クリスマスに起こる奇跡・・・THE CONVOY SHOW新作『ONE!』オフィシャルレポート


2018年12月14日(金)に東京・TBS 赤坂ACTシアターにてTHE CONVOY SHOWの新作「ONE!」が開幕した。メンバー6名に、約2年前に加わった若手メンバー5名が揃い、総勢11名の男たちが、ダンス、タップ、歌と共に、クリスマスに起こる奇跡を綴る。

作・構成・演出は今村ねずみ。出演は今村のほか、瀬下尚人、石坂勇、舘形比呂一、黒須洋壬、トクナガクニハル、後藤健流、佐久間雄生、本田礼生、伊藤壮太郎、加藤良輔。

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まず、冒頭からスーツ姿に身を包んだ11人が、熱いロックに乗せてエネルギッシュに踊る。 その迫力に息をのんだ。舞台はテレビ番組の制作会社。TBS 赤坂ACTシアターという、テレビ局に隣接する劇場だからこそ味わえる臨場感の中、クリスマスの特別番組「カモーン!サンタ」の製作現場で、 少女からの1通の手紙に応えるべく男たちは奔走する。

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同僚、先輩後輩のやりとりは、微笑ましく、またヒリヒリするところも。ベテランと若手との世代間ギャップの話は、あるある!と何度も頷いた。若手はそれぞれの部署で考えたり、 悩んだりと、心の内を吐露。そんな若手に言葉を投げかけるベテランたち。人間同士の関係性、心の交流、また番組を作る=ステージを作るという意味でも「この制作会社はTHE CONVOY SHOWそのものかもしれない」と膝を打った。

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また、このキャストがこの台詞を言うのかという、良い意味での驚きがあちらこちらに。THE CONVOY SHOWのメンバーであるという絆に加え、綿密な稽古と共に脚本も変更を重ねただけあり、演者が心から発することができる言葉になっているのではないだろうか。 その分、説得力が増して、台詞の一つ一つが真に迫ってくる。

ショーシーンは、圧巻の一言。今村の選曲の素晴らしさと構成力に驚かされた。踊りはジャズ、タップ、アクロバットなど幅広く、特に巨大なクリスマスツリーを背景とした11人のパフォーマンスは見応えたっぷり。 特に世代が違う出演者同士の息の合った姿が『ONE!』という作品そのものになっていた。

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この話はまさにTHE CONVOY SHOWの歴史であり、彼らの生き方やものづくりへの姿勢、同時に長きに渡ってついてきてくれたファンへのラブレターでもあるかもしれない。ノンストップの2時間半。この特別なクリスマスプレゼントを受け取った人は明日への元気をもらう。

THE CONVOY SHOW(ザ・コンボイショウ)vol.36『ONE!』は、12月17日(月)まで東京・TBS 赤坂ACTシアターにて上演。

【公式HP】http://theconvoyshow-one.com/

(取材・文・写真/オフィシャル提供、編集/エンタステージ編集部)

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