ギリギリで切り抜け候!年末“祭”シリーズ『る戦』「GIRIGIRIN」PV撮影密着レポート


演劇製作会社る・ひまわりと明治座がタッグを組む“祭”シリーズ第8弾として、2018年12月28日(金)より上演される『歳が暮れ・るYO 明治座大合戦祭』(通称:る戦【るせん】)。今年は、W主演に佐奈宏紀と内藤大希を据え、第一部を武田晴信(後の信玄)と山本勘助の青春友情浪漫活劇「風林火山をす・る」(脚本:ほさかよう、演出:板垣恭一)、第二部を出演者たちが役としてユニットを組んでパフォーマンスを行うショー「KAI ROCK FESTIVAL」として上演する。

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今回の第二部に登場するのは、甲斐の超有名アーティスト3組。、第一部に登場する武田晴信ゆかりの人物たちで構成された「TONO&KERAI」、キツツキのカンスケとカンスケ応援団による5人組「キツツキション」、そして、ギリギリでいつも生きていたい武士6人組「GIRIGIRIN(ギリギリーン)」が登場する。

本記事では「GIRIGIRIN」の「リアル武士」PV撮影現場をピックアップ。ギリギリのエピソードが豊富という口上のとおり、撮影現場も“ギリギリ”だったのであった―。

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「GIRIGIRIN」は、センターを務める謎の青年ミステリー(杉江大志)、みんなの弟・ミツユキこと山本光幸(井澤巧麻)、フェロモン担当アマリーこと甘利虎泰(滝口幸広)、かわいい担当オブこと飯富虎昌(兼崎健太郎)、RAP担当イタガキこと板垣信方(中村龍介)、そしてリーダーのオヤマダこと小山田虎満(KIMERU)で構成されたユニットだ。粗い気性、激しい思考、赤裸々な告白とギラギラしている男くささが、甲斐の女性に大人気なのだという。

(以下、レポートは役者名を記載します)

深夜から始まった撮影だが、カメラが回るギリギリまで準備に追われるスタッフたち。衣裳の細かい調整など直前までこだわって見せるため、少しずつ時間が押し始める。しかし、なんとしても撮影は日の出までに終えなければならない・・・。作品の幕は開いていないけれど、すでにショウ・マスト・ゴー・オンな状態で撮影は始まった。

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個別撮影は、準備が一番早く整ったKIMERUから。“祭”シリーズ初参加となるKIMERUだが、アーティストでもある彼にとって、PV撮影はお手の物。カメラに鋭い眼光を向けたり、時折セクシーな表情や仕草を織り交ぜたりしながら、あっという間に撮影を終えた。

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続いてカメラの前に立ったのは、杉江。杉江は“祭”シリーズに参加して5年目となるが、PV撮影のあるユニットに参加するのは意外にもこれが初となる。杉江がこだわっていたのは、ソロの見せ場でもある「Ah~・・・!」というウィスパーボイスの箇所。レコーディングでもどうしようか悩んだ部分だそうなので、ぜひ、本番でも注目を。

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始まってしまえば、撮影自体は順調。次は兼崎の番へ。“祭”シリーズ常連の印象がある兼崎だが、PV撮影に参加するのは、2011年に上演された『大江戸鍋祭~あんまりはしゃぎ過ぎると討たれちゃうよ』に登場したYASUBEI and GUNBEIの「War War War」以来。「ここにきてこんなキラキラな衣裳を着るとは・・・そして、ギリギリですね」とパンツの丈を気にしていた。

ここまでの3人は、わりとスムーズに準備が整った様子。残る3人は・・・?振り返ると「よろしくお願いしまーす」と中村がスタジオ内に姿を現したところだった。撮影はギリギリ、ちょっと押した状態で進められていく・・・!

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今回の楽曲「リアル武士」では、ラップが重要なポイントとなっている(歌詞のテイストはいつもどおり)。ラップと言えば、中村だ。今回もキレッキレのラップを聞かせてくれる。カメラの前でも、激しさのある姿を刻んでいく。

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「準備ができました~!」と、深夜だがいつもの明るさで現れた滝口は、なんだかいつも以上に格好よく、スタッフから「タッキーさん盛れてますね・・・!」と声が飛ぶ。しかし、なんだか全身がテカテカしている。どうやら“フェロモン担当”として身体にオイルを塗る演出を自らほどこしてきたのだが、塗りすぎてしまった様子。プロデューサーに「アラブの王子様みたい」と言われ、「塗りすぎ?やりすぎた(笑)?」と急遽パウダーでテカリを少し抑えることに。その際も「今(写真)撮っていーよ!」と、常にサービス精神旺盛な滝口だった。

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滝口の撮影が終わる頃、最後の一人となった井澤の準備も整った。ギリギリだけど、ジャストタイミング!「GIRIGIRIN」では最年少となる“祭”シリーズ初参加の井澤だが、初めてのPV撮影に勘の良さを見せ、あっという間に撮影を終了させた。

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時間は予定よりちょっと押したが、無事、個別撮影を終えたメンバー。しかし、彼らにはもう一つギリギリの事情が・・・。個別カットの後には、全員でのダンスシーン撮影があったのだが、事前に全員で振りを合わせる時間が取れず、ぶっつけ本番状態だったのだ。振付指導の先生から見せ方のアドバイスをもらいつつ、テイクが重ねられていった。

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どんな風に見えているのか全員でモニターをチェックしながら「もっと中心にぎゅっと寄った方がよくない?」といったように、自分たちでも意見を出し合っていく。井澤は大先輩たちに囲まれ、終始緊張した面持ちだったが、KIMERUと中村がさりげなく声をかけ輪に引き込むことで、徐々に笑顔に。

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休憩時間には、初参加のKIMERUに滝口が大晦日に行うカウントダウン公演の過ごし方についてレクチャーする場面も見られた。ほど良い距離感でワイワイと話す様子は、撮影中の雄々しい姿とは違い、家族の団らん風景のよう。ギャップだ。

コミュニケーションが深まるにつれ、全体のダンスシーンはパズルのピースをはめるように噛み合っていく。「これでキメよう!」と、夜明けが近づくギリギリの中、メンバーの熱は高まっていった・・・。

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PVの仕上がりは、そんなギリギリのラインを切り抜けたとはまったく感じさせないカッコよさ。そんな彼らは、年末の公演でもきっと、「リアル武士」で会場をギリギリまで盛り上げてくれるに違いない。

『歳が暮れ・るYO 明治座大合戦祭』は、2018年12月28日(金)から12月31日(月)まで東京・明治座にて(カウントダウン公演の予定あり)、2019年1月19日(土)に大阪・梅田芸術劇場 メインホールにて上演される。

【出演】
佐奈宏紀(W主演) 内藤大希(W主演)
辻本祐樹/杉江大志 永田聖一朗 松本岳 田中涼星
小早川俊輔 大薮丘 松村優 井澤巧麻 近藤頌利/
兼崎健太郎 中村龍介 KIMERU 井深克彦 谷戸亮太
二瓶拓也 加藤啓 槇尾ユウスケ 久ヶ沢徹/
滝口幸広 隅田美保 木ノ本嶺浩/
泉見洋平/貴城けい/加藤茶

◆GIRIGIRIN(ギリギリーン)
「リアル武士」
【PV】https://youtu.be/ytlj-UsUeAA
【コメント】https://youtu.be/vP8T4B9DKWM

【公式HP】http://rusen.jp/
【公式Twitter】@le_himawari
【公式Instagram】@lehimawari

(取材・文・撮影/エンタステージ編集部)

 

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