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等身大の加藤和樹がここに!遊び心が込められたセットリスト&爆笑トークに観客大興奮

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2018年7月に約9年ぶりとなるフルアルバム「Ultra Worker」を発売した加藤和樹が、ライブツアー「Kazuki Kato Live “GIG” Tour 2018‐Ultra Worker‐」を、8月3日(金)からスタートさせた。今回のライブは“全席指定バージョン”と“LIVEHOUSEバージョン”の2パターンがあり、オリジナル楽曲以外にも、出演ミュージカルの楽曲やアニメ主題歌、キャラクターの声を担当したゲーム&アニメのキャラソンも盛り込まれたスペシャルメニューでお届けする公演も(※Zepp大阪・東京と名古屋、豊洲公演限定)。その8月8日(水)に東京・Zepp DiverCity TOKYOで行われたライブの模様をレポートする。

(以下、一部ライブのセットリストに触れています)

重厚な音色が流れる中、場内の明かりが消え、ステージの幕が開くと、そこにはスーツに身を包んだ加藤和樹の姿があった。1曲目は、今年1月~2月にかけて大阪と東京で上演されたミュージカル『マタ・ハリ』から「普通の人生」を熱唱。

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いつもとは違う雰囲気で始まったライブに、最初のうちは戸惑いの色を隠せない様子の観客だったが、ピアノの伴奏にのせて優しく語りかけるような、それでいて力強さも感じさせるハイトーンボーカルに、いつしか視線はステージにくぎ付けに・・・。

しっとりと歌い上げた後、深々とお辞儀をする加藤を暖かな拍手が包む。しかし顔を上げた彼の「OK! お前ら、盛り上がっていくぞ!」の声を合図に、観客は弾かれたように一斉に席を立つ。

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ニューアルバムの表題曲「Ultra Worker」の軽快なリズムにのって、フロアが大きく波打ちタオルが舞う。さらに「Heart Beat」「Faith」と続いた後は、「『Kazuki Kato Live“GIG”Tour 2018‐Ultra Worker‐』へようこそ!」のGIGコールを挟んでアッパーなナンバーが続き、バンドメンバーもステージの前に飛び出してプレイ。観客をあおりまくる!一気に6曲を歌い終えた時には、加藤も観客も頭から水をかぶったような汗だくの状態に。

「来たぜ、東京!暑いね、はっはっは!」とご機嫌な加藤だったが、観客から「台風も来たね!」と声がかかると思わず「うるせー(笑)」と苦笑い。「こればっかりはしょうがない(笑)。でもみんなで吹き飛ばすでしょ? 最後までついて来いよ!」という加藤の呼びかけに、「イェーイ!」と元気な声が返ってきた。

トークでは、ニューアルバムに込めた想いだけでなく、この夏に各地を襲った地震や豪雨被害に遭った人たちに向けた言葉もあり、そこからの流れで歌った「セイテンノヘキレキ」、そして「魂」の歌詞は、改めて胸に迫るものがあった。

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ライブ中盤は、ゲーム「魔法使いと黒猫のWIS」の挿入曲「Razor-will」と、ゲーム「B-project」から加藤が演じる愛染健十のキャラクターソング「LOVE GAME」を披露。ミラーボールがきらめくステージで“孤高のナルシー”キャラになり切って、腰をくねらすセクシーなダンスを披露すると、会場のあちこちから黄色い歓声が沸き起こった。

ライブ後半戦は、ミュージカル『1789 バスティーユの恋人たち』より「サ・イラ・モナムール」と「肌に刻みこまれたもの」の2曲を歌い上げ、ミュージカル俳優・加藤和樹の存在感を強烈に印象付けると、休む間もなく次の曲のイントロが始まり、「LooP」「con・fu・sion~心の叫び~」「knock knock knock!」とハードなナンバーを連発!

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汗に輝く笑顔で会場を見渡し「皆、いい笑顔しとるね。楽しい?終わりたくないな。結構な曲数を歌ったけれど、俺も全曲ライブをやってから(※2016年7月に開催)、20曲って聞いても“あぁ、そうなの”って感じで・・・」とつぶやく加藤に、バンドメンバーから「それ麻痺してるから!」と即座にツッコミが入り、会場は爆笑に包まれた。

「また(全曲ライブ)やって!」の声に、「いつやるか分からん(笑)。今を楽しもうぜ!お前らまだまだいけるか?こんなもんじゃないだろ?」と挑発するような表情でフロアを見渡し、「Beach」では恒例のタオルを回すパフォーマンス&スタッフの水鉄砲はもちろん、熱くなった加藤が自ら水鉄砲を手に通路を駆け抜け、観客に水を浴びせる一幕も。「HERO」ではモニターの上から大きくジャンプし、あっという間に本編のエンディングを迎えた。

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アンコールではツアーTシャツに着替えて登場すると「もうちょっとだけ一緒に楽しもうぜ」と、いたずらっ子のような笑顔でニッコリ。歌いながらステージサイドの観客に手を振ったり、1階後方を指さして狙い撃ち☆。歌うことが楽しくてしょうがないといった彼の笑顔が印象的だった。

バンドメンバーとの軽快なトークや今後の舞台にかける意気込みを述べた後に、「今日はこれで終了となりますが、まだまだ僕は歌い足りないです。歌える場所がある喜びを最近すごく感じています。悩んだ時もありましたが、自分のやりたいことを嫌いになるのはすごく悲しいこと。そういう瞬間が自分にも少なからずあったけれど、そんな時に道を照らしてくれたのは皆でした。その存在に救われているし、だからこそ、自分は歌い続けたいと思います。歩むスピードは遅いけれどこれからもついてきてくれたらと思います」と真剣な表情で語った加藤。

ラストナンバーは「to you」。ミディアムテンポのロッカバラードだが、彼にとっての歌、そしてどんな時も支え力をくれるファンへの感謝の気持ちなど、様々な“想い”が詰め込まれた楽曲を聴いて胸の奥をギュッと掴まれる感じがした。

すべてを出し切り、共にステージ上で“闘った”仲間と共に、晴れ晴れとした笑顔で大きく一礼。会場の隅々まで届く声で感謝の気持ちを伝えてステージを後にしたのだった。

今後は、10月1日(月)より開幕するミュージカル『タイタニック』の公演をはさんで、「Kazuki Kato Live ”GIG” Tour 2018‐Ultra Worker‐」ツアー後半戦が10月27日(土)の金沢公演よりスタート。11月11日(日)に東京・豊洲PITでツアーファイナルを迎える。

ツアー終了後には、彼が初めて作詞を手掛けた楽曲を舞台化した「僕らの未来~3月4日~」が12月6日(木)から開幕。2019年1月から2月にかけてはミュージカル「暗くなるまで待って」への出演が控えており、加藤和樹の快進撃はさらに加速していく。

◆Kazuki Kato Live “GIG” TOUR 2018-Ultra Worker(後半戦)スケジュール
10月27日(土) 金沢AZ
10月28日(日) 名古屋ダイヤモンドホール
10月30日(火) 京都MUSE
10月31日(水) 神戸VARIT.
11月2日(金) 広島CLUB QUATTRO
11月4日(日) 福岡DRUM LOGOS
11月6日(火) 新横浜 NEWSIDE BEACH
11月9日(金) 大阪 Zepp Namba
11月11日(日) 豊洲PIT

【加藤和樹オフォシャルサイト】http://www.katokazuki.com/

◆舞台情報
ミュージカル『タイニック』再演
【東京公演】10月1日(月)~10月13日(土) 日本青年館ホール
【大阪公演】10月17日(水)~10月22日(月) 梅田芸術劇場 シアター・ドラマシティ

【原作】ピーター・ストーン
【音楽・作詞】モーリー・イェストン
【演出】トム・サザーランド

【出演】
加藤和樹 石川禅 藤岡正明 戸井勝海 相葉裕樹 津田英佑 渡辺大輔
上口耕平 小野田龍之介 木内健人 百名ヒロキ 吉田広大 栗原英雄
霧矢大夢 菊地美香 小南満佑子 屋比久知奈 豊原江理佳
安寿ミラ 佐山陽規 鈴木壮麻

【公式HP】http://www.umegei.com/titanic-musical/

project K『僕らの未来』
【東京公演】12月6日(木)~12月16日(日) 品川プリンスホテル クラブeX
【大阪公演】12月20日(木)~12月23日(日・祝) 大阪ビジネスパーク円形ホール

【脚本・演出】ほさかよう
【出演】加藤和樹 鎌苅健太 河合龍之介 なだぎ武 吉高志音

【公式サイト】https://www.nelke.co.jp/stage/bokuranomirai/

 

(取材・文/近藤明子、写真/オフィシャル提供)

(文/エンタステージ編集部)

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