイト】http://www.morisk.com/
