『笑う男』製作発表!浦井健治、裸足に特殊メイクで「テンアゲ!」


『レ・ミゼラブル』のヴィクトル・ユゴーが描いた話題の大作ミュージカル『笑う男 The Eternal love−永遠の愛−』が早くも日本初演を迎える。『マリー・アントワネット』での演出が記憶に新しいロバート・ヨハンソンが脚本を手がけ、『モンテ・クリスト伯』『デスノート THE MUSICAL』など数多くの傑作を生み出したフランク・ワイルドホーンとジャック・マーフィーが音楽・歌詞を担当し、至高のミュージカルに仕上げた本作。

日本初演の主演を務めるのは浦井健治。そして、日本版演出を上田一豪が務める。2019年1月29日(火)には都内にて製作発表記者会見が行われ、浦井と演出の上田のほか、夢咲ねね、衛藤美彩(乃木坂46)、朝夏まなとが登壇した。

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口を裂かれた姿から有名人となった“笑う男”グウィンプレン役を演じる浦井は、会見で「“金持ちの天国は貧乏人の地獄から作られる”ということで、僕は裸足です」と素足を見せて観客を盛り上げると、「見世物の中から真実の愛や人生のあたたかさ、大切なものをお届けしたいと思っています」と本作に熱い思いを寄せる。そして、この日が特殊メイク初披露となったことに対し、「特別感があり、“テンアゲ”な感じです!」と嬉しそうに語った。

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また、ワイルドホーンによる美しいメロディが印象的な本作だが、楽曲について浦井は、「すごく繊細で、ピアノの一音一音に魂がこもっていると感じます」と持論を展開。上田も「すごく美しいメロディを書かれる方なので、感情の琴線に触れ、キャラクターの内面がパワフルに乗る作品になっています。葛藤が多い作品であり、音楽の振れ幅に富んでいる分、エネルギッシュな部分が作品を熱くしていると思います」と熱弁した。

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実は、浦井は本作の出演決定前にワイルドホーンと直接会い、「これをやってみないか?」と声をかけられ、楽曲を聴いていたという。率直に「こんな素敵な楽曲があるんだなと大感動しました。でも、歌ってみるとこんなに体力を使うんだなとも思いました(笑)。大変な労力です。だからこそ、役作りの上でも(音楽が)力になってくれるんだと思います」と改めてその素晴らしさを絶賛した。

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盲目の少女・デア役をWキャストで務める夢咲は「哀しくも切ない物語が、ワイルドホーンさんの壮大な曲と相まってとても奥深く感じられると思いました。デアとして一筋の光になれるよう、初日に向けてがんばっていきたいです」と意気込む。

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同じくデア役で、本作がグランドミュージカル初出演となる乃木坂46の衛藤は「こういった製作発表も初めてで、初めてだらけのことがあるというのは嬉しいことです。素晴らしい大先輩の皆様と一緒に稽古をして、私なりのデア役を演じ、世界観を届けられるようにがんばりたいと思います」と思いをぶつけた。

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グウィンプレンを誘惑するジョシアナ公爵役の朝夏は「この作品の中では、“対比”が明確に現れていると思います。ジョシアナとして、物語の中で貴族側の象徴となり、こんな朝夏は見たことがない!と思っていただけるように存在したいと思っております」と挨拶。

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ミュージカル『オン・ユア・フィート!』でもタッグを組んだ上田については「引っ張ってくださり、寄り添ってくださる方。(『オン・ユア・フィート!』でも)人の気持ちを繊細に表現するアドバイスをたくさんしていただき、すごく勉強になったので、また新たな役でご一緒できることが幸せです」と笑顔を見せた。

宝塚歌劇団出身の夢咲と朝夏は、学年は一つ違いの二人だが在団当時から仲が良かったそうで、夢咲は「年功序列はありますが、朝夏さんは分け隔てなく話しかけてくださいました」と振り返る。朝夏も「(夢咲は)1歳下なんですが、先に娘役のトップになって、いつもすごいなと思っていました。かわいいし、艶やかな女性にもなれるけれど、普段は天然(笑)。そのギャップがすごいなと思って、勝手に話しかけて仲良くさせてもらってました」とにっこり。仲の良さを見せつけた。退団後の初共演が楽しみだ。

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なお、この日の会見では浦井と夢咲、衛藤が「木に宿る天使」、朝夏が「この気持ちは何?」、浦井が「笑う男」の歌唱披露を行った。

ミュージカル『笑う男 The Eternal love−永遠の愛−』は、4月9日(火)から4月29日(月・祝)まで東京・日生劇場にて上演される。その後、名古屋、富山、大阪、福岡を巡演。日程の詳細は、以下のとおり。

【東京公演】4月9日(火)~4月29日(月・祝) 日生劇場
【名古屋公演】5月3日(金・祝)~5月6日(月・祝) 御園座
【富山公演】5月10日(金)~5月12日(日) 新川文化ホール
【大阪公演】5月16日(木)~5月19日(日) 梅田芸術劇場
【福岡公演】5月25日(土)・5月26日(日) アルモニーサンク北九州ソレイユホール

(取材・文・撮影/嶋田真己)

 

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