再開する劇場、各公演の対応は


新型コロナウイルスの感染拡大防止のため公演の中止などの対策を取っていた劇場が、一部動き出す。東宝は、劇場入口にはサーモグフィーが設置され、37.5度以上の方の入場を断る、化粧室の待ち時間緩和のため休憩時間の10分延長、換気強化などの対策を打ち出し、都内の3劇場での公演を行うと発表した(※『Endless SHOCK』に関しては、20日18:00公演の中止が決定20日 12:00追記/21日~31日までの全公演を中止すると発表 21日24:00追記)。

再開するのは帝国劇場『Endless SHOCK』、開幕するシアタークリエ『リトルショップ・オブ・ホラーズ』、日生劇場『ホイッスル・ダウン・ザ・ウィンド 汚れなき瞳』。上記の公演については、再開後の公演でも払い戻しの対応をするとしている。

詳細:https://www.tohostage.com/info20200318.html

また、梅田芸術劇場は、東京・東急シアターオーブでミュージカル『アナスタシア』を再開、大阪・梅田芸術劇場 メインホールでミュージカル『ボディガード』を開幕する。こちらもサーモグラフィーの設置、換気などの対策を取るほか、当面の間、看護師が劇場に常駐するという(『ボディガード』は19日夕刻の、大阪府、兵庫県の往来並びに府県内の外出の自粛に関する大阪府の要請を踏まえ、20日~22日の4公演を中止する決定した 21日24:00追記)。

詳細:https://www.umegei.com/

ホリプロのミュージカル『サンセット大通り』が上演される東京・東京国際フォーラム ホールCは、最新の空調システムで常時換気が行われているという。20日の開幕に際し、サーモグラフィー、消毒、看護師常駐などの対策のほか、来場時、会場内での観客同士の会話をできる限り控えほしいと呼びかけている。

詳細:https://horipro-stage.jp/pickup/information20200311/

東京・赤坂ACTシアターで行われていた劇団☆新感線の『偽義経冥界歌』は本日19日より再開(全国の映画館で行うライブビューイングも予定どおり開催)。サーモグラフィー、消毒、看護師常駐などの対策のほか、スタッフと観客の直接接触機会を減らすため、入場時のもぎり簡略化も実施するとのこと(自分でチケットをもぎり、劇場入口の設置された半券BOXに入れる)。

なお、公演グッズの販売も中止されるため、19日以降は劇団☆新感線公式通販サイト「イーオシバイドットコム」で販売される。

インフォメーション:http://e-oshibai2.jugem.jp/?eid=584

千葉・舞浜アンフィーシアターで予定していた地球ゴージャス二十五周年祝祭公演『星の大地に降る涙 THE MUSICAL』は、中止期間内に館内全体の消毒を実施、サーモグラフィーの設置、予定していた客席通路を使った演出を変更するなどし、開幕する。会場である舞浜アンフィシアターは、換気システムにより常時外気との換気を行っており、休憩時間には外扉を開けるなどより徹底した換気に努める。

詳細:https://www.chikyu-gorgeous.jp/25th/information03.html

21日に開幕を控えていたミュージカル『刀剣乱舞』静かの海のパライソは、感染予防の取り組みを実施した上で、予定どおり幕を開けることを決めた。対策としては、サーモグラフィーの設置、次亜塩素酸水「SALAMORE」による消毒対策、ライブシーンでの客席を使用した演出の取り止めなどが行われるとのこと。

詳細:https://musical-toukenranbu.jp/contents/305137

同じく、21日(日)に東京・TOKYO DOME CITY HALLにて開幕の演劇「ハイキュー!!」〝最強の挑戦者(チャレンジャー) 〞も、サーモグラフィーの導入、消毒などの対策が講じられる上に、3月21日(土)・3月22日(日)の東京公演に関しては劇場側の要請により、マスクを着用していない方は入場を断ると明記されている。

3月28日(土)以降の~兵庫・宮城・福岡・大阪・東京凱旋公演については、現状のマスクの販売状況を考え、マスク着用を推奨、入手できていない方はマスクハンカチやタオルなどを持参し周囲への配慮を呼びかけている(感染拡大状況により、開催劇場と相談の上、変更になる可能性あり)。

詳細:http://www.engeki-haikyu.com/news/202003161300.html

初日が延期されていた『僕のヒーローアカデミア』The “Ultra” Stage 本物の英雄(ヒーロー)も、20日にようやく幕を開ける。サーモグラフィーの設置、スタッフによる除菌スプレー消毒、手渡しが生じるスタッフのビニール手袋着用のほか、上演終了後は、規制退場を実施するとしている。

詳細:https://heroaca-stage-2020.com/news/142.html

20日に東京・サンシャイン劇場で開幕するボイメンステージ『諦めが悪い男たち』では、サーモグラフィによる体温チェックを開演直前でも実施するため早めの来場を呼びかけると共に、観劇中のキャストへのコールはマスクをした方のみに限っている。

詳細:https://www.boysandmen-boysta.jp/guidance.html

ワタナベエンターテインメント主催の『十二夜』は、大阪公演において劇場を変更して公演を行うことを決めた。

詳細:https://enterstage.jp/news/2020/03/014326.html

一方、松竹は東京・歌舞伎座、新橋演舞場、京都・南座、大阪松竹座で予定していた3月の全公演を中止すると発表した。中止となったのは、歌舞伎座『三月大歌舞伎』、新橋演舞場『有頂天作家』、松竹座『僕らAぇ!groupがbrakeしそうですねん?!』、南座・スーパー歌舞伎II『新版 オグリ』。

詳細:https://www.kabuki-bito.jp/news/6144/

東京・明治座も3月の『明治座 三月花形歌舞伎』の全公演を中止することを決めた。

詳細:https://www.meijiza.co.jp/

各公演、様々な方法でできる限りの対策を取っている。劇場を訪れる方も、体調管理・自衛策を講じ、無理をせず、楽しく観劇を再開してほしい。

「過度の接触」「咳エチケット」「目・鼻・口を不用意に触らない」「栄養のある食事・水分の摂取と適度な運動」「体調不良の際は諦める英断をする」を徹底し、自分自身と劇場を守ろう。

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