志の継承!『最遊記歌劇伝-異聞-』田村心、小沼将太、深澤大河らが臨む“修行”の物語


2018年9月4(火)から東京・東京ドームシティ シアターGロッソにて上演されている『最遊記歌劇伝-異聞-』。本作は、峰倉かずやの大人気コミック「最遊記」(一迅社刊)を舞台化したもので、今回は「異聞」として、若かりし頃の光明三蔵・・・峯明を中心に、「三蔵法師」の継承権を得るために苦行に臨む修行僧たちの姿を描いている。

『最遊記歌劇伝-異聞-』舞台写真_14

2008年に初演、2009年に2作目、その後、『最遊記歌劇伝-God Child-』(2014年)、『最遊記歌劇伝-Burial-』(2015年1月)、『最遊記歌劇伝-Reload-』(2015年9月)と公演を重ねてきた。今回の「異聞」はシリーズ待望の新作となる。

『最遊記歌劇伝-異聞-』舞台写真_8

開幕前に行われた囲み会見には、出演する田村心、小沼将太、深澤大河、古谷大和、前川優希、二葉勇、月岡弘一、齋藤健心、福井将太、谷戸亮太、うじすけ、三上俊、唐橋充がそろって登壇し、意気込みを語った。三上、唐橋、うじすけ以外は、本シリーズ初出演となる。

『最遊記歌劇伝-異聞-』舞台写真_2

烏哭三蔵法師役の唐橋は「私は『異聞』ではない無印の頃から出演させていただいております。今回、若い子たちの別のラインが出来たので、今後ずっとこういった“ライン”が続いて、若い子たちで再始動して峰倉作品をどんどん語り継いでいけたら良いなと。若い子たちにがんばっていただいて、引退します(笑)」と笑いを交えてコメント。

『最遊記歌劇伝-異聞-』舞台写真_3

光明三蔵法師役の三上は「唐橋さんもおっしゃったとおり、『最遊記歌劇伝』の新たな可能性の扉が開きました。決してスピンオフということではなく、“最遊記歌劇伝の志”というものを若い子たちも、僕らも持って演じています。こういった形でも続いていってほしいですし、また本編でも続けていけたら良いなと思いますし、手ごたえを感じております」と微笑んだ。

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光明三蔵の師範代・待覚法師役のうじすけも「新キャストの皆さんのおかげで、まったく新しい作品に生まれ変わりました。今まで出ていたメンバーと新しいメンバー、良いとこ取りで良い作品にしたいと思っています」と意気込んだ。

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修行僧・隆善役の谷戸は「見どころは、若い皆さんが一生懸命汗だくになって演っているところです。僕は30歳を過ぎているので大変なんですが(笑)。元気いっぱいでお届けしたいと思います」、義兆役の福井は「このキャスト・スタッフで熱き闘魂を、嫌と言われてもお客さまにお届けしたいと思っております。最後までしっかり走っていきます!」、抄雲役の齋藤は「この『最遊記』という作品を『異聞』でまた新たに繋いでいって、新しい歴史を作っていけたらなと思っております。汗かいて全力で魂込めてがんばります」、丸福役の月岡は「かなり熱い作品となっております。この暑かった夏の終わりをさら暑くする、熱い熱い作品です」とそれぞれコメント。

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蝶庵役の二葉は、稽古前に脚本・演出を手掛ける三浦香から「この作品で青春をしてね」と言われたといい、「年齢が離れたりもする座組みなのですが、本当に一つになって、隔たりなく青春できる熱い作品になりました。ぜひ、そこも注目していただけたら」と言葉を添えた。

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若き修行僧の中でも、一際強さを見せる道卓役の前川と、青藍役の古谷は、研ぎ澄まされた肉体でも、キャラクターたちが置かれている厳しい状況を雄弁に物語る。前川は「今作は、生きるか死ぬかというところで生きている人たちのお話です。現代ではなかなかそういう状況に身を置いてる方は少ないと思うのですが、そんな中でも青春だったり熱い心の交わ合いだったりに、懐かしさや思い当たる節がありました」、古谷は「稽古は修行だと思ってやっていました。正直すごく大変でしたし辛い日もありましたが、我々キャストが本番を迎え千秋楽にたどり着くことが“三蔵法師になる”ことに近いのかなという気持ちでここまで来ました」と、稽古を振り返った。

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本作で唯一の妖怪であり、のちの天恢三蔵となる玄灰役の深澤は「この『最遊記』シリーズの先代たちの熱い想いをしっかりと受け継いでいきたいです。今までの妖怪たちのすべての思いを込めて演じます」と力を込める。

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そして、のちの剛内三蔵となる桃醍役の小沼は「ずっと続いてきたシリーズを、今回『異聞』という別ルートの作品として、今までとはまた違った雰囲気を皆様に届けられるように、がんばっていきます」と続いた。

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そして、光明三蔵法師の若かりし頃である峯明役の田村は、にこにこ笑顔がトレードマーク。「本番で“本当の修行”が始まると思っております。来ていただくお客様に絶対“何か”を届けるんだという気持ちと責任を忘れず、に最後まで駆け抜けていきたいと思います」と、柔和な印象とは裏腹な決意をにじませた。

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『最遊記歌劇伝-異聞-』は、9月9日(日)東京ドームシティ シアターGロッソにて上演。

【公式HP】https://www.clie.asia/saiyukikagekiden/ibun/
【公式Twiiter】@saiyuki_kgkdn

(C)峰倉かずや・一迅社/最遊記歌劇伝旅社 2018

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