一夜限りのスペシャルステージ!「テイルズ オブ ザ ステージ -ローレライの力を継ぐ者- LIVE&THEATER at 横浜アリーナ」


2018年6月15日(金)に神奈川・横浜アリーナにて「テイルズ オブ ザ ステージ -ローレライの力を継ぐ者- LIVE&THEATER at 横浜アリーナ」が上演された。

本作は人気RPG『テイルズ オブ』シリーズの舞台公演であり、舞台上では俳優陣によるダンスやアクロバットを取り入れたエンターテインメントショーが繰り広げられた。「LIVE&THEATER」と題した今回の公演は、1日限りの特別な演出・脚本のステージとなっている。

『テイルズ オブ ザ ステージ』03

『テイルズ オブ ザ ステージ』02

今回は前作出演キャラクターのアッシュ(新井雄也)、ルーク(岩城滉太)、ナタリア(朝倉ふゆな)、ティア(星波)、ヴァン(RYOJI)、シンク/イオン(高橋紗妃)、リグレット(齊藤恕茉)、アニス(甲斐千尋)、ガイ(川村玲央)、モース(内田健介)に加えて、六神将のアリエッタ(岡本麻海)、ディスト(笠原織人)、ラルゴ(森山栄治)、漆黒の翼のノワール(花奈澪)が登場。

『テイルズ オブ ザ ステージ』04

会場は広いメイン・ステージと客席に近いアリーナ・ステージを使用し、広く立体感のあるステージを実現。そのステージをキャストたちが縦横無尽に駆け回ることによって、バトルやダンスがより迫力ある仕上がりとなっていた。特に今回のステージで勢揃いするアッシュたち六神将による殺陣とダンスには、観客も大興奮。

ストーリーはメインシナリオである今までの「ジ アビス」の物語がアッシュの視点で描かれることによって、ルークとの関係、六神将たちとの物語、ヴァンとの戦いなど、原作ファンにも新たな発見のあるものとなっている。

『テイルズ オブ ザ ステージ』05

さらに「LIVE&THEATER」の特別な脚本として、ゲーム原作ならではのサブシナリオや演出も。会場モニターに表示されたゲームの選択肢を、客席まで降りてきたキャストが観客に選んでもらったり、必殺技をキャスト観客が一緒に叫んだりと盛りだくさん。さらにはパーティーが戦闘で全滅してゲームオーバーの画面が表示され、舞台終演のアナウンスが行われるサプライズには会場中が笑いに包まれた。

『テイルズ オブ ザ ステージ』06

また、ゲストとして原作でルークとアッシュの声を担当した鈴木千尋と、ジェイドの声を担当した子安武人(※声のみの出演)が登場。ステージ上でのルーク&アッシュ&鈴木の共演や、モニター上に登場したジェイドとキャストたちのやり取りに観客は盛大に沸いていた。

舞台本編終了後には、熱気冷めやらぬ中でキャストが登壇し、鈴木を司会にトークショーが行われた。稽古や舞台裏のエピソードトークなどが数多く飛び出すなかで、今回の主役でもある新井は役作りの苦労を振り返りながら「ちゃんとアッシュ出来てたかな?」と観客に呼びかけると、会場から割れんばかりの拍手が起こった。

『テイルズ オブ ザ ステージ』07

8月と9月に東京と大阪のZeppでの公演も決定している本作だが、トークショーでは「EMOTIONAL ACT」と題する夏公演の内容とキービジュアルも発表された。「EMOTIONAL ACT」では「LIVE&THEATER」とは違い、主人公アッシュを幼少期から描き、より物語に重点を置いた重厚なストーリーが展開するという。さらに前作にも登場したジェイド役高橋駿一の出演や、ゲームキャラクターデザインを務めている藤島康介氏の書き下ろした少年アッシュのキャラクター・イメージも発表された。

『テイルズ オブ ザ ステージ』08

そして、最後は出演者全員と会場の観客が一体となって、ゲームのオープニングをバックに「テイルズ オブ ジ アビス」のテーマ曲「カルマ」(BUMP OF CHICKEN)を熱唱。一夜限りのスペシャルステージに、会場は熱気に包まれた。

『テイルズ オブ ザ ステージ -ローレライの力を継ぐ者- EMOTIONAL ACT』は8月22日(水)から8月26日(日)まで東京・Zepp DiverCity(TOKYO)にて、9月8日(土)・9月9日(日)に大阪・Zepp Namba(OSAKA)にて上演。

(取材・文・撮影/櫻井宏充)

(C)藤島康介 (C)BANDAI NAMCO Entertainment Inc.

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