放送15周年のアニメ『巌窟王』橋本祥平、谷口賢志、前嶋曜らで舞台化


TV放送15周年を迎えたアニメ『巌窟王』が、2019年末に舞台化されることが決定した。本作は、フランスの古典文学の名作「モンテ・クリスト伯」(アレクサンドル・デュマ著)を原作に、物語の舞台を幻想未来のパリに移し替え、復讐の生贄となる一人の少年の目線から物語を再構築。残酷でイノセントな“復讐のパンク・オペラ”として描いた。

退屈な日常に飽きてしまったパリの青年貴族・アルベールは、刺激を求め親友のフランツと共に、月面都市・ルナのカーニバルに参加する。その頃、ルナの社交界では東方宇宙からやって来た謎の紳士モンテ・クリスト伯爵の話題でもちきりだった。オペラ座でモンテ・クリスト伯爵の姿を見たアルベールはその存在感に圧倒される。モンテ・クリスト伯爵との交流を深めていくアルベールは、伯爵の妖しい魅力の虜となっていく・・・。

アルベール・ド・モルセール子爵役は橋本祥平、モンテ・クリスト伯爵役は谷口賢志、フランツ・デピネー男爵役は前嶋曜(JBアナザーズ)に決定。

脚本・演出は村井雄(KPR/開幕ペナントレース)が担当。アニメ版の監督を務めた前田真宏(カラー)とプロデューサーの橋本太知(スローカーヴ)が協力するほか、ドラマターグとして御笠ノ忠次も参加する。

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以下、発表に際して橋本、谷口、前嶋、脚本・演出の村井から届いたコメント全文を紹介。

◆橋本祥平(アルベール・ド・モルセール子爵役)
この度、アルベール・ド・モルセール子爵役を演じさせていただきます橋本祥平です。
まず、この作品を観た時にものすごい衝撃を受けました。
舞台は中世と近未来を融合させたとてもおもしろい世界観で、印象的な色彩の作画が幻想的で美しく、僕が今まで観たことのない作品でした。
物語はモンテクリスト伯の復讐劇を描いたミステリー、その中で様々な人間ドラマが展開していく様子は演劇で表現したらおもしろい!と作品を観ながら心が踊っておりました。
この世界観と人間ドラマを演劇と言う力を使って熱く表現したいと思います。
魂削って挑ませていただきます。

◆谷口賢志(モンテ・クリスト伯爵役)
この喜びの感情を言葉にすることが難しい。
15年前・・・アニメ「巌窟王」は僕の感性、価値観に大きな影響を与えてくれた。
映像、音楽、物語、衣装・・・すべてが衝撃の出逢いだった。
それ以来、ことあるごとに「モンテ・クリスト伯爵を演じたい」と言い続けてきた。
彼の人生を生きたいと強く願い続けてきた。
その夢が・・・作品同様15年の時を経て叶う。
奇跡でしかない。この喜びを言葉にするのは難しい。
身体中にあらゆる感情が渦巻いている。
そのすべてを込めて舞台上から皆様にお届けします。
誰かにとって衝撃の出逢いになるように。
では・・・「待て、しかして希望せよ!」

◆前嶋曜(フランツ・デピネー男爵役)
フランツ・デピネー男爵を演じさせていただく前嶋曜です。
主人公アルベールの親友であり、命を賭けてモンテ・クリスト伯からアルベールを守る非常に重要な役柄ではありますが、フランツという人物の内面にまで深く追求していければと思っています。原作ファンの方にはもちろん,舞台で初めて「巌窟王」を知るという方にも楽しんでいただけるよう、キャスト、スタッフの皆さんと素晴らしい舞台を作り上げていきたいと思っていますので、よろしくお願いします。

◆村井雄(脚本・演出)

今や伝説と語られるアニメ放映から15年。待望の舞台化に携われることに感謝しています。
15年間熟成されてきたその愛と復讐が、生の感情が届く演劇の場でより衝撃的に『巌窟王 Le theatre』として甦ります。
今回、原作の魅力に加えて、集まった俳優・スタッフの魅力が発揮される作品になるよう精一杯努めたいと思っております。
そして、改めて不朽の名作『巌窟王』を語り合う良き機会となることを願ってやみません。
皆様どうぞご期待ください。

『巌窟王 Le theatre(ル・テアトル)』は、12月20日(金)から12月28日(土)まで東京・こくみん共済coopホール/スペース・ゼロにて上演される。

なお、8月2日(金)19:00から8月18日(日)23:59にかけてチケットの一次選考販売(抽選)が行われる。
受付URL:http://www.confetti-web.com/gankutsuou

【公式サイト】http://officeendless.com/sp/gankutsu/
【公式Twitter】@gankutsu_butai

(C)2004 Mahiro Maeda・GONZO/KADOKAWA / (C)「巌窟王 Le théâtre」製作委員会

 

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