2020年秋に上演を予定していたものの、新型コロナウイルス感染拡大に伴い公演中止となっていた、演出・小池修一郎、主演・小池徹平によるミュージカル『るろうに剣心 京都編』の上演が決定した。
“るろ剣”の略称で親しまれる原作「るろうに剣心-明治剣客浪漫譚-」(集英社)は、和月伸宏による人気剣劇漫画。明治時代の日本を舞台に、オリジナルでありながら、新撰組、紀尾井坂の変、池田屋事件などの史実を絡ませたストーリーで、1994年から『週刊少年ジャンプ』(集英社刊)にて連載、2017年より『ジャンプスクエアSQ.』(集英社刊)にて続編「るろうに剣心-明治剣客浪漫譚・北海道編-」を連載、シリーズ累計発行部数が7200万部を超える大ヒット作となった。
これまでに、アニメ、小説、そして、実写映画など様々なメディアで展開されてきたきたが、この度、特に人気の高い“京都編”を、客席が回転する劇場・IHIステージアラウンド東京でミュージカル化。小池が同劇場で演出を手掛けるのは初となる。
出演は、主人公・緋村剣心役の小池のほか、緋村剣心の後継者として人斬り役を担っていた志々雄真実役に黒羽麻璃央、幕府の御庭番衆の元御頭・四乃森蒼紫役に松下優也、志々雄一派の十本刀の一人で超神速で移動する縮地法の使い手・瀬田宗次郎役に加藤清史郎、元赤報隊準隊士で剣心の仲間・相楽左之助役に岐洲匠、志々雄一派の十本刀の一人で大鎖鎌の使い手・本条鎌足役に奥野壮、神谷活心流道場師範代で剣心をそばで支える・神谷薫役に井頭愛海、剣心が京都に向かう道中で出会うくノ一の少女・巻町操役に鈴木梨央、志々雄を慕い愛している駒形由美役に伶美うらら、元・新撰組三番隊組長・斎藤一役に山口馬木也、剣心の師匠であり育ての親でもある十三代目飛天御剣流継承者・比古清十郎役に加藤和樹が決定した。
ミュージカル『るろうに剣心 京都編』は、5月17日(火)から6月24日(金)まで東京・IHIステージアラウンド東京にて上演される。
チケットは、1月26日(水)より順次先行発売開始(詳細は公式サイトにてご確認を)。一般発売は3月19日(土)10:00よりスタート。
コメント紹介
◆小池修一郎(脚本・演出)
一昨年、コロナの猛威のもと上演を延期した『るろうに剣心 京都編』が、遂に上演の運びとなりました!新たに結集した豪華キャストに囲まれ、原画が動き出したような小池徹平剣心の魅力が炸裂します。
師匠・比古清十郎の力を借り、剣心と仲間たちは、志々雄真実と十本刀、そして四乃森蒼紫との戦いに京都へ。多彩なキャラクターがズラリと並ぶ一大パノラマ剣劇となること必定です。血湧き肉躍る明治剣客活劇浪漫ミュージカル!乞うご期待!
◆小池徹平
「るろうに剣心」は、子供の頃ずっと読んでいた作品で、そのキャラクターと同じ格好をさせていただき、演じられることの喜びを感じています。個人的にもとても大好きな京都編なので楽しみです。緋村剣心のゆるい部分と、戦っている時の男らしい部分の二面性も出せたらいいなと思っているので、自分の中でメリハリをつけて演じたいです。演出の小池修一郎さんからお話をいただいた時に、「体幹を鍛えておいてください!」と言われたので、相当動くハードな舞台になるかもしれません(笑)。
今回の劇場となるIHIステージアラウンド東京は、何度も観に行ったことがあり、役者さんが舞台を走りまわっているのを観ていたので、僕自身も舞台に立ちたい、走りたいと思っていました。小池先生が、あの劇場をどう使ってどんな楽曲と共に皆さんの元に届けられるのか、今からワクワクしています。原作ファンのみなさんはもちろん、演劇が好きな方、ミュージカルが好きな方にも楽しんでいただけるよう、ステージをふんだんに使った、新しくて面白いエンターテインメントを皆さんにお届けできればと思っています。
前回が中止になり、キャスト、スタッフの方々だけでなく、観劇を楽しみにしてくれていた方々全員がとても悔しい思いをしましたが、諦めずにいて本当に良かったなと思います。今回こそは、剣心として最後まで走り回れることを信じて、頑張りたいです。今このタイミングだからこそ、皆さんに楽しんで観てもらう事を考えながら励んでいき、僕自身、新しいチャレンジに全力でぶつかっていきますので、楽しみにしていてください。
◆黒羽麻璃央
自らを「極悪人」と言い切れるほどの志々雄真実の思想、思考、技量その存在に惹かれながら原作をずっと読み続けていました。
一昨年残念ながら公演中止になってはしまいましたが、一度自分の心についた志々雄真実を演じられる喜びの火は消えずにずっと燃え続けておりました。この度、再び演じさせていただけるチャンスをいただけて本当に嬉しく思っております。
自分自身が稽古期間から含めてどんな悪のカリスマ志々雄真実という人間を作り込めるのか、小池先生の演出のもと、どう京都編の世界が広がっていくのか役者としても1原作のファンとしても凄く楽しみです。
この初夏、1番熱い演劇をお届けできるよう頑張ります。よろしくお願い致します!
◆加藤和樹
子供の頃から大人になった今でも大好きな作品。そのミュージカルに出演できるなんて、昔の自分は想像もしていなかったことでしょう。IHIステージアラウンド東京は、個人的にとても思い入れのある劇場なので、今回やっと立つことができるのが本当に嬉しいです。
演出の小池先生とは何作かご一緒させていただいていますが、小池先生があの空間でどのような演出をなさるのかとてもワクワクしています。きっと皆さんの想像を超えてくることでしょう。久々の殺陣、素敵な共演者の皆さんとの芝居を想像するとゾクゾクします。至高のエンターテイメントをどうぞご期待ください。
ミュージカル『るろうに剣心 京都編』公演情報
上演スケジュール
2022年5月17日(火)~6月24日(金) IHIステージアラウンド東京
【原作】「るろうに剣心-明治剣客浪漫譚-」和月伸宏(集英社 ジャンプ コミックス刊)
【脚本・演出】小池修一郎(宝塚歌劇団)
【音楽】太田健(宝塚歌劇団)/和田俊輔
【出演】
小池徹平 黒羽麻璃央 松下優也 加藤清史郎 岐洲匠 奥野壮
井頭愛海 鈴木梨央 伶美うらら 山口馬木也 加藤和樹
猪塚健太 郷本直也 松浦司 キャッチャー中澤 梶原颯 才川コージ 城妃美伶 阿部裕
藍実成 浅川文也 飯作雄太郎 伊藤寛真 鹿糠友和 黒沼亮 笹川慎一朗 寒川祥吾鮫島拓馬 柴原直樹 清水錬 楢原じゅんや 西村聡
彩花まり 斎藤葉月 七理ひなの 杉浦小百合 美翔かずき 横関咲栄 吉田繭
【公式サイト】https://www.ruroken-musical.com
【公式Twitter】@rurokenmusical
(C) 和月伸宏/集英社