2016年4月22日(金)より東京・グローブ座にて濱田崇裕(ジャニーズWEST)主演『
歌喜劇/市場三郎~温泉宿の恋』が開幕した。本作は、脚本を福田転球が手がけ、鼻歌気分のアカペラ歌謡でお届けするシュールでカラッと明るい人情喜劇。初日前にフォトコールと囲み取材が行われ、濱田のほか、入山法子、演出の河原雅彦が登壇し、意気込みを語った。
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これが単独では初めての初座長となる濱田は、「緊張してます。(ジャニーズWESTの)メンバーからもかなりいじられてまして・・・。座長!って言われると、ついおごっちゃいました(笑)。でも、カンパニーに対しては座長らしいことは・・・これから。何よりも一生懸命演じることが座長の役目かなと」と心境を口にした。
入山は、今回のカンパニーについて「このまんまのあったかい雰囲気。でも、(濱田の)人柄によって、みんなの結束力が強まった感じがすごくありますね」と評した。
今回の舞台は、“歌喜劇”となっている。報道陣から「歌喜劇とはどういうものか?」と問われると、濱田は「なんて言ったらいいんでしょう・・・お芝居の中に歌が、しかもアカペラで入ってくるんですけど・・・」と、緊張からしどろもどろ。すると、河原から「こういう時、甘やかしちゃいけない。初座長なんだから、しっかり自分の言葉で言いなさい」とピシャリと愛の鞭が!その言葉で、背筋を伸ばした濱田は「歌劇と喜劇を一緒にしています。僕も稽古をしながら、観たことないなって思いました。やったこともないし、観たこともないから、すごく新しいものだと思います」と自分の言葉で汗をかきかき説明。
ちなみに、“歌喜劇”とは脚本を手がける福田が自身のユニットでも使っている表現で、演者と観客の持てる想像力を使って魅せる物語。そこにまるで温泉に浸かっている時にふと口ずさむ鼻歌のような心地よいアカペラのメロディが加わる、一風変わったお芝居のこと。劇中でもきっちり(?)説明してくれるので、ご心配なく。
アカペラということで、かなり稽古を重ねてきたそうで、「今回、歌を生業にしていない役者さんがほとんどなんですけど。ものすごい稽古をして。僕もミュージカルを何本かやってますが、こんなにやるかっていうくらい。そしたら・・・ハモれました(笑)」と河原。
入山も、「最初、すごく戸惑ったんですけど、今は楽屋裏がもうすごいです。誰かが歌いだしたら、みんな大合唱が始まります」と、一同“歌喜劇”の魅力にはまっている様子を明かした。劇中では、某名作ミュージカルをパロディにしたシーンも!
また、濱田が所属するジャニーズWESTは、4月23日(土)でCDデビュー2周年を迎える。舞台への意気込みと合わせ、「この舞台を通じてでっかくなりたいですね。(メンバーの)みんなも『いってらっしゃい』と送り出してくれたので。初座長ということですごく緊張しておりますが、どれだけ緊張せずにやれるかで、この舞台は決まってくるかなと思います。出演者の皆さん、スタッフの皆さんと力を合わせてがんばっていきたいと思います」と、改めて気合を入れていた。
このほかの出演は、大堀こういち、玉置孝匡、高木稟、前田悟、山岸門人、まりゑ、シューレスジョー、松之木天辺。
物語の舞台となるのは、主人公・市場三郎(濱田)をはじめとする三田運送興業の一行が慰安旅行で訪れた温泉街。宴会や露天風呂付きの温泉、バイキングの朝食に神社仏閣や道の駅を訪ねる観光・・・。ときに“社員旅行あるある”を交えながら、ハートウォーミングな物語が繰り広げられる。温泉で上半身裸になるシーンでは、定評のある濱田の見事ななで肩にも注目だ。
『歌喜劇/市場三郎~温泉宿の恋』は、2016年4月22日(金)から5月8日(日)まで東京・グローブ座にて上演。