2017年10月19日(木)より東京・天王洲 銀河劇場にて舞台『弱虫ペダル』新インターハイ篇~ヒートアップ~が開幕した。本作は、大人気自転車ロードレース漫画「弱虫ペダル」(渡辺航/秋田書店「週刊少年チャンピオン」連載)を原作とし、西田シャトナーの演出と俳優陣の熱演で、2012年から続く人気舞台作品。その初日前には公開ゲネプロと囲み会見が行われ、醍醐虎汰朗(小野田坂道役)、和田雅成(今泉俊輔役)、百瀬朔(鳴子章吉役)、河原田巧也(泉田塔一郎役)、富永勇也(葦木場拓斗役)、林野健志(御堂筋翔役)が登壇した。
灼熱のインターハイ開幕から総北高校と箱根学園とのスプリントバトルが繰り広げられた前作。今回は続く山岳ステージからインターハイ1日目のゴールまでが描かれる。囲み取材では、まず醍醐が「今回は前作と違って、最初からレースシーンということで、舞台『弱虫ペダル』ならではの熱量やバイブレーションを、より多く伝えられることができると思います」と見どころを交えて挨拶。
醍醐の言葉どおり、開演直後から繰り広げられる激しいレースシーンに、問答無用でヒートアップ!序盤から集団に抑えられ最後尾に沈んだ坂道に代わり、“凡人”手嶋純太(鯨井康介)が山頂赤ゼッケン争奪戦に加わる。手嶋は箱根学園が送り出した“天才”クライマー・真波山岳(谷水力)へと勝負を挑むが、勝負の行方は一体どうなるのか!? IH初日ゴールの争奪戦では、総北高校と箱根学園の両チームに、京都伏見高校も襲いかかり、ヒートアップするインターハイ1日目の戦いを制するのはどのチームなのか目が離せない。
ライバル校・箱学の新キャプテンとなった河原田は「シャトナーさんも、キャプテンがチームを引っ張っていくということを大事にされている方なので、責任を持ってやらせていただきました。素晴らしいチームを作れたと思いますし、素晴らしい総北、素晴らしい京伏、素晴らしいパズルライダー、それぞれの思いがぶつかって、また盛り上がっていくと思います」と、今作で9度目のペダステ出演ということもあり、落ち着いた様子で箱学キャプテンとしての視点だけでなく、カンパニー全体についてもコメント。
前作からの出演となる和田は「今回は“ヒートアップ”というタイトルをいただいたので、そのタイトルに負けないぐらい僕たちもしっかりヒートアップしていきます!」とタイトルにかけて意気込み、同じく前作からの出演となる百瀬は「僕は最後まで走り抜けるというバトンをいただく側なので、その気持ちを全部つないで、ヒートアップしていけたらと思います」と思いを明かした。共にヒートアップという言葉を胸に抱く2人。両者が演じる今泉と鳴子が、張り合いながらもコンビを組んで挑む後半のレースシーンは、ヒートアップと言うにふさわしい熱い展開が待ち受けている。
本作から加わった新キャストも魅力たっぷり。特に、富永が演じる葦木場と、蒼木陣が演じる黒田雪成の二人には、終盤、今泉と鳴子と繰り広げるレースバトルという大きな見どころが待っている。富永は、新キャストとして「今回からペダステに参加させていただきますが、稽古で1ヶ月間やってきたことを、すべてぶつけたいと思います」と緊張した面持ちながらも力強く語った。
さらに新キャストだけでなく、2016年3月に上演された『~総北新世代、始動~』より鏑木一差役として椎名鯛造がカムバックする。新旧交えた充実のキャスト陣について、河原田は「新しいメンバーだけでなく、2作目となるメンバーがすごく頼もしいメンバーとして戻ってきています」と自信をのぞかせた。
7月にフランス・パリで開催された「JAPAN EXPO」に参加し、その熱を帯びたステージングでフランスの人々をも熱狂させたキャストたち。林野は「海外の方から、舞台『弱虫ペダル』がもっと日本を代表する作品になってもいいんじゃないかという評価をいただいたので、それを日本のお客様に、この舞台で返したいと思います」と振り返えった。
また、今回の京伏には、御堂筋だけでなく、メンバーそれぞれの活躍も描かれている。特に山口紀之役には、長年ペダステを支えてきた一ノ瀬悠がパズルライダー監督と兼任して演じる。総北との戦いの中で、山口から語られる御堂筋とのエピソードは必見だ。そんな支え合う仲間たちについて、林野は「一緒にやってきた仲間が要所でサポートにも回ってくれたりするので、心強いです」と胸の内を明かした。
最後に、醍醐は「前回は初舞台、初主演と初がつくことばかりでしたが、今回は初めてじゃないので、もっと成長した小野田坂道というキャラクターを皆様に見せられると思います」と宣言し、会見を締めくくった。
舞台『弱虫ペダル』新インターハイ篇~ヒートアップ~は、10月23日(月)まで東京・天王洲 銀河劇場にて、10月26日(木)から10月29日(日)まで大阪・大阪メルパルクホールにて上演。
なお、本公演の模様が映像配信サービス「GYAO!」の特設ページ「ニゴステ(2.5次元ステージ)」にて配信される。また本公演のBlu-ray&DVDが2018年2月7日(水)に発売されることも決定した。それぞれの詳細は、以下のとおり。
◆舞台『弱虫ペダル』新インターハイ篇~ヒートアップ~配信概要
【配信日時】
生配信:10月29日(日)17:00配信開始
アンコール配信:11月2日(木)午後~11月6日(月)23:59
※生配信購入者は追加料金なしでアンコール配信が視聴可能
【販売期間】2017年10月29日(日)17:30まで
【視聴料金】2,500円(税込)
※GYAO!ストアでの購入
【特設サイト】https://gyao.yahoo.co.jp/special/25stage/
◆舞台『弱虫ペダル』新インターハイ篇~ヒートアップ~
【発売日】2018年2月7日(水)
【価格】Blu-ray:9,800円+税、DVD:8,800円+税
【封入特典】ブックレット
【特典映像】バックステージ映像(稽古場、舞台裏)、千秋楽カーテンコール、など
(C)渡辺航(週刊少年チャンピオン)/弱虫ペダル04製作委員会
(C)渡辺航(週刊少年チャンピオン)/マーベラス、東宝、トムス・エンタテインメント