舞台『紅葉鬼』開幕!陳内将、菊池修司らが作り上げた「だかいち」劇中劇


舞台『紅葉鬼』が、2019年6月28日(金)に東京・品川プリンスホテル クラブeXにて開幕した。本作は、桜日梯子によるBL(ボーイズラブ)漫画「抱かれたい男1位に脅されています。」(月刊「マガジンビーボーイ」連載/リブレ刊)内で描かれる劇中劇の舞台化作品。初日前日には公開ゲネプロと囲み会見が行われ、出演者より陳内将、菊池修司、演出を手掛けた町田慎吾が登壇し、意気込みを語った。

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「紅葉鬼」は、原作の漫画「抱かれたい男1位に脅されています。」(通称:だかいち)内で、「抱かれたい男ランキング」1位の座を5年連続で守り続けてきた芸歴20年のベテラン俳優・西條高人と若手俳優・綾木千広が出演した舞台作品として登場し、2018年10月から12月にかけ放送されたTVアニメ内でも描かれていた。

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物語の舞台は、平安時代。夜ごと人々を襲う鬼たちと、それを討伐せんとする人間たちの間で、血の宿命に翻弄される二人の若者――西條高人が演じる「経若(つねわか)」と、綾木千広演じる「繁貞(しげさだ)」。鬼と人間の争いは日増しに激化し、多くの犠牲者を出していく。都を守護する兵士である繁貞はある日、鬼の頭目・経若から和平を結びたいという書状を受け取り鬼の里へ向かうことにする。しかし、鬼側にも人間側にも繁貞の思いとは違う思惑があり・・・。果たして、生き残るのは鬼か人間か――。

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初日に向け、西條高人/経若役の陳内は「場当たりを経て『これがまっちーさん(町田)が作りたかったものなんだ』と実感しています。原作のある作品ですが、その中で『紅葉鬼』について描かれているのはほんのわずかです。それをプロデューサー、脚本の葛木英さん、演出の町田さんほか、皆さんで一つの台本に作り上げてくださりました。様々な垣根を超えた、オリジナルのストレートプレイを皆さんと一緒に作れたのでは、と思っています」と語った。

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綾木千広/繁貞役の菊池は「お客様に楽しんでもらいたいという思いから、一人一人が全力で約1ヶ月稽古を重ねてきました。この作品は、原作があり、アニメになり、魂がすでに宿ったものを僕らがまた演じさせていただきます。原作やアニメをご覧になっている方に、また別の形の、僕らのつくる『紅葉鬼』を披露できることに、とてもワクワクしています。感謝の気持ちと共に、繁貞として生きたいと思います。これまでの稽古、一つも“ウソ”はなかったと思います。形になったものをお客様に届けたいという強い志で、本番を迎えようと思います」と気合十分。

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演出を手掛けた町田は、これが自身にとって初の演出作品となる。「初めての演出ということですごくドキドキしていたのですが、劇場に入った今、それが楽しみなワクワクに変わってきています」と心境を明かしつつ、「この作品は、もともと劇中劇で一部しか描かれていないものなので、お客様は誰も作品の全容を知らない状態です。そんな皆様の心に“ガツン”と響く作品にしたいなと思い、みんなでがんばってきました。この劇場ならではの演出もたくさんありますので、ぜひ楽しみしていただければと思います」と観客に寄り添うコメント。

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陳内と菊池は、これが2度目の共演(パルコ・プロデュース公演『露出狂』/2016年9月~10月)。トリプルキャストだったため、同じ舞台に立つことはなかったそうだが「当時、台本の読み方や役作りの基礎など、何も分からない状態だったので、陣内さんをはじめ、先輩方に大変お世話になりました。それから3年。陳内さんの隣に立っていることが僕にとっては不思議なことなんですが、糧でもありました」と菊池。

また「3年を経て、陳内さんの目に映る僕が、3年前よりいいものになっているといいなと思っています。打ち上げでどうなっているのか、教えてもらいたいです」と菊池が希望すると、「え、今ここで言っちゃだめなの?」と陳内は困り顔に。それでも「ダメダメ、ダメです。目に映った僕はどういう僕でしたか?の答えは、打ち上げまでとっておいてください(笑)」と制された。

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そんな菊池の無茶振りに苦笑いしながらも、陳内は「ビジュアル撮影の時に久しぶりに会ったんですが、人懐っこい感じが変わっていなくて、なんだかほっとしました。それから、時代物の殺陣は初めてと聞いていたのですが、日に日にたくましくなる姿を見て嬉しくもあり、俺も負けないでがんばろうと思える、そんな存在でした」と評した。

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そんな二人を、町田は「どちらも役にぴったり」と言う。「菊池くんは、真っ直ぐな感情のままの演技を見せてくれますし、陳内くんはお芝居に包容力があります。二人とも台本をしっかり読み込んでくれて、初めて演出をさせていただく作品で、この二人とご一緒できて光栄だなと思いました」。

また、町田がこだわっていた演出面でこだわっていたのは“臨場感”。「殺陣の多い作品なので、熱量を感じていただきたかった」と円形劇場の特性と客席通路を駆使して、劇場全体が舞台のように仕上げてきた。

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最後に、菊池は「原作をリスペクトしつつ、あまり気負いすぎずに、目の前で起きることに対して素直に反応してお芝居をして、ぶつけ合って、この作品作りをしてきました。二人の物語がどういう結末を迎えるのか、最後の最後まで見逃せない作品になっていますので、ご注目ください」、陳内は「登場人物全員が大事な存在で、見えないところでも僕らを支えてくれています。楽しみに待っていてくださった方々に、待っていてよかったと思ってもらえるよう、自信を持ってお届けしますので、楽しみにしていてください。これが僕らの『紅葉鬼』です」と会見を締めくくった。

このほか、帝役の山崎晶吾、伊賀役の中村太郎、頼正役の鐘ヶ江洸、熊武役の高木俊、呉葉役の小野川晶、おまん役の鎌田英怜奈、摩爬(するは)役の富田翔、維茂役の今井靖彦らが出演。

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舞台『紅葉鬼』は、2019年6月28日(金)から7月7日(日)まで東京・品川プリンスホテル クラブeXにて上演。上演時間は約2時間15分(休憩10分有り)を予定。

◆舞台『紅葉鬼』ライブ配信
【配信開始】7月7日(日)15:30~
※ライブ配信開始時間は配信ページに入場できる時間
【販売期間】7月7日(日)ライブ配信終了まで
【販売価格】3,600円(税込)
【配信形式】ライブ配信+見逃しパック(再ライブ配信+ディレイ配信)
【再ライブ配信時間】7月8日(月)20:00~再ライブ配信終了まで
【ディレイ配信期間】7月11日(木)18:00~7月17日(水)23:59

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【公式HP】https://kouyouki.com/
【公式Twitter】@kouyouki_b

(C)DO1 PROJECT/舞台「紅葉鬼」製作委員会

 

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