『シェイクス』東京公演スタート!鯨井康介、蓮城まことらを加え30-DELUXの持ち味発揮


大阪、名古屋での公演を終え、2018年11月13日(火)に0-DELUX Perfect EDITION『シェイクス』の東京公演がスタートした。本作は、演劇ユニット「30-DELUX」の7回目の公演として行われた30-DELUX The Seventh Live『シェイクス』をリニューアルしたもの。今回は、田中精の演出で、30-DELUXメンバー(村瀬文宣、竹之内景樹、川口莉奈、田中)に鯨井康介、蓮城まこと、矢吹世奈、柏進、松浦司、今出舞、銀ゲンタを迎え、配役をシャッフルしたA、B、C、Dの4パターンで上演している。本レポートは、Aチームのもの。

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【あらすじ】
オープンを間近に控えたテーマパーク「シェイクスピアランド」。そのオープニングアクトでは、シェイクスピアの登場人物が一堂に会するショーの上演が決まっていた。オープン日が迫っているが、現場には様々な問題が見え隠れ。責任者である江口久之(A・B:鯨井、C・D:田中)は、一筋縄ではいかない関係者たちに振り回されてばかりだった。

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そして、彼は夢を見る。かつての友人が、舞台の上で刺されて死ぬという夢・・・。不安に駆られる江口の前に、夢の中で死んだかつての友人、匠士也(A・C:村瀬、B・D:竹之内)が現れる。8年ぶりの再会となったが、江口には今も匠を許せない過去があった―。

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「笑って、泣けて、考えさせられて、カッコいい」をテーマに掲げる30-DELUX。本作は、そんな30-DELUXが持つ魅力を、ぎゅっと凝縮したような作品だ。「シェイクスピア」と「SHAKE」をかけたタイトルのとおり、喜劇的であり、悲劇的でもある登場人物たちの生き様を、エンターテインメントとして昇華している。特に、A・Bチームで江口役を演じる鯨井の二枚目、三枚目の切り替えは、流れにメリハリを生むと同時に、その反応の速さで物語の緩急を自在に操っていた。

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そして、30-DELUXといえば、高度な殺陣とアクション!シェイクスピアを題材とした世界観の中でも、その持ち味をいかんなく発揮。新宿LIVEの舞台は、決して広くはないはないのだが、そんなことは微塵も感じさせず、次々に出てくる登場人物たちは縦横無尽に走り、飛び跳ね、時に回る。怒涛の展開が続く冒頭シーンは、まばたきする間も惜しいぐらい。

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真実を知り、未来を知ることでまた、作品全体の見え方が変わってきそうだ。さらに、キャストの組み合わせも4パターン用意されているので、その違いも気になるところ。大阪公演、名古屋公演を経て練り上げられた30-DELUXの進化を楽しもう。

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30-DELUX Perfect EDITION『SHAKES』東京公演は、11月18日(日)まで東京・新宿村LIVEにて上演。上演時間は、休憩なしの約2時間10分を予定。

【大阪公演】10月18日(木)~10月21日(日) インディペンデントシアター2nd ※終了
【名古屋公演】10月25日(木)・10月26日(金) 昭和文化小劇場 ※終了
【東京公演】11月13日(火)~11月18日(日) 新宿村LIVE

【30-DELUX公式HP】http://www.30-delux.net/
【公式Twitter】https://twitter.com/30dx_shakes

(取材・文・撮影/エンタステージ編集部)

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