葵わかな&木下晴香、海宝直人&相葉裕樹&内海啓貴がここだけの共演!ミュージカル『アナスタシア』製作発表レポート


ブロードウェイでロングラン公演され、世界各国でも相次いで上演されているミュージカル『アナスタシア』が、2020年3月1日(日)より日本初上演される。これに先駆け、209年11月12日(火)に製作発表が行われ、W主演を務める葵わかなと木下晴香、そして、海宝直人、相葉裕樹、内海啓貴、山本耕史、堂珍嘉邦(CHEMISTRY)、麻実れいが登壇した。

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本作は、1918年に帝政ロシア時代最後の皇帝となるロマノフ2世をはじめ一族が殺害された中、皇帝の末娘アナスタシアだけは難を逃れて生き続けたという、歴史上の謎「アナスタシア伝説」にもとづいた物語。第70回アカデミー賞で歌曲賞や作曲賞にノミネートされたアニメ映画『アナスタシア』に着想を得て制作されたミュージカルだ。

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Wキャストで主演のアーニャ役を務める葵は「日本で初めて上演される作品に携われることを光栄に思っています。アーニャには、私自身も共感できる部分があります。働く女性が多い現代ではアーニャのような“強い女性”像に共感していただけると思うので、演じるのが楽しみです。精一杯務めますので、ぜひ劇場に見に来てください」と挨拶。

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同じくアーニャ役の木下は「オーディションから、クリエイティブチームの皆さんの熱い想いを感じているので、これからを一緒にこの物語を作っていくのが楽しみです。先輩方に支えていただきながら、しっかりとアーニャを務められるようにがんばります」と意気込んだ。

また、葵は「アーニャという女の子は苦境に立たされながらも、その中で夢と希望を忘れず、周りの人の手を借りながらも歩んでいきます。力強いお話になっているので、観た方の背中を押せる作品になっていると思います」と本作の魅力を語り、木下は「楽しいエンターテインメント性の強い曲もあれば、力強い曲もあり、様々な楽曲が含まれているのも魅力だと思います。映像の演出もあり、私自身もワクワクしているので、皆さんにどう見ていただけるのか楽しみにしています」とアピールした。

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アーニャと出会い、共に旅をする若い詐欺師・ディミトリ役は、海宝・相葉・内海のトリプルキャストで上演。ドイツで本作を観劇したという海宝は「とても美しく、ロマンチックなメロディと華やかな衣裳、美しい映像など、本当にエキサイティングで、これを日本で演じられるんだと思うとワクワクしました」、相葉は「オーディションの際も、クリエイティブスタッフの皆さんが情熱的で、どんどん試させてもらうことができました。その情熱に僕らも負けないよう、さらに熱いものを届けていきたいと思います」とコメント。

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そして、本作がグランドミュージカル初出演となる内海は、緊張しながらも「出演が決まった時は、本当に嬉しかったです。日本でのアナスタシアも本当にすごかったなと言ってもらえるようにがんばります」と新たなステージに進む喜びを漂わせていた。

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海宝と相葉は『レ・ミゼラブル』で共演した仲であることから、「長い期間(同じ作品を)一緒にやっていたんですが、その時は(「レ・ミゼ」では)相棒役だったので、同じ役をできることが嬉しかったです」と海宝。さらに「僕たちには“ネコ好き”という共通点もありますし・・・」という海宝に、ネコを愛してやまない相葉も大きく頷き、「叶わなかったけれど、一緒に“ネコの島”に行きたいという話もしていたんですよ」とネコトークを続けた。なお、スケジュールが合わなかったため海宝は単身で“ネコの島”を訪れたそう(ちなみに葵もネコ好きのため、二人のネコトークに参加しつつにっこり)。

内海は、海宝・相葉どちらとも初対面。自身はネコアレルギーのため、ネコトークはできないようだったが、「僕、海宝さんの(CD)アルバムを稽古に行く前にいつも聞いて気持ちを上げているんです。そして、相葉さんは 僕が今出演しているミュージカル(ミュージカル『テニスの王子様』)の大先輩なので、動画でいっぱい拝見していました。(二人と)一緒にできることを嬉しく思っています」と顔をほころばせていた。

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ボルシェビキの将官・グレブ役を演じるのは、山本と堂珍。山本は「ブロードウェイで注目されている作品だということは知っていましたが、今日この場を迎えて、改めて日本でも注目されているんだなと感じています」と述べた。また、この日の衣裳についていたボタンがとても多かったことから、「今日この衣装を着た時に、上からボタンをかけていったんですが、最後の一個で掛け違えていることに気づいた瞬間はかなりショックでした・・・(笑)。本番ではボタンの“かけ違い”がないよう、がんばりたいと思います」と、ウィットに富んだコメントで会場を笑わせ、堂珍は「グレブと同じように、自分が信じているものにまっすぐ、僕自身も進んでいきたいなと思っています」と力強く語った。

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アーニャの祖母・マリア皇太后役を演じる麻実は、これが1998年上演の『蜘蛛女のキス』以来22年ぶりのミュージカル出演となる。「壮大な歴史的、そしてロマンあふれるこの作品に参加できることがとても嬉しく、このカンパニーの皆さんとご一緒できることが大変幸せです」と話した。

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なお、この日の会見ではディミトリ役の海宝・相葉・内海による「My Petersburg」、アーニャ役の葵と木下による「Journey to the Past」の2曲の楽曲披露も行われた。さらに、フォトセッションでは、葵と木下が本番で着用される華やかなドレスを着て登場。葵は「日本にはなかなかない色味やきらびやかさ、豪華絢爛さも見て楽しめる部分だと思います」と自らの衣裳の魅力についても語っていた。

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ミュージカル『アナスタシア』は、以下の日程で上演される。なお、海宝は東京公演のみの出演となっている。

【東京公演】2020年3月1日(日)~3月28日(土) 東急シアターオーブ
【大阪公演】2020年4月6日(月)~4月18日(土) 梅田芸術劇場 メインホール

【公式サイト】http://www.anastasia-japan2020.jp/
【公式Twitter】@AnastasiaJapan
【公式Instagram】@anastasiathemusical_japan

(取材・文・撮影/嶋田真己)

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