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タカハ劇団新作『僕らの力で世界があと何回救えたか』は少し苦めのSFグラフィティ

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2019年2月に、タカハ劇団の第15回公演として『僕らの力で世界があと何回救えたか』(第29回下北沢演劇祭参加作品)の上演が決定した。

タカハ劇団とは、高羽彩が脚本・演出・主宰を務めるプロデュースユニット。2005年に早稲田大学にて旗揚げされ、日常に普遍的に存在しているちいさな絶望や、どんな壮絶な状況でも変わることのない人間の些細なあり方、生き方を笑い飛ばしながらすくい取る、リリカルでクールな作風の作品を発表してきた。

本作は、テレビアニメ『魔法使いの嫁』(2017年)や『劇場版ポケットモンスター みんなの物語』(2018年)などの脚本も手掛ける劇団主宰のタカハが、高校時代にアマチュア無線部だった3人が7年ぶりに再会し、失踪した仲間の謎に迫るSFグラフィティを書き下ろす。

出演者は、大久保祥太郎(阿佐ヶ谷スパイダース)、斉藤マッチュ(20歳の国)、松澤傑、小園茉奈(ナイロン100℃)、内藤栄一、もたい陽子、若狭勝也(KAKUTA)、松永玲子(ナイロン100℃)。

上演に向け、主宰の高羽のコメントが届いた。

◆高羽彩
過去に置き去りにしたまま、なんとなくずっとその“置き去りにした何か”に後ろ髪を引かれ続けて、いつのまにかその重力に身動きが取れなくなる・・・。
そんな“何か”ありませんか?
私はあります。
この作品は、そんな“何か”にまつわる物語です。
これまでの作品でも「失ってしまったもの」「取り返しのつかないこと」を多く扱ってきましたが、今回はなぜ自分がその題材に惹かれ続けているのか、この根幹に立ち返っています。
タカハ劇団のエッセンスがギュッとつまった作品であると同時に、松永玲子さんや大久保祥太郎さんをはじめとする初顔合わせの俳優さんたちの力を借りて、新しい一面もお見せできるのでは?と私自身楽しみにしています!
どうぞ、ご期待くださいませ。

タカハ劇団 第15回公演『僕らの力で世界があと何回救えたか』は、2019年2月8日(金)から2月14日(木)まで東京・下北沢 小劇場B1にて上演される。チケットは、劇団オフィシャル先行が12月8日(土)12:00から、一般発売は12月23日(日)10:00からスタート。

【あらすじ】
高校教員の板垣(大久保)は、町おこしイベント「サイエンス祭」への出店を手伝わせるため、かつてアマチュア無線部の仲間達だった朝利(斉藤)と望月(松澤)を呼び寄せる。母校での7年ぶりの再会に、会話も弾むかと思いきや、3人の関係はどこかぎこちない。
薄暗い校舎、今はもう廃部になってしまった無線部の部室の片隅で、古ぼけた無線機から懐かしい声が聞こえてくる。それは7年前に失踪したきりになっていたもう一人の部員、リョウタの声だった。

ともだちがいなくなった。
いなくなったきり、みつからなかった。
ともだちの不在をおきざりにしたまま、僕らはおとなになった。
でも最近おもう。

ほんとうにおきざりにされたのは、僕らだったのかもしれない―。

【公式HP】http://takaha-gekidan.net/

(文/エンタステージ編集部)

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