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JOJの至高の歌声!『ジョン・オーウェン=ジョーンズ コンサート2018』レポート

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ブロードウェイとウエストエンドで『レ・ミゼラブル』のジャン・バルジャン役を演じ、ウエストエンドの『オペラ座の怪人』ファントム役を務めるなど、ミュージカル界のトップスターとして活躍するジョン・オーウェン=ジョーンズ(以下JOJ)。

8月のミュージカル『オペラ座の怪人~ケン・ヒル版~』来日公演も記憶に新しい中、2年ぶりとなるソロコンサート『ジョン・オーウェン=ジョーンズ コンサート2018』が9月22日(土)から9月24日(月)まで東京・よみうり大手町ホールにて開催された。今回は9月22日(土)のフルバンド公演の模様を、コンサート終了直後のコメントも交えてお届けする。

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コンサートが始まると、JOJは紺色のカジュアルなジャケット姿で登場。歓声に迎えられながら、「Corner of the Sky」を軽やかに、そして時にパワフルに歌い上げると、「Kiss of the Spiderwoman」「Thunderball」と続けて、スタートから観客のハートを一気に鷲掴み。

今回のセットリストについて、JOJは「僕のコンサートには「Music Of the Night」「Bring Him Home」「Anthem」などの外せない曲があるけれど、何回も来てくれるお客様に新しいものを提供したいということもあって、今回も「Corner of the Sky」「Proud Lady」といった今までライブやコンサートで披露していない曲を取り入れています」と明かし、「Thunderball」のような映画のナンバーについても「例えば、ご婦人がご主人といらっしゃって、そのご主人がミュージカル好きとは限らない。そういう方にも興味を持っていただけて、自分たちも興味を持つものも提供しています」と語るように、フレッシュさも交えたバラエティ豊かなナンバーでスタートが切られた。

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続けて、JOJのニュー・アルバム「SPOTLIGHT」にも収録されている「Evermore」や、JOJのマイフェバリット・ソングという「Wishing You Were Somehow Here Again」などの名曲の数々を素晴らしいロングトーンで見事に歌い切る。さらに、「Danglin'」では、ピアノを弾くジョン・カーク(JQ)のそばにJOJが座り、しっとりとした曲に乗せて贈られた歌声に観客は酔いしれた。

長年に渡ってコンビを組むJOJとJQ。追加公演として9月22日(土)にピアノのみのアコースティック公演が開催されていたが、JQは「選曲が良かったこともあって、追加公演も本当に素晴らしいショーでした。JOJと一緒にショーをやっていて、お互いに楽しんでいますし、色々と笑いもあり、色々とバカげたこともしたいと本当にお互いで楽しんでいます」とJOJとの関係を振り返った。

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MCでは、JOJがアルバム『SPOTLIGHT』や来日の話などを、ジョークを挟みながら陽気で楽しいトークを繰り広げたり、客席に降りてきて観客との会話を楽しんだりと、会場を盛り上げる。そして、第一部のラストは、ファンお待ちかねの「Bring Him Home」を披露。曲中で突然歌うのを止め、スマイルを見せて観客を笑わせたり、歌の最後にWサムズアップで拍手を求めたりするなど、JOJのお茶目な演出の数々と美声に、観客から割れんばかりの拍手と大歓声が巻き起こった。

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第二部は、バンドの音楽とともにJOJが登場し、間髪入れずにスタート。「Love Changes Everything」を愛おしく歌い、「This is the Moment」では、ステージを飛び降りて、客席を1周しながら歌うJOJのパフォーマンスに会場も大興奮。続けて、数々のミュージカル・ナンバーを披露し、ラストのナンバーは必聴とも言うべき「Music Of the Night」。タイトルがコールされると会場は最高潮に。“至高の歌声”と声量たっぷりのロングトーンに観客は聴き惚れる。

素晴らしいパフォーマンスに対して歓喜に沸く観客。その鳴り止まない拍手に答え、JOJが再登場。JOJも出演する2019年1月上演のミュージカルコンサート『ヴォイス・オブ・ウェストエンド』について、「チケットはもちろん買ったよね」と観客に語りかけ、笑いを取りながらも、アンコールでは「Anthem」「Delilah」を歌い終え、いよいよラスト。

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最後の1曲となる「Eli Jenkins Prayer」では、ピアノのアコースティック・サウンドに乗せて優しく歌い上げ、「グッド・ナイト」のひと言でステージを後にするという、最後まで茶目っ気タップリのJOJらしい演出で幕を閉じた。

コンサート終了後には、JOJが、楽屋でファンに向けて「毎回、東京で公演を行うたびに、本当に素晴らしい経験をさせていただいています。僕のショーにいらっしゃるお客様というのは、こういうショーを求めているんだと思っています。本当に楽しんで欲しいと思っていますし、お客様も参加していただけるようなショーにしたいと思っています。礼儀正しく音楽を聴くのではなくて、一緒に高揚してしゃべりながらも、また色々と冗談を飛ばしながら皆様のレスポンスも求めています。皆様が一足劇場に踏み入れた時に、日々のことを忘れ、単純にショーを楽しんでいただければと思っています」と語ってくれた。

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さらに、ミュージカルコンサート『ヴォイス・オブ・ウェストエンド』について、「イギリスだけではなく、世界的に素晴らしいミュージカルの歌い手が私も含めて4人来日します。そのうちの2人は初めての来日になります。ミュージカル・ディレクターのJQが指揮を執りますし、フル・オーケストラにもなりますので、本当に素晴らしいエンターテインメントにあふれた一夜をお約束できるかと思います」と呼びかけた。

ミュージカルコンサート『ヴォイス・オブ・ウェストエンド』は2019年1月9日(水)から11日(金)まで東京・Bunkamura オーチャードホールにて上演される。

◆『ジョン・オーウェン=ジョーンズ コンサート2018』セットリスト(9月22日夜公演)
<第一部>
Corner of the Sky
Kiss of the Spiderwoman
Thunderball
Evermore
Til I Hear You Sing
Wishing You Were Somehow Here Again
Danglin'
Someone to Fall Back On
I Dreamed A Dream
Bring Him Home

<第二部>
Love Changes Everything
This is the Moment
Proud Lady
What Kind of Fool Am I?
Unusual Way
Down to the Sea
I'd Rather Be Sailing
Tell My Father
Music Of the Night

Anthem(アンコール)
Delilah(アンコール)
Eli Jenkins Prayer(アンコール)

(取材・文/桜井宏充、写真/オフィシャル提供)

 

(文/エンタステージ編集部)

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