「忍ミュ」第10弾の再演に反橋宗一郎「善法寺伊作、完全復活!」


2019年10月13日(日)より東京・シアターGロッソにてミュージカル『忍たま乱太郎』第10弾 再演 ~これぞ忍者の大運動会だ!~が上演される(※初日予定であった10月12日公演は、台風19号接近により公演中止)。初日前にはゲネプロと囲み会見が行われ、4年生、5年生、6年生のキャストが登壇した。

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本作は、尼子騒兵衛によるマンガ「落第忍者乱太郎」およびアニメ「忍たま乱太郎」をミュージカル化した“忍ミュ”シリーズの10作目。5月に初演されており、今回はその再演となる。

初日に向けて、4年生、5年生、6年生のキャストがそれぞれ意気込みを語った。以下、各キャストのコメントを紹介。

◆湯本健一(立花仙蔵役)
再演の稽古場では初演以来でみんなが集まって、ちょっと懐かしさもあり、毎日楽しい稽古場でした。再演では殺陣やお芝居など、お客様にさらに分かりやすく伝わるように取り組んでいけたらと思います。

◆渡辺和貴(潮江文次郎役)
稽古場では、それぞれが信念を貫いてみんなでがんばって創り上げてきました。初演と同じキャストで同じご飯を食べ、旅公演では同じホテルに泊まり…。共に楽しく過ごした時間が、舞台でもいい形で出ていると思います。

◆新井雄也(中在家長次役)
再演の稽古場には反橋さんが戻ってきてくれて、ここから改めて始めるのだなと感じました。再演では初演と比べて変えている部分がたくさんあるので、そういうところを注視して見ていただければと思います。パワーアップしたところをぜひ感じてください。

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◆木村優良(七松小平太役)
再演では動きが大きくなったり、さらにアグレッシブになったりと、楽しんでいただける部分も増えたので、初演を観た方はその変化を楽しんでいただいて、初見の方は「観れてよかった」と思っていただけるような作品にしたいと思います。

◆秋沢健太朗(食満留三郎役)
再演の稽古場には反橋さんが戻ってきてくれて、ここから改めて始めるのだなと感じました。また役同士、キャスト同士の関係性も初演に比べて深くなりましたし、稽古場ではディスカッションしながら創り上げてきました。10弾再演は初演に比べ、それぞれのキャラクターが深堀りされていて、これまで出てきていない一面も現れているのでそういったところを楽しんでいただければ嬉しいです。

◆反橋宗一郎(善法寺伊作役)
初演の大阪公演で自身の病気のせいで多大なるご迷惑をおかけしてしまったのですが、あの日からこうしてもう一度伊作役を演じられることを夢にみてきました。僕が戻ってこられたのは、スタッフやキャスト、そしてお客様のおかげです。感謝の気持ちをステージ上からお返ししたいと思います。善法寺伊作、完全復活!お楽しみに。

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◆山木透(久々知兵助役)
本編もパワーアップした点はたくさんあるのですが、アナザーストーリーも見逃せないです。初演の際は各チームごとだったのですが、今回は学年ごとなので、5年生の結束を高めて、よりいい物語をお届けできたらと思っています。

◆佐藤智広(尾浜勘右衛門役)
世間では、2020年の大運動会”オリンピック”に注目が集まっていますが、その前の2019年の忍者の大運動会からバチバチに盛り上げていきたいと思います。世界を変えてやりましょう!

◆栗原大河(竹谷八左ヱ門役)
10弾再演も、皆で明るく楽しく前向きにスタートできるようにがんばりました。再演では尼崎にも行くので、美味しいものたくさん食べたいと思います。よろしくお願いします。

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◆樋口裕太(平滝夜叉丸役)
今回の再演では中毒性のある、そして進化の最終形態の滝夜叉丸をお見せできれば幸いです。

◆大谷誠(綾部喜八郎役)
再演では芝居や、ピックアップしているところが変わり、より見やすくなっています。アナザーストーリーは学年ごとに曲があるのですが、それぞれの学年に合ったかっこいい曲になっているので、ぜひ楽しみにしていてください。

◆三井淳平(田村三木ヱ門役)
忍術学園のアイドルという三木ヱ門ですが、再演ではさらにアイドルさを増し、さらに火器愛を増した、会計委員になれればと思います。

◆高畑岬(浜守一郎役)
再演も浜守一郎の大笑いで皆さんを元気にできたらと思います。よろしくお願いします!

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キャスト陣が声を揃えて語っているとおり、再演では作品自体がパワーアップ。特にキャラクターの性格が色濃く表れるセリフや動きなども増え、一人一人じっくり見ようと思うと目がいくつあっても足りない。同室の友に見せる安心した笑顔、同学年に向ける信頼の眼差し、後輩を引っ張る力強い言葉・・・。どれもが観客の目を引き付ける。

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今回は原作者である尼子騒兵衛の出身地、いわば「忍たま乱太郎」の聖地である尼崎での公演も控えている。尼崎について秋沢は「駅についた瞬間から解放感がある場所です。こういう環境の中で『忍たま乱太郎』が生まれたのだと思うと、色々と感慨深いものがあります。お客様の空気感も違ったりもしますし、尼崎の劇場で生まれてくる感情を楽しみにしたいです」と期待を述べた。

続けて反橋も「お客様も、聖地で忍たまが見られるということで、一層楽しみにしてきてくださる方が多いように思います。自身では2回目の尼崎公演となりますが、聖地と言うことで、僕は衣装を着たまま外に出たいくらいでした。今回は試してみようかな・・・(笑)」と冗談を交えてコメントを寄せた。

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また原作漫画「落第忍者乱太郎」だが、「朝日小学生新聞」に10月1日~12月末まで掲載される「傑作選」をもって、33年の連載に幕を下ろすことが決まっている。気になる忍ミュの今後についてだが、制作統括プロデューサーの澤田隆司は「尼子先生の執筆が止まったとしても、NHKのアニメーションも、そしてミュージカルも、続けられる限り続けていきたいです」と熱い思いを明かした。

初演でもすさまじいエネルギーを見せてくれた「忍ミュ」第10弾。さらにハチャメチャに、さらにパワーアップした再演をぜひ劇場で見届けて欲しい。初演のゲネプロレポートはこちら。

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ミュージカル『忍たま乱太郎』第10弾 再演 ~これぞ忍者の大運動会だ!~は、以下の日程で上演される。

【東京公演】10月13日(日)~10月27日(日) 東京ドームシティ シアターGロッソ
【尼崎公演】11月8日(金)~11月10日(日) あましんアルカイックホール

【公式サイト】http://www.musical-nintama.jp/
【Twitter】@myu_tama

(C)尼子騒兵衛/NHK・NEP (C)ミュージカル「忍たま乱太郎」製作委員会

(取材・文・撮影/エンタステージ編集部 2号 TOP写真/オフィシャル提供)

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