ミュージカル『キレイ』再再再演WOWOWで放送!生田絵梨花×神木隆之介の対談も


今年、Bunkamuraシアターコクーン芸術監督に就任した松尾スズキの傑作ミュージカル『キレイ―神様と待ち合わせした女―』が、WOWOWで放送されることが決定した。

2005年に再演、2014年に再再演され、今回が再再再演(4度目)の上演となる本作について、松尾は「これまでで一番、スペクタクル性、音楽性が強調された舞台になる。自分が演出家として、日本から発生したエンターテインメントをどれくらい完成させられるかということが楽しみだし、それを支えてくれるキャストだと思う」と語る。

音楽は、初演から変わらず伊藤ヨタロウが担当。松尾は、キャスティングについても「歌を重要視した」という。主人公のケガレは、松尾作品に初出演の生田絵梨花、特殊な能力を持つ少年ハリコナ役はこれが初舞台となる神木隆之介、青年・ハリコナ役は前回公演で少年ハリコナを演じた小池徹平が務めた。さらに、鈴木杏、皆川猿時、村杉蝉之介、荒川良々、橋本じゅん、阿部サダヲ、麻生久美子ら豪華共演者が集結。

WOWOWの放送では、舞台本編の放送に加え、生田と神木の対談も放送する。本作に出演するにあたり、生田は「初演と再演をDVDで観ていて、多部未華子さんがやっていらっしゃった前回は客席で観ていたので、本当にまさかの!って思いました。すごく好きな作品だと思って観ていたので、自分がその中に入るっていうのが不思議でした」とコメント。

神木は「初めての舞台出演だったので、お話をいただいた時は緊張しました。できるのかな?と本当に不安だったんですけれど、もう20代後半に突入したので、初めてのことも経験させていただこうかなと思って、やらせていただきました」この他、稽古場での裏話や舞台の好きなシーンなどを語っている。

【あらすじ】
3つの国に分かれ、100年もの間、民族紛争が続く“もう一つの日本”。その争いの最中、民族解放軍を名乗るグループに誘拐され、監禁されていた少女(生田)が10年ぶりにソトの世界に脱出する。すべての過去を忘れた少女は、自ら“ケガレ”と名乗り、ダイズでできている兵士“ダイズ兵”の死体回収業で生計を立てているキネコ(皆川)、頭は弱いが枯れ木に花を咲かせる能力を持つ少年ハリコナ(神木)たちの仲間に加わる。戦場で死体を拾って小銭を稼ぐ、そんなけなげなケガレを見守るのは成人したケガレ=ミソギ(麻生)だった。
頭に銃弾を受け、頭脳明晰なゲイに変貌していたハリコナ(小池)と結婚したミソギは、なかなか死ねないダイズ兵のダイズ丸(橋本)や、自分を誘拐・監禁したマジシャン(阿部)らと出会う。過去、現在、未来が交錯する中、ケガレは忘れたはずの忌まわしい過去と対決することになる。

ミュージカル『キレイ―神様と待ち合わせした女―』は、「松尾スズキ大特集!」として3月28日(土)に15:20よりWOWOWライブにて放送される。

【松尾スズキ大特集!】
19:00~
松尾スズキ×安藤玉恵『命、ギガ長ス』松尾スズキプロデュース東京成人演劇部
20:45~
ノンフィクションW 松尾スズキ 人生、まだ途中也

<関連番組>
3月27日(金)
17:45
『世界は一人』松尾スズキ×松たか子×瑛太
脚本・演出:岩井秀人 音楽 前野健太
20:20
『ニンゲン御破算』阿部サダヲ×岡田将生×多部未華子
作・演出・出演:松尾スズキ

(舞台写真 撮影/細野晋司)

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