舞台『巌窟王 Le theatre』開幕!橋本祥平、福山潤の励ましに「伸び伸びと演じられた」


2019年12月20日(木)に東京・こくみん共済coopホール(全労済ホール)/スペース・ゼロにて舞台『巌窟王 Le theatre』が開幕。初日前には囲み会見とゲネプロが行われ、橋本祥平、谷口賢志、前嶋曜(JBアナザーズ)、遠山景織子、徳山秀典が登壇。意気込みや見どころを語った。

本作はTV放送15周年を迎えたアニメ『巌窟王』の舞台化作品。フランスの古典文学の名作「モンテ・クリスト伯」(アレクサンドル・デュマ著)を原作に、物語の舞台を幻想未来のパリに移し替え、復讐の生贄となる一人の少年の目線から物語を再構築。残酷でイノセントな“復讐のパンク・オペラ”として描いている。

舞台『巌窟王 Le theatre』舞台写真

◆橋本祥平(アルベール・ド・モルセール子爵役)
いよいよ来たな、という感じです。稽古初日から1ケ月間、本番に向けて全員で挑んできたのですが、稽古内容が濃すぎて、体感的には半年間くらいずっとみんなで芝居を作っていたかのような、濃密な時間を過ごさせていただきました。

稽古場で全員の脳みそを使って必死で考えて、正直稽古途中は脳みそがどろどろだったのですが(笑)、演出の村井雄さんからはじまり、賢志さんも引っ張っていってくださり、最後の最後まであきらめずに挑戦し続けることができました。

小屋入りを迎えるまでに、アニメ版アルベール役の声優である福山潤さんとお話しさせていただく機会があったのですが「役者の芝居の幅が狭まるから、声は寄せなくていい」というありがたいお言葉をいただくことができ、僕たちも伸び伸びとこの作品を作っていけました。ぜひ会場に、「巌窟王」の世界観を体感しに来ていただけると嬉しいです。

舞台『巌窟王 Le theatre』舞台写真

◆谷口賢志(モンテ・クリスト伯爵役)
祥平くんは「半年間くらい稽古していたような・・・」と言っていましたが、僕は3日くらいに感じましたね(笑)。
実は、僕は十数年前にこのアニメを観ていたんです。ちょうどそこの頃、役者としてくすぶっていた時期でもあり、何か新しいものを手に入れないと、新しいものを観ないと、とアニメを観始めていたんです。その1発目が「巌窟王」でした。

観た瞬間「このモンテクリスト伯というキャラクターを絶対に演じたい」と感じましたし「そういう巡り合わせがあったら、役者として本当に幸せだな」と思いながら生きてきました。夢というと大げさに聞こえるかもしれませんが、全力を注いで皆と作ってきましたので、舞台にしかできない「巌窟王」を楽しみにしていただければと思います。

舞台『巌窟王 Le theatre』舞台写真

舞台『巌窟王 Le theatre』舞台写真

◆前嶋曜(フランツ・デピネー男爵役)
やっとこの日が来ました。この1ケ月、やれることはやってきたので、全力でお客さまにその思いを届けられるように、がんばって演じて参ります。

◆遠山景織子(メルセデス・ド・モルセール役)
アニメの「巌窟王」を観て、この作品がとても好きになりました。ストーリーはもちろんのこと、映像も素晴らしいので、そこにも注目していただければ。
メルセデスを情熱的に演じたいと思います。よろしくお願いいたします。

◆徳山秀典(フェルナン・ド・モルセール将軍役)
もちろん物語自体は復讐劇なのですが、それぞれのキャラクターに深い愛があって、それをどこまで舞台上で表現できるのかが僕たちの課題だと思っています。一人一人が愛に包まれて生きていおり、その中で素晴らしい復讐劇としてのラストを迎えられるようにがんばってきたので、ぜひ多くの方に観ていただきたいです。

舞台『巌窟王 Le theatre』舞台写真

会見では橋本から見た一人一人の印象も語られた。谷口は「お芝居を引っ張ってくれる」、遠山は「天然で稽古場のムードを和ませてくれる」、徳山は「面倒見がすごくいい」、前嶋は「稽古場に残って稽古を続ける、ひたむきさがある」とのこと。

また、会見の最後で締めの言葉を求められた橋本が、作中の有名な一説「待て、しかして希望せよ」を用いると、谷口が「それ、俺のセリフだから(笑)」とツッコミを入れ、和気あいあいとしたカンパニーの雰囲気がこちらまで伝わってきた。

舞台『巌窟王 Le theatre』舞台写真

舞台『巌窟王 Le theatre』舞台写真

『巌窟王 Le theatre(ル・テアトル)』は、12月20日(金)から12月28日(土)まで東京・こくみん共済coopホール/スペース・ゼロにて上演される。

【公式サイト】http://officeendless.com/sp/gankutsu/
【公式Twitter】@gankutsu_butai

(C)2004 Mahiro Maeda・GONZO/KADOKAWA / (C)「巌窟王 Le théâtre」製作委員会

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