澄輝さやと・汐月しゅうにインタビュー!舞台『刀剣乱舞』禺伝 矛盾源氏物語で深まった仲

当ページには広告が含まれています
澄輝さやと・汐月しゅうにインタビュー!舞台『刀剣乱舞』禺伝 矛盾源氏物語で深まった仲

舞台『刀剣乱舞』禺伝 矛盾源氏物語が、東京公演を終え、2023年2月16日(木)より大阪・オリックス劇場にて大阪公演をスタートさせる。本作は七海ひろき演じる歌仙兼定をはじめ、6振りの刀剣男士が出陣している。

本インタビューでは東京公演前に姫鶴一文字役の澄輝さやとと、南泉一文字役の汐月しゅうに、作品への想いなどを聞いた。

DMM TVで大千秋楽のライブ配信あり!

舞台『刀剣乱舞』禺伝 矛盾源氏物語開幕!七海ひろき「噛むほどに味の出てくる内容です」

<視聴購入はこちら>
2月19日(日)12:30公演(全景)
2月19日(日)18:00公演(切替・特典映像付)
2公演セット(特典映像付)

――「禺伝」ついに開幕しますね(※インタビューは開幕前に行われました)。

汐月:作品は、お客さんに入っていただいて初めて完成するものだと思うので。まだまだ完成に向けてがんばらなければいけないところはあるのですが、個人的には早く皆さんに観ていただきたいです!

澄輝:私は正直、ドキドキソワソワです(笑)。衣裳付通し稽古で、実際に袖を通した時に、お衣裳の力をものすごく感じたんです。本番に入っても、今まで積み重ねてきたベースをもとに、さらに上を目指せるのではと思っています。

――ちなみに、ご出演が決まる前から、お二人は「刀剣乱舞」というコンテンツをご存知でしたか?

汐月:もちろん知ってましたよ!実は私、結構ゲームが好きで、周りには原案ゲームをプレイしている人もたくさんいますし。知り合いの声優さんが参加してらっしゃるご縁でアニメも見ました。舞台をはじめとしたメディアミックス展開も多く、パワーのあるコンテンツというイメージでした。

澄輝:私は、刀ステが大好きな知り合いが近くにいまして、「すごくおもしろいんだよ」という評判を聞いていました。「刀剣乱舞」は原案ゲームもそうですが、舞台でも熱いコンテンツだと・・・。

汐月:今ですね~、アキちゃん(澄輝さんの愛称)は涼しい顔して語ってますけど、めちゃくちゃ「刀剣乱舞ONLINE」、やり込んでいますからね(笑)。

――え!?そうなんですね!

汐月:普段本当に余計なことを一切しゃべらない大人しい方なので、皆さんにはあまり知られていないかもしれないですが、ハマるとすごいんですよ。本当にすごい!

澄輝:あの・・・刀ステの「綺伝」(2022年の舞台『刀剣乱舞』綺伝 いくさ世の徒花)を観劇させていただいて、その日に始めたのですが・・・、なんかハマってしまって・・・。

汐月:(静かに語り出す澄輝さんにニコニコと見ている汐月さん)

澄輝:私の中では、普通に楽しくゲームをしていただけだと思っていたんですが、お稽古場で皆さんとゲームの話になった時に、カイさん(七海ひろきさんの愛称)から「え?!アキちゃんの審神者(さにわ)レベルすごいんだけど?!やり込みがすごすぎる!」と驚かれてしまって。

汐月:少なくともこの座組でアキちゃんが一番だと思うよ。イベントとかにも詳しくて、「次に○○来ますよ」とか教えてくれるんです(笑)。

澄輝:アニメも映画館で見たりもしています・・・!しゅうさんとも「刀剣乱舞ONLINE」の話をよくするのですが、本当にゲームを楽しませてもらってます(照れまくる澄輝さん)。

――そんな審神者のお二人が、刀剣男士を演じることになった時は驚きましたか?

澄輝:はい。「シルバーのロングヘアキャラがきたか!」と思いました。自分の中で、シルバーヘアのキャラクターを演じるイメージがなかったもので。ビジュアルだけでなく、姫鶴一文字のけだるそうで、ちょっとおっとりしているキャラクターも、今まで挑戦したことがなかったので楽しみでした。

汐月:私は役をいただいたと同時に共演者の皆さんを知ったので、「スターさん揃い・・・!」と驚きましたね。「私以外の人、みんなスターさんじゃないかっ!」って(笑)。畏れ多い気持ちもありつつ、座組を円滑に進められるような立場になれたらいいなと思いました。栗羊羹で例えるなら、皆さんが栗で、私が羊羹みたいな(笑)。

澄輝:なんで栗羊羹・・・(笑)?

――(笑)。刀ステの新しいチャレンジという驚きもありましたしね。

汐月:今作がチャレンジに満ちた作品だということはもちろん意識しているんですけど、私はいつも、どの仕事もシンプルに考えるようにしているんです。どんな作品でも俳優の一人として出来ることは、作品と自分の役に向き合い、真面目にコツコツと芝居をすることだけですから。「人気作だから」とか、「新しい試みの作品だから」といったことに気を取られずに、一つの舞台・お仕事として集中して取り組みたいと思いました。

澄輝:プレッシャーに感じることはあったりしますが、今、しゅうさんがおっしゃった通り、私ができることは作品に向き合い役を深めることであり、それが一番大切なんですよね。それをお客様に観ていただき、どう感じてもらえるかだと思っています。

――お稽古場は、どんな感じでしたか?

汐月:最初は、探り探りな雰囲気はありましたよ(笑)皆さん、それぞれに稽古場でのスタンスとかありますしね。

澄輝:私は、あの・・・人見知りなので・・・。

汐月:うん、知ってる(笑)。

澄輝:でも、逆に今回は刀剣男士を演じる出演者の皆さんが宝塚歌劇団という“同じところにいた”安心感はありました。一緒の舞台に立ったことがある、とかではないんですけどね。いつもよりは人見知りを発動しなかったです。

汐月:そうだったんだ!

澄輝:いつもよりは、ね。それはやっぱりしゅうさんがいてくださったからですよ。

――お二人は、宝塚音楽学校の1期違いだったかと思いますが、以前からこんなに仲が良かったのですか?

汐月:確かに、宝塚音楽学校で1年間は一緒にいたけど、宝塚で各組に分かれてからは挨拶くらいしかしたことなかったよね。

澄輝:そうですね。宝塚って、組が分かれると本当に関わりがないんです。音楽学校時代も、そんなに話したことはなかったです。

汐月:音楽学校では、成績が優秀な方がいろんな委員とかを任される傾向がありまして。アキちゃんは優秀だったから、いろいろな委員に抜擢されていて、“真面目そうな子だな”と思ったことは覚えてます。

――この取材中の雰囲気で、以前から仲良しだったのかと思っていました。

汐月:私・・・「自分が甘えられる人」を見つけ出す天才なんですよね!

澄輝:えっ、どういうこと(笑)?

汐月:この刀ステの現場でアキちゃんと会って、「アキちゃんは甘えられる人だ!」と思ったので、一気に距離を詰めました(笑)。

澄輝:こっちは全然そんな思いに気がつかなかったです(笑)。

汐月:ふふふ(笑)。

澄輝:でも、しゅうさんがそうやってフランクに接してくださったので、稽古場でもリラックスして挑むことができました。本当にしゅうさんはありがたい存在です。

汐月:そう思われているなら良かった!(微笑み合う汐月さんと澄輝さん)

舞台『刀剣乱舞』禺伝 矛盾源氏物語開幕!七海ひろき「噛むほどに味の出てくる内容です」

――お二人は姫鶴一文字と南泉一文字、同じ福岡一文字派ですが、作中の描かれ方(関係性)も近いのでしょうか。

汐月:今作には、姫鶴一文字と南泉一文字以外にも、綾 凰華さん演じる一文字宗則と麻央侑希さん演じる山鳥毛、福岡一文字派が4振り登場します。脚本・演出の末満(健一)さんには、その中で姫鶴一文字と南泉一文字は「自由班」だと言われました。自由行動ができる2振りだと。

澄輝:一緒に行動する場面も多いですしね。

汐月:歌仙兼定を加えて3振りで行動するシーンがあるのですが、そこは私たちの中でも特にお気に入りポイントなので、ぜひ注目してください!6振りが揃っている場面も迫力がありますし、そのチームワークも見ていただきたいのですが、刀剣男士たちが分散した時にどう行動するかも、個性が見えて楽しいと思います。

――末満さんの演出を受けられてみての、印象は?

澄輝:末満さんは、ご自身がお手本となってお芝居をしてくださるので、それがすごく分かりやすくて「なるほど!」と勉強になりました。末満さんのコメディータッチな演技とか、めちゃくちゃ面白いんですよ。

汐月:末満さんは、特に南泉一文字を張り切って演じて見せてくださっていた気がする(笑)。

澄輝:楽しそうだったよね。南泉一文字のこと、好きなんだろうな~って思いました。

汐月:あとは、役者の一人の力に頼るというよりも、全体的な流れの中で「この場面はこのニュアンスでいてほしい」といった演出のオーダーを多くいただいたと思います。

澄輝:末満さんは脚本も書かれているから、ご自身の中できっと絵として場面が見えていらっしゃるんですよね。

汐月:最初は、末満さんが思い描いている情景に対して手探りだったのですが、稽古が進むにつれて、私たちにもその絵が見えてきた気がします。

舞台『刀剣乱舞』禺伝 矛盾源氏物語開幕!七海ひろき「噛むほどに味の出てくる内容です」

――刀ステと言えば、今作では殺陣も多いのですか。

汐月:私も殺陣が多い舞台になるぞ、と覚悟していたんですが・・・意外に多くない、かも?アキちゃんのほうが多いよね。

澄輝:そうかもしれないですね。

汐月:殺陣といえば、彩凪 翔さんが演じる大倶利伽羅がいますから。大倶利伽羅は慣れ合わない寡黙なキャラクターということもあって、ずっと刀を振ってる!

澄輝:登場したら殺陣して、また登場したら殺陣、みたいな感じですよね(笑)。

汐月:南泉一文字は殺陣よりも、走り回っている方が多いかもしれないです。

澄輝:どのキャラクターの殺陣も、その刀剣男士のイメージに合った殺陣を作っていただきました。殺陣にも個性があるのだなと、今回つけていただいて知りましたね。

汐月:原案ゲームの中で立ち絵一つが動くだけのところを、このキャラクターだったらどう攻撃するのか、避けるのか。すべてを加味した表現になっていてすごいので、ぜひ細かいところまで観て楽しんでいただきたいです。

――豪華絢爛な新しい刀ステ、楽しみにしております。

澄輝:私自身がとにかく「刀剣乱舞」の世界が大好きなので、その大好きなコンテンツに参加できるありがたさをひしひしと感じております。刀ステを愛する皆さんは、どういう感じになるのか不安に思われているところもあると思います。そのお気持ちとしっかり向き合うためにも、とにかく“自分がしっかりと役と向き合っていく”ことが最も重要になってくると思いますので、1公演1公演を大切に姫鶴一文字として舞台に立ち、がんばりたいと思います。どうぞ、あたたかい目で見届けていただけましたら幸いです。

汐月:私、この仕事の好きなところって、出演をきっかけに「知らなかった世界にいっぱい触れることができる」ところだなと思うんです。「刀剣乱舞」の世界も、コンテンツが好きなだけでなく、派生して実際の刀剣を好きになる方もいらっしゃる、本当に奥が深い世界です。本作に出演することで、それぞれの世界を愛する方々の熱量を知ることが出来て、私自身も楽しんでおります。劇場にお越しになる皆さん、寒い日が続きますので健康に気をつけて楽しみに足をお運びください。配信もございます!刀ステを愛する方々、初めて刀ステに触れる皆さん、たくさんの方に観て、楽しんでいただけるように精一杯がんばりたいと思います。

(文/一本柳歌織、取材・撮影/エンタステージ編集部 1号、舞台写真/オフィシャル提供)

<ライブ配信の視聴はこちら>

   2/19 12:30(全景)   

2/19 18:00(切替・特典映像付)

2/19 2公演セット(特典映像付)

目次

舞台『刀剣乱舞』禺伝 矛盾源氏物語 公演情報

上演スケジュール

【東京公演】2023年2月4日(土)~2月12日(日) TOKYO DOME CITY HALL
【大阪公演】2023年2月16日(木)~2月19日(日) オリックス劇場

スタッフ・キャスト

【原案】「刀剣乱舞ONLINE」より(DMM GAMES/NITRO PLUS)
【脚本・演出】末満健一
【アクション監督】栗田政明
【音楽】manzo/伊真吾/KYOHEI
【振付】Seishiro

【出演】
歌仙兼定:七海ひろき 大倶利伽羅:彩凪 翔 一文字則宗:綾 凰華
山鳥毛:麻央侑希 姫鶴一文字:澄輝さやと 南泉一文字:汐月しゅう

藤壺女御:皆本麻帆 六条御息所:梅田彩佳 葵上:橘二葉
空蝉:井上怜愛 末摘花:永田紗茅 若紫(Wキャスト):山城沙羅、岡田六花

小少将の君:兵頭祐香

光源氏:瀬戸かずや

<アンサンブル>
池田実桜、磯 優貴乃、大森ほのか、倉知あゆか、櫻原智美、高橋孝衣、手塚早愛、中畑眸、兵頭 茜、廣瀬水美、本間汐莉、本吉南美

ライブビューイング

【日時】2023年2月19日(日)18:00~開演
【劇場】全国劇場71館
【シアターリスト】https://theater-ods.toho.co.jp/toukenranbu_lv202302/
【料金】3,800円(税込)
※1人4枚まで
※劇場販売はファンサイト会員限定プレリザーブ、ぴあプレリザーブで満席になった場合がなし
【インターネット】2月17日(金)00:00以降~
【劇場窓口】2月17日(金)劇場OPEN時より
※インターネットチケット販売で満席になった場合窓口販売なし
※インターネットチケット販売を行っていない劇場は窓口販売のみ
※発売時刻は劇場により異なる

ライブ配信概要

配信公演

2023年2月4日(土)12:30公演(全景)
2023年2月4日(土)18:00公演(スイッチング)
2023年2月19日(日)12:30公演(全景)
2023年2月19日(日)18:00公演(スイッチング・特典映像付)

各日2公演セット(特典映像付)

【ライブ配信時間】
各公演開始1時間前~ライブ配信終了まで(予定)

販売期間

2月4日(土)2公演→2月8日(水)18:00まで(終了)
2月19日(日)2公演→2月12日(日)12:00~2月23日(木・祝)18:00まで

<ライブ配信の視聴はこちら>

   2/19 12:30(全景)   

2/19 18:00(切替・特典映像付)

2/19 2公演セット(特典映像付)

販売価格

全景:2,500円(税込)
スイッチング:3,800円(税込)
2公演FULLセット:5,800円(税込)

ディレイ(見逃し)配信期間

2月4日(土)2公演
→2月5日(日)18:00~2月8日(水)23:59まで

2月19日(日)2公演
→2月20日(月)18:00~2月23日(木・祝)23:59まで

Blu-ray/DVD

【発売日】2023年5月31日(水)
Blu-ray:税込10,780円(税抜9,800円)/DVD:税込9,680円(税抜8,800円)
【初回限定版】※なくなり次第終了
1.『七周年感謝祭 -夢語刀宴會-』公演チケット最速抽選申込券
2.初回数量限定特別パッケージ
【仕様】2枚組
【収録内容】
本編映像・全景映像・千秋楽カーテンコール・バックステージ映像
【封入特典】
ブックレット

公式サイト

【公式サイト】https://stage-toukenranbu.jp/
【公式Twitter】@stage_touken
【刀ステファンサイト】https://fc.stage-toukenranbu.jp/
【公式Goods Info Twitter】@stagetokengoods

(C) NITRO PLUS・EXNOA LLC/舞台『刀剣乱舞』製作委員会




澄輝さやと・汐月しゅうにインタビュー!舞台『刀剣乱舞』禺伝 矛盾源氏物語で深まった仲

この記事が気に入ったら
フォローしてね!

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

ひょんなことから演劇にハマり、いろんな方の芝居・演出を見たくてただだた客席に座り続けて〇年。年間250本ペースで観劇を続けていた結果、気がついたら「エンタステージ」に拾われていた成り上がり系編集部員です。舞台を作るすべての方にリスペクトを持って、いつまでも究極の観客であり続けたい。

目次