ミュージカル『ビリー・エリオット~リトル・ダンサー~』開幕延期、7月8月公演は中止に


2020年7月から上演を予定していたDaiwa House presentsミュージカル『ビリー・エリオット~リトル・ダンサー~』が開幕を延期、7月、8月の公演を中止することを発表した。緊急事態宣言で自宅待機を余儀なくされたあとも、4人のビリー達は自宅にて必死のレッスンを続けていたが、緊急事態宣言が延長され、広いスペースでのレッスンが6月まで再開できなくなったことを受け、やむなくこのような判断に至ったという。

初日を迎えるにはあと約3か月かかるとのことで、現在発売中の7月12日(日)から8月30日(日)の全60公演を中止し、5月16日(土)から9月13日(日)にチケット払い戻しを受け付ける。なお、9月以降の開幕日、チケットの発売スケジュールなどは、今後の状況を鑑み、詳細が決定次第案内されるという。

本作は2000年に公開された映画「リトル・ダンサー」をエルトン・ジョンの音楽でミュージカル化した作品。映画版の監督スティーヴン・ダルドリーが舞台版でも演出を担当し、脚本は日本でも今年大ヒットした「ロケットマン」のリー・ホールが手掛けた。2005年にロンドンで開幕し、2008年にはブロードウェイにも進出。トニー賞10冠という快挙を成し遂げ、2017年夏には日本初演版が約4か月に渡ってロングラン公演された。

そんな注目作の日本人キャスト版が2020年7月から再び東京・大阪で上演されることに。主人公ビリーにが歌や演技に加えバレエ、タップ、ジャズなどあらゆるダンス技術が求められるため、約1年間に渡る厳正なオーディションが行われ、応募総数1511名の中から海外クリエイティブチームが太鼓判を押す4名のビリー役の少年が選ばれた。

また、益岡徹、橋本さとし、柚希礼音、安蘭けい、根岸季衣、阿知波悟美、中河内雅貴、中井智彦、星智也、大貫勇輔、永野亮比己らの出演も決まっている。

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