2017年4月に東京・大阪で上演されたミュージカル「スタミュ」が、10月7日(土)にWOWOWにて放送される。本作は、オリジナル“ミュージカル”アニメが原作とし、名門高校のミュージカル学科を舞台に、少年たちがスターを目指し奮闘する姿を描いた作品。放送には、出演者の杉江大志、鈴木勝吾、高橋健介、丘山晴己によるスペシャル対談、さらに副音声も付く。この収録を終えたばかりの4人に本作の見どころや熱い思いなどを聞いた。
主人公・星谷悠太役を演じた杉江は「『スタミュ』って、登場人物たちのまっすぐで大きなエネルギーが集まって、大きなパワーとなっている作品なので、観た方が元気になれるんです」という点を魅力に挙げ、今回の放送決定に向けて「舞台を観に来てくださった方も、見逃した方も、俺たちが全身全霊を込めて演じた舞台なので、改めてこの世界に入って楽しんでいただけたら嬉しいなと思います」と語った。
空閑愁役の高橋は「男子ががんばっている姿を楽しんで観ることができる作品だと思います。楽しいでもいいですし、明日からがんばろうでもいいですし、何か一つでもこの番組を観て心を動かしてもらえたら嬉しいです」とコメント。
天花寺翔役の鈴木は「もともと『スタミュ』というのは、働いている女性が家に帰って気軽に観ることができるように、というところから始まっている作品なので、疲れた時に観てもらって、明日もがんばろうと思っていただけたら。(アニメと同じく)気軽に観ることができる作品ですし、原作が好きな方はもちろん、原作を観たことがない人でも楽しめる作品だと思います」。
鳳樹役として圧倒的な存在感を示した丘山も「若くてキレイな男の子たちが、汗をいっぱい流して、歌って踊るストーリーにワクワクしてもらえるのでは。原作ファンの方にも『スタミュ』の舞台を観ていただいて、それぞれの役者のファンになってもらえたら嬉しいなと思います」とアピールした。
また、2.5次元作品について高橋は「相乗効果だと思いますね。例えば、僕を知らない人が、原作をきっかけにミュージカルを観に来てくれる。逆に僕を知っている人が、そこからアニメなり原作に入っていくこともあると思いますし」とその魅力を語る。
丘山は「2.5次元作品って日本独特だと思いがちですけど、よく考えてみてください。『ライオンキング』はどうなの?『アラジン』はどうなの?ということだと思うんです。ある意味、ブロードウェイの舞台と、2.5次元の舞台と、やっていることの根っこの部分は一緒だと思います」と指摘。鈴木も「役者が、どうやって役作りにのぞむかということだと思います。ただ声優さんの真似をすればいいということではない。そこを、皆で考えていけばいいコンテンツになると思うし、実際にそうなってきていると思います」と続けた。
最後に、皆の言葉を受けた杉江は「2.5次元は、すごいパワーを秘めているコンテンツだと思います。皆がアニメで観ていたものが、生になるとこうなるんだよと。普段、舞台を観ない人が足を運んでくれた時に、舞台ってこんなにいいものなのか、素敵なものなのかと、そういうことを伝えられたらと思っています」と、熱いメッセージをくれた。
ミュージカル「スタミュ」副音声解説付 杉江大志×鈴木勝吾×高橋健介×丘山晴己は、10月7日(土)夜10:00からWOWOWライブにて放送される。
(C)ミュージカル「スタミュ」製作委員会