ウエストエンドで人気のミュージカル年内予定を断念、多数の劇場閉鎖の恐れ


ミュージカル制作会社「キャメロン・マッキントッシュ」は、ウエストエンドで行われてきた『ハミルトン』『レ・ミゼラブル』『メリーポピンズ』『オペラ座の怪人』などの人気公演について、年内の上演を断念するとした。

イギリスの劇場オーナー兼演劇プロデューサーであるキャメロン・マッキントッシュ氏は、公演を2021年に「できるだけ早く」再開するためには、冗長性を含む「抜本的なステップ」が必要であると述べた。

以前から、マッキントッシュ氏は「社会的距離」が敷かれている間は劇場側として今後の予定を立てることは難しいと発言しており、「商業劇場は経済に数十億ポンドの収益を提供するもの。政府はこの貴重な資源を確実に存続させるために行動を起こすべきだ」と、政府による積極的支援を求めている。

ロンドンでは3月下旬から劇場閉鎖が続き、3ヶ月が経過してもいつ、どのようにして安全かつ収益性の高い運用を再開できるかははっきりしていない。イギリスメディアによると、このままでは国内の1,000を超える劇場が閉鎖に追い込まれる恐れがあるという。

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