原作は“マイルド野獣”?「読奏劇」橋本祥平『ヴィルヌーヴ 著/美女と野獣』配信レポート


「Dream Stage(ドリームステージ)-読奏劇-」の第4弾として配信された、橋本祥平の朗読「ヴィルヌーヴ 著/美女と野獣(原題:ラ・ベルとラ・ベート『美し姫と怪獣』)」。カメラ1台でのノーカット撮影を試みた橋本の作品は、“「朗読」を楽曲の「Music Video」のように届ける”というこの「読奏劇」の醍醐味を存分に引き出した内容となった。その模様の一部を紹介する。

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「何かしら自分と関連づいた作品を読みたい」と、ディズニー映画の原作にもなった『美女と野獣』をチョイスした橋本。アンティーク調の家具が並ぶ一室で、撮影は行われた。クラシカルな音楽に乗せて、橋本の声が物語を奏で始める。

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注目は、野獣の登場シーン。クラシカルな雰囲気は一変、音楽はEDM調になり、映像ならではのおもしろさが際立った。「野獣」の唸り声なども、実際の橋本の声にエフェクトをかけて表現している。物語が進むにつれて、橋本の芝居にも熱が帯びていく。一台のカメラで橋本の表情をじっくりと捉えることと相まって“ドラマ感”溢れる『美女と野獣』が誕生した。

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本編の終了後には、本企画のプロデューサーと橋本によるスタジオトークも行われた。プロデューサーと撮影日まで面識がなかった橋本は「人違いじゃないか?と思ったんです。ほかに参加される方を見て、この中に俺がいていいのかな?と思って(笑)」と、オファーを受けた当時を振り返った。

舞台上での芝居を観て、橋本に興味を持っていたプロデューサー。その興味の決定打となったのは、配信番組の中で、橋本が「ナスの被り物」をしている姿を見たことだったそう。舞台上でのかっこいい姿と、バラエティもできる素のギャップが良かったというプロデューサーの言葉に、橋本は「ナスやってよかったな・・・(笑)!」と爆笑していた。

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出来上がったタイミングが配信直前だったため、視聴者と一緒に、まっさらな状態で配信を観ることになった橋本。「すごかったですね・・・!この読奏劇って、革命的ですね。昔の童話に今の技術を入れて、それをうまくMIXすることでまったく新しいものになっているなと思いました。読ませていただいたのは僕自身なのに、見入ってしまいました!」と興奮した様子。

ここまでの「読奏劇」作品とは違うワンカット撮影には、「かなり緊張しました。カメラマンさんに苦労をかけてしまうから、ミスしないようにと思ったんですが・・・」と少々プレッシャーもあったそう。ワンカットゆえに、ミスをしたら5ページ分戻らないといけないなど、時間と戦いながらの撮影だったと振り返った。

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誰もが知る『美女と野獣』だが、原作には広く知られるディズニー映画などとは異なるシーンも結構ある。橋本も、「原作の野獣って、そこまで怖くない?」と思ったそうで、“マイルド野獣”感を「ちょっとかわいく思えちゃう(笑)」とおもしろく演じたようだ。

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また、本企画では作品と一緒にそのメイキング映像も公開。初めましての現場に臨む緊張の瞬間から、空間の使い方を工夫しながら少人数で行われていた撮影スタジオの裏柄の様子など、橋本も興味深く見入っていた。

また、「心に残った一文は?」「舞台での芝居との違い」「撮影中、大変だったことや意識したこと」について、視聴者からの質問にも回答。さらに、「もし実際に舞台で演じるとしたら、やってみたい役は?」という問いには、ディズニー映画大好きな橋本ならではの斜め上(?!)回答も飛び出した。

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メイキングには、スチール撮影の模様も映されていた。この「読奏劇」では、配信後にグッズの販売も始めた。用意されているのは、「5枚組ポストカードセット」2種、「B2リバーシブルポスター」の計3種類。スチールでは、本編とは違う黒シャツ姿、青いバラ、抱きかかえた時計の示す時間など、製作側として細かいこだわりも込めたそうなので、ぜひそういった部分でも楽しんでほしい。販売期間は11月30日(月)まで(予定数達し次第、期間中でも販売を終了)。なお、ポストカードには特殊な仕掛けもあり(詳細は後日発表とのこと)。

購入はこちらから:https://www.asmart.jp/Form/Product/ProductList.aspx?shop=0&cat=500569

実は、このスチール撮影直前に起こっていたのが、第3弾に登場した崎山つばさとの「靴と靴下」事件(詳細は、本作の撮影レポートにて)。これについて、「僕、天然キャラではないんですけど・・・なんで疑わなかったんだろうなあ。崎山先輩、その節は失礼いたしました(笑)」と本人の口からその顛末も語られた。

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いろいろ盛りだくさんだった橋本回。「トークでお話したことを踏まえてまた観てもらえると、きっと違う景色が広がると思います。ポストカードになる写真に込めた謎とかも解き明かされたりすると思うので、ぜひ、何回も観てくださったら嬉しいなあと思います」と、「読奏劇」を締めくくった。

次回、『Dream Stage -読奏劇-』の生配信は、9月5日(⼟)21:00から。アーカイブ配信を含む詳細は、以下のとおり。

『Dream Stage -読奏劇-』

【#4】アーカイブ配信(11月30日まで)
橋本祥平
朗読「ヴィルヌーヴ 著/美女と野獣(原題:ラ・ベルとラ・ベート『美し姫と怪獣』)」
https://ima-ticket.com/event/120

次回!
【#5】9月30日(水)21:00~
牧島 輝
朗読「宮沢賢治 著/注文の多い料理店」
チケット:https://ima-ticket.com/event/158
※配信開始後、途中入場可
※アーカイブ配信あり

<シリーズ作品>

【#1】アーカイブ配信(11月30日まで)
太⽥基裕
朗読「シャルル・ペロー 著/眠れる森の美女(原題:眠る森のお姫さま)」
https://ima-ticket.com/event/117

【#2】アーカイブ配信(11月30日まで)
⼤平峻也
朗読「小泉八雲 著/雪女」
https://ima-ticket.com/event/118

【#3】アーカイブ配信(11月30日まで)
崎⼭つばさ
朗読「太宰治 著/走れメロス」
https://ima-ticket.com/event/119

※以降順次出演者・配信⽇・朗読作品を発表予定!

【公式Twitter】@dreamline_inc
【公式サイト】https://dreamline.link/dream_stage
【チケット】イマチケ https://ima-ticket.com/dreamstage

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