『十二番目の天使』まもなく開幕!井上芳雄&栗山千明のコメント到着


2019年3月16日(土)に東京・シアタークリエにて『十二番目の天使』が開幕する。本作は、作家オグ・マンディーノの代表作となった全米ベストセラー小説を初舞台化するもの。台本は笹部博司、演出は鵜山仁が手掛ける。

ビジネスで大きな成功を収め、幸せの絶頂にあったジョンだったが、故郷に戻り新生活を始めようとした矢先に、妻のサリーと息子のリックを交通事故で失ってしまう。二人のいない世界に絶望し、人生に幕を下ろそうとしたジョンだったが、幼馴染のビルに地元のリトルリーグで監督を引き受けてくれないかと頼まれる。そこで彼は、ティモシーという少年と出会うこととなる。体が小さく、運動神経も悪かったが、決して諦めることなく、人一倍練習に励むティモシー。ティモシーに息子の姿を重ねたジョンは・・・。

主人公・ジョンを演じる井上芳雄、そして、その妻役とティモシーの母役の二役を演じ分ける栗山千明から、初日に向けたコメントが届いた。

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◆井上芳雄
世界初演なのですが、鵜山さんの演出のもと、静かに着々と立ち上がってきて、とても自然に今の段階にたどり着いた感じがしています。他に類を見ない演劇のスタイルと言っていいと思うので、きっとお客様の反応がプラスになる作品です。早くお客様と一緒にこの物語を共有したいという気持ちです。
とにかく台詞量が多いのが大変でした!絶望の中にいる時間が長い役ですが、でも不思議と、一度始まってみると自然に台詞が流れるようになってきたし、今は台詞も入っているので苦しい時期は過ぎ去ったと思います(笑)。いつも誰かが笑っている現場です。年齢の幅が広いカンパニーだけど少人数なので、つかず離れずいい距離感で、心地よく、ストレスなくやらせてもらっています。
悲しみの中にいる人をとても具体的に励ます、希望の物語だと思います。全国も回りますし、素晴らしいキャストとスタッフのみんなで心を込めて作りましたので、大事な人や、家族に会いにくるようなつもりで観に来ていただけたら嬉しいです。

◆栗山千明
いよいよ初日ですが、もう少し稽古したいくらいです(笑)。稽古場では、毎日毎日課題が見えてきていたので、一つ一つクリアしてから、明日の初日を迎えたいと思います。
劇中では一人だけで舞台に立って語るシーンがあるのですが、野球の試合を一人で実況中継するので、一つ一つの言葉の意味の意味を勉強しながらやっています。完全に一人のシーンだから、誰にも助けてもらえないのでプレッシャーです(笑)。
少し悲しい話ではあるのですが、ティモシーの「あきらめない」「毎日良くなっている」という言葉を持って、お客様にも前向きなあたたかい気持ちで帰っていただけるはずです。
大切なメッセージが入っている作品だからこその重み・見応えをそれぞれの出演者のお芝居の中できちんと伝えられる舞台になっていると思います。ぜひ劇場でお越しください!

このほかの出演は、六角精児、木野花、辻萬長、大西統眞/溝口元太(Wキャスト)、城野立樹/吉田陽登(Wキャスト)。

『十二番目の天使』は、3月16日(土)に開幕。全国のツアー日程は、以下のとおり。

◆公演情報
『十二番目の天使』
【東京公演】3月16日(土)~4月4日(木) シアタークリエ
【新潟公演】4月6日(土)・4月7日(日) りゅーとぴあ 新潟市民芸術文化会館 劇場
【石川公演】4月9日(火)・4月10日(水) 北陸新聞 赤羽ホール
【茨城公演】4月13日(土)・4月14日(日) 水戸芸術館ACM劇場
【香川公演】4月17日(水) レクザムホール(香川県県民ホール)大ホール
【福岡公演】4月19日(金) 久留米シティプラザ ザ・グランドホール
【福井公演】4月21日(日) 越前市文化センター
【愛知公演】4月24日(水) 日本特殊陶業市民会館 ビレッジホール
【兵庫公演】4月26日(金)~4月29日(月・祝) 兵庫県立芸術文化センター 阪急 中ホール

※辻萬長の「辻」は一点しんにょうが正式表記

(撮影/河野桃子)

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