杉江大志、映画『メサイア−幻夜乃刻−』は「挑戦的な作品」完成披露舞台挨拶レポート


高殿円の小説「メサイア 警備局特別公安五係」を原案とし、様々なメディアミックス展開で熱狂的支持を集めている「メサイア・プロジェクト」。映画シリーズ4作目となる映画『メサイア−幻夜乃刻−』完成披露舞台挨拶が、2018年11月5日(月)に行われ、杉江大志と山田ジェームス武、山本一慶、橋本真一、宮城紘大、井澤勇貴、小谷嘉一、Blu-BiLLioN、山口ヒロキ監督が登壇した。

本作は、舞台『メサイア—月詠乃刻—』に続くストーリー。サクラ育成機関「チャーチ」を卒業した加々美いつき(杉江)が、有賀涼(井澤)を救うために北方連合に投降したことから、物語が思わぬ方向に進んでいく・・・。

映画『メサイア−幻夜乃刻−』完成披露舞台挨拶レポート_2

この日、まだ本編を観ていない観客を前にしての舞台挨拶となったことから、小谷の進行のもと、予告編で映った映像に限られたトークを展開することになった登壇者たち。通常は、サリュート(山田)ともに行動するはずのスーク(宮城)が、予告編では一人で映っていたことから、宮城は「詳しいことは言えないですが、予告編を見る限りではひとりぼっちでした・・・」と寂しそうに話す。そんな宮城とは反対に、山田は加々美いつき役の杉江と「密室の中で一緒にいて、鎖につながれてました」と言い、「楽しかったね(笑)」と宮城そっちのけで杉江に語りかけるなど、遠回しなイジりを見せた。

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しかし、それにもめげない宮城は「でも、ジェーくん(山田)と一緒の日もあったので、思い出を作れたんです」と語り始め、「ちょうどその日、iPhone10を買った日だったので、いろんな人に自慢してたんです。休憩中、寝て起きたらそのiPhoneにたくあんが乗ってて・・・後々、ジェーくんだなって気づきました。それが、この映画でのジェーくんとの思い出」と裏話(?)を明かして会場を盛り上げた。

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劇中では、「メサイア」同士の雛森千寿役の山本と、木暮洵役の橋本は、本作での撮影も一緒のシーンが多かったという。山本は「撮影中もめちゃくちゃ仲が良かったです。映画は舞台よりも待機時間があるから、その時間を楽しく過ごせましたね」と振り返ると、橋本からは「撮影の時、風がすごくて作った髪型が5秒で崩れました(笑)」というエピソードも飛び出した。

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さらに、山本はアクションシーンについて「僕の銃に火薬が入っていたから、ボンっとなったんですよ!」と興奮気味に語り、橋本も「(銃を撃つのはビルの)屋上のシーンだったんですが、下には一般の人がいたんで、僕たちを見たら本物のスパイがいるって思うんじゃないかと思いました」と続けた。

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一方で、本作では「寝てるだけでした」という井澤。「ベッドで昏睡状態というシーンだったので、ずっと寝ていました・・・起きたら終わってた」と演技ではなく、本当に眠り込んでいたと告白。山田がすかさず「それ、プロとしてどうなの?」と突っ込むと、井澤は「よりリアル感を出すために、という言い訳しかない(笑)」と苦笑い。

本作は、これまで舞台『メサイア』シリーズの脚本を務めてきた毛利亘宏(少年社中)が、シリーズで初めて映画の脚本を手掛けることでも注目されている。山口監督は「今までの作り方と全然違い(毛利が出す)アイデアがおもしろかったです。いつもと全然違う『メサイア』になっていると思います」と自信をのぞかせた。

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また、主題歌の「Let There Be Light」を手がけたBlu-BiLLioNのミケは「映画に沿うサブストーリーになったらいいなと思って書きました」と楽曲に込めた思いを話し、「映画と一緒に楽しんでいただけたら嬉しいです」とアピールした。

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最後に、杉江は「『メサイア』の中でもすごく挑戦的な作品になっています。自信を持って届けられる作品になので、まずは観てください」と観客に呼びかけ、舞台挨拶を締めくくった。

映画『メサイア−幻夜乃刻−』は11月17日(土)よりユナイテッド・シネマお台場ほか全国拡大公開。

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(C)MESSIAH PROJECT (C)2018 映画メサイア幻夜乃刻製作委員会

(取材・文・撮影/嶋田真己)

   

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