下北沢にて『グッドディスタンスー風吹く街の短篇集』上演!日本中の演劇の元気のために


2020年7月15日(水)から7月19日(日)まで東京・「劇」小劇場にて『グッドディスタンスー風吹く街の短篇集』が上演される。

本多劇場グループのオーナー・本多一夫の娘である本多真弓が立ち上げた本企画は、1日に4団体が回替わりで短篇を上演。ソーシャルディスタンスを守り、客席は間隔を開け、少人数の芝居を行う。

第1章の演目は、外波山文明による『四畳半襖の下張り』、オクイシュージと久ヶ沢徹による『箪笥』、小松台東による『旅立て、小松兄弟』、小宮孝泰と和泉妃夏による『パシリとプッツンと落語』、みやなおこの『brige』『さそりの火』、大谷亮介による『彼女の人生の場合』。

その後、8月に第2章を小劇場 楽園にて、9月に第3章を本多劇場にて上演予定。

◆本多真弓(企画・製作)
新型コロナウイルスという未知なる敵の出現で、世界中の景色が変わり、日本の、東京の、「演劇の街・下北沢」の景色もまた同様でした。緊急事態宣言を受け、劇場の灯が消えました。本多劇場を始め、幾つもの劇場で連日様々な芝居が上演され、賑わっていたのが嘘のように。

私は役者として、また公演主催者として、演劇と関わり続けてきました。今年も5月の公演に向け準備をしていましたが、中止となりました。演劇界が元の状態に戻るには時間がかかるかもしれない。でも絶望したくない。劇場に、小さくてもいいから灯りをともしたい。今できることを考え抜こう。そんな気持ちが湧いてきたのは、私が演劇に支えられてきたことと、「演劇の街」を作った劇場主・本多一夫の娘だからだと思います。

ソーシャルディスタンスを守り、客席は間を開ける。少人数の芝居にする。上演時間は1時間以内。この条件で1日に4団体が、劇場をシェアする形で順々に公演を打つ。公演と公演の間は充分な換気と消毒をして、お客様に安心して観劇していただく為の作業を徹底する。そして劇団側には、劇場で芝居を打つ喜びを取り戻し、思いきり表現してほしい。

私の思いとアイデアから立ち上げた企画は、有難いことに多くの賛同の声に押され、動き出しました。ご協力いただく演劇関係、劇場の皆様、そして観客の皆様と一緒に思いをこめた一歩を踏み出したいと思います。

本年7月から、本多劇場グループの劇場に於いて、『グッドディスタンスー風吹く街の短篇集』と銘打ち、複数回に渡り上演して参ります。下北沢のみならず、日本中の演劇が元気を取り戻していくことを心から願いつつ、演劇を愛する沢山の皆様とご一緒に、動き出したいと思います。

【公式サイト】https://www.gooddistance.net/

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