ミュージカル『ミス・サイゴン』製作発表レポート!市村正親「120歳まで演じ続けたい」


2020年5月にミュージカル『ミス・サイゴン』が上演される。開幕に先駆けて2月26日(水)には都内にて製作発表会見が行われ、出演者による歌唱披露のほか、それぞれ本作への意気込みを語った。

『ミス・サイゴン』は、日本では1992年から1年半の帝劇ロングラン以来、通算上演回数1463回を重ねる大ヒット作。ベトナム戦争末期のサイゴンを舞台に、エンジニアの経営するキャバレーで知り合った、ベトナム人の少女キムと米兵クリスの二人の愛、別離、運命的な再会。そして、キムの子タムへの究極の愛を描いた物語である。

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◆青山郁代(ジジ役)
「ただいま」という気持ちです。2012年から出演させていただき、今回で4度目となるのですが、かねてより念願だったジジ役を演じられることがとても嬉しいです。誠心誠意、新たな気持ちで挑みます。

◆則松亜海(ジジ役)
今回初めて『ミス・サイゴン』に参加させていただきます。このような大役をいただくのも、皆様の前で楽曲を披露するのも初めてなので、すごく緊張していますが、全身全霊で初日から千秋楽までがんばっていきます。

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◆神田恭兵(トゥイ役)
僕は2008年から4度目のトゥイ役となりますが、僕の俳優人生すべてをここに注ぎ込みたいと思っています。がんばって取り組んでいきます。

◆西川大貴(トゥイ役)
『ミス・サイゴン』は6年ぶりの出演となります。この6年の間に成長した部分もあると思うので、新たな気持ちで臨みたいです。

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◆知念里奈(エレン役)
2004年から役を変えてこの作品に参加させていただいているので、色々な角度から『ミス・サイゴン』を見てきました。今回は新しいキャストも増えているので、どんな素敵な作品になるのかとても楽しみにしています。

◆仙名彩世(エレン役)
2008年に初めてこの作品を拝見し、パワーに圧倒され、そしていつか携わりたいと憧れていたので、このような機会をいただけたことをとても嬉しく思います。全身全霊で努めて参ります。

◆松原凜子(エレン役)
オーディションの時に「エレンは希望の光であってほしい」ということを教えていただきました。私はこの作品を知ってまだ間もないですが、様々なテーマが描かれたこの作品は、今の時代に上演されるに相応しいと思います。真摯に向き合っていきたいです。

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◆上原理生(ジョン役)
僕も今回で4度目の出演となります。新しい景色が見れるんだろうな、という思いと、自分にどんな課題が待っているのかというワクワクがあります。作品にあるテーマを責任を持って伝えるため、誠心誠意取り組んでいきます。

◆上野哲也(ジョン役)
前回はクリスで、そして今回はジョンとしてこの作品に携われることを光栄に思います。ジョンを演じるには自分の新しい引き出しを見つけて、開けていかなくちゃいけないな、と思っています。特にドリームランドではジョンはノリノリですからね。稽古を考えると、今からドキドキしています(笑)。ゼロからの出発だと思い、チャレンジしていきたいです。

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◆小野田龍之介(クリス役)
再びこの作品に携われることを光栄に思っています。4年ぶりの上演ということで、4年たったからこそ感じ取れるキムとのやり取りだったり、ジョンとの関係を大切にしながら稽古を重ねていきたいです。

◆海宝直人(クリス役)
2008年にアンサンブルとして参加させていただいたのが19歳の頃で、その公演期間中に二十歳を迎え、様々なことを経験させてもらいました。この作品に戻ってくることができてとても嬉しく、また感謝しています。この役を誠実に、誠実に、繊細に、そして大胆に演じます。

◆チョ・サンウン(クリス役)
日本の舞台は、10年前に劇団四季の舞台に出たのが最後だったのですが、また日本の舞台に立てることになり、ドキドキしながらも楽しんでいます。この作品はイギリスでの上演の際にトゥイ役で出演していました。今回は全く違う役なので、お友達と仲良くなって、皆と一緒になってがんばりたいと思います。

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◆高畑充希(キム役)
小さい頃からこの作品を見て、憧れていたので、このカンパニーに入ることができてとても嬉しいです。初めての帝劇ですし、ミュージカルも7年ぶりなので、私も友達と仲良くしながら、楽しく、一生懸命お稽古できたらと思います。

◆昆夏美(キム役)
2014年から参加させていただいているのですが、前回の公演は喉の病気を患い、一部を除いてほとんどを休演させていただくことになってしまいました。カンパニーの皆様に迷惑をかけましたし、何より楽しみにしてくださっていた皆様に申し訳ないことをしてしまいました。なので今回、こうして戻ってこれて本当に嬉しく思っています。

◆大原樱子(キム役)
まだ稽古が始まっていないので、自分がどのように演じるのか全部把握できてはいないのですが、このテーマ性を持った作品に出演できることを嬉しく思っています。心を込めてがんばりたいです。

◆屋比久知奈(キム役)
この作品に憧れていて、この役で出演できることが幸せです。責任も感じていますが、その思いやプレッシャーをパワーにかえて、キムという役に真摯に挑みたいと思っています。

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◆東山義久(エンジニア役)
市村さんを筆頭とした多くのキャストの皆さま、そしてスタッフさんの情熱とが今年の『ミス・サイゴン』に繋がっているのだと実感しています。この舞台に立てる自覚と誇りを持って、誠心誠意努めていきたいです。

◆伊礼彼方(エンジニア役)
フランスの血が多めのエンジニア役をやらせていただきます(笑)。この場に立たせていただけていることを嬉しく思っています。市村さんが作ってきてくださった歴史を背負いながら、新しいオリジナルのエンジニア役を演じられたらと思います。

◆駒田一(エンジニア役)
今回で3度目ですが、初演はがむしゃらに動いていたように記憶しています。前回から地に足を付けて、色々なことが見え始めたと思っているので、今回はもっと地に足をつけて、色々なところを見回しながら、一丸となってゴールに向かって走り続けたいと思います。

◆市村正親(エンジニア役)
市村です!初演からずっとやってまーす(笑)。前回、卒業宣言をしました。そしてまた戻ってきました!帰りを待ってくれていた人、僕の日のチケットを買ってくれた人、どうもありがとう!がんばります。前やったことはすっかり忘れて、なるべく前やったことのないような方向から、演出家と一緒にエンジニア役を作っていけたらと思っています。

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会見では、キム役を演じる4人に向けて、キム役のプロフェッショナルである知念から何か一言、というリクエストも。これに知念は恐れ多いというように頭を下げつつ「私から言えることは何もありません。4人は本当にキムっぽいなと思いますし、共演できることを嬉しく思っています」と、4人に絶対の信頼を置いていることを明かした。

また市村はエンジニア役について「続けられる限りやってくれと言われてます。どれくらいやりたいかなあ・・・120歳とか・・・?できるだけ長く。息子がクリスやるくらいまで演じたいです」と笑顔を見せた。

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歌唱披露では、楽曲メドレー「世界が終わる夜のように」「トゥイの死」「今も信じてるわ」「生き延びたけりゃ」「命をあげよう」「ブイドイ」「アメリカン・ドリーム」のパフォーマンスが約20分にわたって行われ、会場は感動と大きな拍手に包まれた。

ミュージカル『ミス・サイゴン』は5月23日(土)から6月28日(日)まで東京・帝国劇場にて上演される。

【公式サイト】https://www.tohostage.com/miss_saigon/

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