エンタステージ

演劇の楽しさを提案する総合情報サイト

思春期の“生”と“性”を描いた翻訳劇『恐るべき子供たち』馬場ふみかなど全キャスト発表

011565.jpg

2019年5月から6月にかけて上演される『恐るべき子供たち』より、全キャストが発表された。本作は、KAAT神奈川芸術劇場芸術監督である白井晃が演出を手掛けるジャン・コクトーの名作。同劇場では、4月に上演を控える『春のめざめ』に続いて、思春期の“生”と“性”をテーマに描いた翻訳劇が連続上演される。

外界を知らずに成長し、弟との“王国”を守ろうとし続ける美しい姉・エリザベート役を南沢奈央、姉と共に幼稚で享楽的な価値観のまま成長していく弟のポールを柾木玲弥、物語の語り部的役割を担うポールの友人・ジェラール役を松岡広大を務めることが発表されていたが、新たに、エリザベートの友人でポールが密かに思いを寄せるアガート役に馬場ふみかが決定。

また、子供たちを時に見守り、時に抑圧する“大人たち”を演じるキャストとして、デシルバ安奈、斉藤悠、内田淳子、真那胡敬二らが名を連ねた。

以下、演出の白井から上演に向けて届いたコメントを紹介。

◆白井晃(演出)
芸術監督就任後から取り組んでいる近現代戯曲シリーズとしては初めての再演となる『春のめざめ』と、同じように思春期の生と性をテーマにした最新作『恐るべき子供たち』を連続で上演させていただきます。『春のめざめ』はキャストが新しく加わったことで、またいろいろな新しいアイデアも出てくると思いますし、『恐るべき子供たち』は姉弟の愛憎というか、愛情があるがゆえに関係が歪んでいく話で、南沢奈央さん、柾木玲弥さん、松岡広大さん、馬場ふみかさんといったキャストでお届けします。また今回『恐るべき子供たち』の上演台本をノゾエ征爾さんにお願いしましたが、ノゾエさんは必ず台本に演劇的な仕掛けを入れて来られるので、コクトーのこの著名な小説が、演劇ならではの表現でどのように上演できるか楽しみにしています。

KAAT神奈川芸術劇場プロデュース『恐るべき子供たち』は、5月18日(土)から6月2日(日)まで神奈川・KAAT神奈川芸術劇場 大スタジオにて上演される。チケットは、3月17日(日)10:00より一般発売開始。
※5月18日(土)・5月19日(日)はプレビュー公演

【あらすじ】
美しくも残忍で傲慢な姉エリザベートと、青白い肌の美しい弟ポール。二人の母は病身でわがまま、父は姿を消している。ある日、ポールの学校で同級生たちが雪合戦をしていると、ポールが憧れるダルジュロスという男子生徒の投げた雪の玉がポールに命中。ポールは雪を赤く染めて倒れてしまう。ポールの友人・ジェラールはダルジュロスの投げた雪の玉に石が入っていたと主張するが、ポールは投げたダルジュロスをかばう。その怪我が原因で、ポールは学校に通うことが出来なくなり、家で自由気ままな日々を送るようになる。
やがて、病気の母が亡くなり、母の介護をしてきたエリザベートはモデルとして働き始め、そこで知り合ったアガートという娘を時折家に呼ぶようになる。彼女はポールが憧れていたダルジェロスにそっくりだった。密かにアガートに思いを募らせるポールだったが、姉に悟られたくないポールは、あえて彼女を邪険に扱う。やがて、婚約者に死なれたエリザベートが夫の莫大な遺産を継ぐと、エリザベート、ポール、ジェラール、アガートの4人の奇妙な生活が始まる・・・。

(文/エンタステージ編集部)

この記事の画像一覧(全1枚)

  • 011565.jpg

関連タグ

関連記事

トップへ戻る