鄭義信による『泣くロミオと怒るジュリエット』書籍として緊急出版


ジャニーズWESTの桐山照史が主演を務め、柄本時生らが出演した『泣くロミオと怒るジュリエット』が2020年6月12日(金)に書籍として緊急出版されることが決定した。

本作は今年の2月に幕を開けるも、新型コロナウイルスの影響を受け一部公演中止となった、鄭義信による”最新版ロミオとジュリエット”。このほど鄭と担当編集者からコメントが届いている。

◆鄭義信
ロミオは泣き濡れている。ジュリエットは怒りまくっている。時代は嵐に向かっている。僕たちは嵐に向かって叫ぶことはできるのだろうか。
「演劇は不要、不急の代物なんかじゃない!」
今こそ、今だからこそ、もっと生きることの喜びを!もっと愛を、希望を、勇気を!そして、もっと演劇を!

◆担当編集者
東京公演の中止が決定した3月下旬、すぐ出版を決めました。鄭版ロミ・ジュリが埋もれてしまうことはあまりにも惜しかったからです。その後、演劇界はどんどんと苦しい状況に陥りました。鄭さんはこの出版が、被害の警鐘とファンドの立ち上げなど再起に動き出す人たちの一助になればとも、あとがきに書いています。

◆『泣くロミオと怒るジュリエット』書籍情報
【発売日】6月12日(金)全国発売(株式会社リトルモア刊)
【値段】本体2,000円+税
【内容】四六判/194ページ/並製/絵・阿部海太/ブックデザイン・宮川隆

【あらすじ】
とある戦争から5年後の、とある工場街。愚連隊「モンタギュー」 と「キャピレット」の抗争が、暗い街の空気をさらに不穏にしていた。元モンタギューのメンバーだが、今は更正してカストリ屋台を引いているロミオは、幼馴染と繰り出したダンスホールで、田舎から出てきたばかりのジュリエットに出会い、人生初の恋に落ちる。しかし ジュリエットは、敵方キャピレットのリーダーの妹だった。2人の出会いはほんの短い間に、周囲の運命まで一変させることになり・・・。

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