野本ほたる&竹内 夢&小林かれん&楓&長谷川里桃が語る「セラミュー」への想い!ミュージカル「美少女戦士セーラームーン」-Le Mouvement Final-連続インタビュー


2017年秋に上演されるミュージカル「美少女戦士セーラームーン」-Le Mouvement Final-。
本作では、これまでで最多数のセーラー戦士が登場し、「セラミュー」シリーズの最終章として、壮大な物語が描かれる。エンタステージでは、セーラー戦士たちに連続インタビュー企画を始動。

ミュージカル「美少女戦士セーラームーン」-Le Mouvement Final-連続インタビュー

第1弾では、やっぱりこの人たち!セーラー5戦士を演じる野本ほたる、竹内 夢、小林かれん、楓、長谷川里桃に集まってもらい、4月に行われた「Anime Matsuri 2017」での出来事や、新作、「セラミュー」にかける想いについて語ってもらった。彼女たちが、セーラー戦士となって早1年。今だから思うこととは―?

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――前回は、ミュージカル「美少女戦士セーラームーン」-Amour Eternal-のDVD発売時にお話を聞かせていただきましたね。今回は、シリーズ最終章となる新作について、お話を伺えればと思います。

野本:最終章のタイトル発表は、アメリカで行われた「Anime Matsuri 2017」だったんですよね。私たち5人を含むセーラー10戦士が出ることの発表は、DVDのリリースイベントだったかな。

ミュージカル「美少女戦士セーラームーン」-Le Mouvement Final-連続インタビュー_第一弾3

――タイトルの発表を聞いた瞬間はいかがでしたか?

野本:まず・・・「-Le Mouvement Final-(ル ムヴマン フィナール)」が読めなかった(笑)。

楓:確かに。一回じゃ覚えられない!ってなったよね。

長谷川:「フィナール」の部分はぎりぎり分かったけど。

竹内:最初は口が回らなかった(笑)。

小林:でも、会場の盛り上がりがすごくて圧倒されちゃいました。

――「Anime Matsuri 2017」イベントの様子も伺いたいのですが、どんなイベントでしたか?

楓:3日間のイベントだったんですが、私たちが参加させてもらったのは初日と2日目でした。パフォーマンスはいっぱい会場がある中で、一番大きなホールでやらせてもらったんですけど、すごかったね。

竹内:客席も多くて、めちゃくちゃ広かったです。

長谷川:幕張メッセぐらいの大きいところでした!

――なるほど、想像つきました・・・!パフォーマンスは、どんなことをされたんでしょうか。

楓:40分くらいのステージをやってから、トークをしたんですけど・・・。

長谷川:「只今参上!」って言うだけで、「WOW~!!」みたいなすごい反応が返ってきたので、「ひええっ・・・!」て内心すごく驚いていました。

野本:それから、アニメのイベントなので、場内にコスプレをしている方もたくさんいらっしゃったんですよ。セーラームーンとしてステージの上にいる私の前に、たくさんセーラームーンがいる、みたいな不思議な光景になっていて。とても新鮮でしたね~。

楓:ステージ上から見るのも楽しかったよね。

野本:「会場の奥の方でもセーラームーンがめっちゃ盛り上がってる!」みたいな(笑)。

小林:ルナもいたよね。

竹内:いたいた!あと、今回の「-Le Mouvement Final-(ル ムヴマン フィナール)」に登場するセーラーギャラクシアも見つけました。すごくキラキラしてたからすぐ分かりました。

野本:皆さん、クオリティが高かったね。一緒に写真撮ってくださいって言いたくなるぐらいでした(笑)。

ミュージカル「美少女戦士セーラームーン」-Le Mouvement Final-連続インタビュー_第一弾5

――演じている皆さんがキャラクターと対面するというのは、なかなか不思議な感じがしますね。海外のお客さんから声をかけられたりはしましたか?

野本:そうですね。衣裳ではなく普段着でいる時でも、声をかけてくださる方がいらっしゃいました。なんで分かったんだろう?日本人だからかな。

竹内:でも「何役ですよね?」って言ってくれる方もいたよ。

小林:すごいよね、よく分かったよね。

楓:すっぴんだったりしたのに(笑)。

長谷川:そうそう!恥ずかしいって思ったけど、違うとも言えないし・・・(笑)。

――嬉しいけど、複雑な乙女心ですね(笑)。イベント以外で、何かアメリカの思い出はありますか?

野本:北海道公演の時もそうだったんですが、私と里桃、夢とかれんは相部屋だったんです。一緒にいると、お互いの生活のリズム感も分かってくるんですよ。

長谷川:夫婦みたいになってくるよね(笑)。

小林:私たちは寝れなかった時、朝日を見に行ったりしたね。

竹内:行ったね~!綺麗すぎてびっくりしました。

野本:うちらは爆睡だったよね!

長谷川:早寝早起きだった!

野本:何故か泊まりに行くと、早寝で朝は(目覚ましの)アラームなしで起きれちゃうんです。里桃も同じぐらいに起きてたから、二人で「朝ごはん外で食べよう!」って朝から元気に出かけてました(笑)。

ミュージカル「美少女戦士セーラームーン」-Le Mouvement Final-連続インタビュー_第一弾7

――野本さん長谷川さんペアは元気ですね(笑)!竹内さん、小林さんは・・・?

竹内:私たちは、ホテルにあったジムとプールに毎日行っていました。食べ過ぎで太っちゃうかなと思って・・・。

小林:朝はジムに行って、夜はプールに行って。

竹内:だから、ヒューストンで美味しいものを食べても体型維持ができてました(笑)。

長谷川:プール、屋上にあったんですけど夜景がすごく綺麗だったよね。私たちも行ったよ~。

野本:パーティに招待してもらっていた日があったんですけど、その帰りにね!閉まってしまう直前に「夜景が見たい!」ってドレスで駆け込みました(笑)。

長谷川:(野本さんが)超かっこよかったんだよ~!!

竹内:すごいロマンチック!

小林:デートみたい(笑)。

野本:でも、ほんとにちょっとしか時間なかったから、二人で夜景見て、写真を撮って、よし戻ろうって引き返したよ。

長谷川:超ロマンチックだった~・・・けど、超スピーディ(笑)。

ミュージカル「美少女戦士セーラームーン」-Le Mouvement Final-連続インタビュー_第一弾9

――ペアごとの色が出ますね~。ところで楓さんは・・・?

楓:私は、精神の安定のため一人部屋にしてもらっていました(笑)。

一同:マイペース(爆笑)!

――お話を聞いていると、皆さんの仲が一層深まった感じが伝わってきます。皆さんが、セーラー5戦士としてお披露目されたのは、ちょうど1年ぐらい前のうさぎちゃんバースデーイベントでしたよね。

野本:そうですね、6月30日でした。

楓:遠い過去のことみたい。

小林:いろんなことが詰まりすぎていて。1年じゃなくて5年くらい経ったみたいです。

竹内:私、半年ぐらいしか経ってない気がする。

長谷川:私、2016年なかった気がする。

野本:・・・ちょっと待って、時の流れがぜんぜん違うけど大丈夫(笑)?!

――それぞれまったく違いますね(笑)。野本さんは?

野本:私は・・・稽古期間中は長く感じてたんですよ。本番期間中も。でも、終わってみると「あれ?これで全部なの?」みたいな感じで。だから、早かったと言えば早かったのかなぁ。

長谷川:確かに、やってる時は長いんだよね。果てしない。

野本:そう、果てしないし、全然できないし・・・。でも、終わってしまうと楽しかったことしか覚えてないです。

ミュージカル「美少女戦士セーラームーン」-Le Mouvement Final-連続インタビュー_第一弾11

――それぞれ感じ方が違っておもしろいですね。ミュージカル「美少女戦士セーラームーン」と出会って、一年経って変わったと思うことはありますか?

楓:なんだろう・・・自分では思いつかなくない?

竹内:いや、思いつくよ。

野本:さっきから意見が合わなすぎる!でも、これが仲良くなったってことなんです(笑)!

小林:気を使わないから、簡単にそうだよねってならないんだよね。

長谷川:そうそう。話してると、徐々にズレが生じてきちゃう(笑)。

野本:素の性格は、皆あまり変わっていないかなと思うんですけど。

小林:でも、ほたるちゃんは「愛が溢れるようになった」って言ってたよね。

野本:そうだ(笑)。最初の頃は、私たちも初対面だったので信頼関係とかもまだできていなくて。皆、「とりあえず、自分ががんばろう」と個人戦のような感じだったのが、北海道公演のお稽古の頃から「皆でがんばろう」という意識に変わった気がしたんですよ。一人じゃなくて皆で作るという方向に向いて、自分のことだけじゃない余裕が持てるというか、全体のことを見られるようになったというか・・・「皆もがんばってるんだから、自分もできるんだ」って皆への信頼がどんどん深まっていったし、支えになるってこういうことなんだって分かりましたね。

竹内:良いこと言うね~。

楓:こういう、取材の時にしか言ってくれないけど(笑)。

――お話を伺っていると、前作の北海道公演は、皆さんにとってとても大きなものだったように感じます。

野本:秋公演の千秋楽から、ちょっとだけ時間が空いていたので。その間に、自分の中で「セラミュー」ともう一回、改めて向き合う時間が持てたんです。それを踏まえて、もう一回公演ができたのは、大きかったかもしれないですね。

――それを踏まえての新作公演、そして、最終章となります。原作のストーリーを見た感想はいかがですか?

野本:ミュージカルをやるというのが分かってから原作を読んだので、まず率直に「これを舞台でどうやるんだろう・・・?」って思いました。やりたいところを全部やっていったら、1日がかりの公演になっちゃうんじゃないかと(笑)。

楓:いい言葉もいっぱい出てくるしね。

竹内:このキャラクターの、この物語は絶対描いてほしい!っていう気持ちもあるし。

小林:自分の演じるキャラクターのシーンじゃないんだけど「ここ、ミュージカルでやってほしい~!」って思ったり。

長谷川:あるある~。私たち、作品の中の超細かいところまで見てるからね!台本を読むのが楽しみ。

ミュージカル「美少女戦士セーラームーン」-Le Mouvement Final-連続インタビュー_第一弾4

――幅広い世代の人が知っている作品であり、ミュージカルとしても歴史を重ねてきている作品の最終章ですから、思い入れもひとしおですよね。

野本:私たちは漫画やアニメをリアルタイムで観ていた世代ではないですが、意識をしなくても、気づいたときには知っていたというすごい作品なので。壮大で盛りだくさんの内容を、どうお見せできるのか、私たちも楽しみだし、ファンの皆さんにも、どうなるのか想像を巡らせていてほしいなと思います。

――それでは最後に、最終章への意気込みと共に、皆さんにとって「セラミューとは何か」を、教えてください。

長谷川:今まで「セラミュー」を観てきてくださった方にも、この作品で初めて観る方も、「セーラームーン」が大好きな人たちが、人生の中で「これを観てよかったな」と思ってもらえるような作品にしたいと思っています。
私にとって、「セラミュー」は一言で言うと“ターニングポイント”です。「セラミュー」との出会いは、本当に大きなもので、その出会いによって人生がすごく変わったと思います。だから、皆さんにとっても、人生を変えるとまではいかないかもしれないけど、この舞台を観た次の日から、何か少しでも変わるような、そういう良い影響を与えられる作品を届けたいと思います。

楓:最終章、自分もすごく楽しみです。お客さんたちに、毎公演楽しんで帰っていただけるように、作品を愛して、稽古に挑んで、本番を楽しんで、有終の美を飾れたらと思っています。
私にとっての「セラミュー」は・・・一言じゃ言い表しきれないので、3時間くらい語りたいんですが(笑)。“仲間”です。学生時代、部活とかもやっていなかったし、モデルの仕事は個人戦のようなものなので、これまで皆で一緒に一つのものを作り上げるという経験がなかったんです。だから、この「セラミュー」との出会いは、大切な仲間との出会いです。

ミュージカル「美少女戦士セーラームーン」-Le Mouvement Final-連続インタビュー_第一弾6

小林:いろんな経験を通して、私たち5人の絆は深まっているなと思います。この4人に支えられているなって思うことが、たくさんありました。きっと最終章も、皆に支えられながらやっているんだろうなと思うんですが、今回は私も、少しでも4人の支えになりたいので。頼ってくれたら嬉しいな(笑)。
「セラミュー」は、私にとって初めての舞台だったので、最初は戸惑いが大きかったんです。でもこの作品や皆との出会いで、良い意味で、自分に何が足りないのかなど、考える大切な“きっかけ”になったと思います。

竹内:「-Amour Eternal-」で培ったものを踏まえて、亜美ちゃん、そしてセーラーマーキュリーをまたイチから作り上げていきたいと思います。最終章にふさわしい、戦士のかっこよさや、舞台としてのパワーを伝えられるようにがんばります。
私にとっての「セラミュー」は、“キラキラと輝く迫力”!キャラクターたちの魅力はもちろん、衣裳や美術、ミュージカルとしての華やかさが、出演が決まる前から憧れでした。最終章にふさわしいキラキラと迫力を、お見せできるようにしたいです。

野本:去年まではセーラームーンの「20周年プロジェクト」としてやってきた公演が、今年から「25周年プロジェクト」になりました。さらに歴史を重ねた記念すべき年、さらに最終章ですから、何段階もパワーアップした“セラミューカンパニー”で、お客様の想像を超える作品にできたらと思います。
私にとって「セラミュー」とは・・・。“強さ”を教えてくれたものだと思います。セーラームーンを演じていると、私も強く生きようと思える。強くあろう、と思えます。「セラミュー」は、全部、私のエネルギーになっている気がします。皆さんにも、それが伝えられたら嬉しいです!

ミュージカル「美少女戦士セーラームーン」-Le Mouvement Final-連続インタビュー_2

◆公演情報
ミュージカル「美少女戦士セーラームーン」-Le Mouvement Final- (ル ムヴマン フィナール)
【東京公演】9月8日(金)~9月18日(月・祝) AiiA 2.5 Theater Tokyo
【愛知公演】9月23日(土・祝)・9月24日(日) アイプラザ豊橋
【大阪公演】9月29日(金)~10月1日(日) 梅田芸術劇場 シアター・ドラマシティ

【原作】武内直子
【脚本・演出】平林琢也
【音楽】佐橋俊彦

【出演】
セーラームーン/月野うさぎ 野本ほたる
セーラーマーキュリー/水野亜美 竹内 夢
セーラーマーズ/火野レイ 小林かれん
セーラージュピター/木野まこと 楓
セーラーヴィーナス/愛野美奈子 長谷川里桃

セーラーウラヌス/天王はるか 汐月しゅう
セーラーネプチューン/海王みちる 藤岡沙也香
セーラープルート/冥王せつな 石井美絵子
セーラーサターン/土萠ほたる 未来
セーラーちびムーン/ちびうさ 神田愛莉

セーラースターファイター/星野 光 春川芽生
セーラースターメイカー/大気 光 立道梨緒奈
セーラースターヒーラー/夜天 光 松田彩希
火球皇女 岡村麻未

セーラーギャラクシア 五十鈴ココ
セーラーアイアンマウス 青木志穏
セーラーティンにゃんこ 橋垣美佑
セーラーアルーミナムセイレーン 小林由佳
セーラーレッドクロウ 悠斗イリヤ
シャドウ・ギャラクティカ 肥田野好美 椎原夕加里 匂坂あゆ美 長澤綾乃

ちびちび(Wキャスト) 山口陽愛/新津ちせ
セーラーコスモス 大久保聡美

タキシード仮面/地場 衛 大和悠河

【公式HP】https://sailormoon-official.com/musical/

【チケット】7月29日(土)10:00より各プレイガイドにて一般発売!

ミュージカル「美少女戦士セーラームーン」-Le Mouvement Final-ビジュアル

(C)武内直子・PNP/ミュージカル「美少女戦士セーラームーン」製作委員会2017

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