『フランケンシュタイン』囲みレポート!中川晃教「これがミュージカルの”すごみ”」


2020年1月8日(水)より東京・日生劇場にてミュージカル『フランケンシュタイン』が開幕するが、初日前に囲み会見が行われ中川晃教、柿澤勇人、加藤和樹、小西遼生が登壇した。

本作は誰もが知っているゴシックロマンの名著「フランケンシュタイン」を、大胆なストーリー解釈と流麗にしてメロディアスな音楽でミュージカル化した作品。2017年に日本初演が行われ、2020年再び、人類の“生命創造”への飽くなき探求と“愛と友情”の物語が幕を開ける。

ミュージカル『フランケンシュタイン』囲み会見

ビクター・フランケンシュタインとジャックを演じる中川。「3年前の初演を経ての再演ですが、ご覧のとおり初演メンバーが揃い、そして稽古場でもさらに作品を深めていくことができた、そんな充実したものとなりました」とこれまでを振り返った。

見どころについては、Wキャストであることに触れ「二人のビクター、二人のアンリがいます。これを見なきゃもったいない!二つの魅力、二つのおもしろさを体感していただきたいです」と熱を込めて語った。

ミュージカル『フランケンシュタイン』囲み会見

続けて柿澤は「再演で新しいメンバーも加わり、平均年齢が若くなったためか、すごくエネルギーが飛ぶので、その勢いも感じていただきたいです」と話し、開幕に向けて「やることは全部やってきました」と清々しい顔を見せた。

ミュージカル『フランケンシュタイン』囲み会見

アンリ・デュプレと怪物役の加藤は「初演はともかくがむしゃらに突っ走った公演でしたが、今回はそれをベースにしつつ、新たな解釈を加えた部分もあり、より一つ一つのシーンを深めていくことができました。よりお客様が夢中になれるような形になったのではないでしょうか」と、充実した稽古期間であったことを語った。

さらに「改めて生きることについてのメッセージが、お客様に届けば嬉しいです。生命の力を2020年の始まりに感じていただければ」と続けた。

ミュージカル『フランケンシュタイン』囲み会見

「みんな、3年前の稽古のことをすごく覚えていたのですが、僕は全然で・・・(笑)」と初期段階での稽古を振り返ったのは小西。「あれ?こんなことやったっけ?の連続でした(笑)。魂が抜けるくらい、全身全霊で挑んでいる作品です。間違いなく、皆さんに衝撃を与える、息を呑むものになっています」と語った。

会見は舞台稽古の直後に行われたが、中川は小西との稽古最中に、思わず「キスしたくなった」瞬間があったという。ビクターがアンリとの友情を強く感じ、絶望の中でさえも、殺(あや)めた怪物から”もう一度命を作ろう”という希望を与えられる、というシーンで「もらったこのパワーを返したい、という衝動に駆られて、どうすれば返せるんだ…!と悩んで出た答えがキスでした」と話した。

ミュージカル『フランケンシュタイン』囲み会見

会見の途中には、中川の「このカンパニーには料理男子がたくさん」発言から、加藤の得意料理が二郎系ラーメンだということが発覚。チャーシューまで手作りの本格派だそうで、小西はもらったチャーシューでどんぶりを作って食べたのだとか。

柿澤は「料理はあまり得意ではないです!食べる専門です!」と笑いを取りつつ「バナナと牛乳を混ぜたジュースは毎日作って飲んでいます。あと、カレーですかね。カレーを食べていれば健康になる気がしています(笑)」と身体にも気を使っていることを明かした。

ミュージカル『フランケンシュタイン』囲み会見

会見の最後には中川が「本作の稽古をしていると、音楽や物語をとおして、ふと大切な人のことや、自分の生きて来た時間など、役とはかけ離れた個の自分と繋がる部分があるんです。これがもしかたら、ミュージカルの”すごみ”なのかな、と。そんな中でこのミュージカルに携われる身をして、気持ちを新たにして、お客さまをお迎えしたいと思います」と締めくくった。

ミュージカル『フランケンシュタイン』は以下の日程で上演される。

【東京公演】1月8日(水)~1月30日(木)
【愛知公演】2月14日(金)~2月16日
【大阪公演】1月20日(木)~2月24日(月)

【公式サイト】https://www.tohostage.com/frankenstein/index.html

チケットぴあ
最新情報をチェックしよう!
テキストのコピーはできません。