ミュージカル『アニー』33年目突入!辺見えみりは母娘2代でハニガン役に


2018年4月21日(土)東京・新国立劇場にて丸美屋食品ミュージカル『アニー』が幕を開けた。1986年に日本テレビ主催でスタートした初演以来、多くの人を魅了し続けてきた本作だが、2017年の公演からはら『ラ・カージュ・オ・フォール』『天使にラブ・ソングを~シスター・アクト~』などの演出で知られる山田和也を演出に迎え、翻訳台本、振付・舞台美術・衣裳なども一新した、新演出版『アニー』が上演されている。初日前には公開ゲネプロと囲み会見が行われ、アニー役の新井夢乃と宮城弥榮(Wキャスト)、ウォーバックス役の藤本隆宏、ハニガン役の辺見えみりが登壇した。以下、オフィシャルレポートを紹介。

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新井は自身の役について「賢くて、たまに涙を見せることもありますが、ほとんど笑顔で元気いっぱいな女の子です」と分析。初日に向けて「優しくて元気いっぱいのアニーになるようにがんばってきました。稽古は楽しくてあっという間でしたが、一回一回を大切に演じていきたいです」とコメントした。

宮城は稽古期間を振り返りながら「始まる前は緊張しましたが、始まってからはあっという間に時間が過ぎていきました」と語り、共演者について「藤本さんは、思っていたよりも優しかったです(笑)。辺見さんは、稽古場で『おはよう』と声をかけてくれて、とても楽しい人です」と和気あいあいとした現場であったことを明かした。

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そんな二人を「子どもだけど、子どもに見えないですし、貫禄があると思います。物怖じしない感じが稽古場からあったので、私も遠慮しないでガンガンいけます」と称賛したのは、母親である辺見まりが過去に演じたハニガン役を務める辺見。「母の時と衣装も違うし演出も違いますが、台詞や歌は、母親が演じていたものを、今、自分が演じているということに対して、うるっとくる時があります。『アニー』は観に来ていただいたお客様に元気になっていただいたり、大人同志でも感想を言い合って楽しんでいただけるような作品です。去年観た方も、新しい発見があると思います」と話した。

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2年連続の出演となる藤本は、今年の『アニー』について「よりパワーアップしています。『新アニー』と言えると思います。アニーの二人は元気よく、やるたびにどんどん成長が見えますし、辺見さんの歌・ハーモニーも素晴らしいです。役は怖いですがプライベートはとても優しく、舞台袖で子どもたちは辺見さんの元に集まっているんですよ」と微笑ましいエピソードと共にコメントを寄せた。

会見の最後には、新井と宮城から「緊張しているますが、稽古から楽しくて、皆で力を合わせてがんばってきたので、明日からも稽古でがんばってきたものをお客さんに伝えられるようにしていきたいです」(新井)。「今日のゲネプロはうまくいったと思うので、5月7日(月)までこれまでやってきたことを本番でも出し切っていきたいすです」(宮城)と意気込みが語られた。

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丸美屋食品ミュージカル『アニー』は2018年4月21日(土)から5月7日(月)まで、東京・新国立劇場 中劇場にて上演される。その後、8月より全国を巡演予定。詳細は以下のとおり。

【東京公演】4月21日(土)~5月7日(月) 東京・新国立劇場 中劇場
【福岡公演】8月4日(土)~8月5日(日) 福岡市民会館 大ホール
【大阪公演】8月10日(木)~8月15日(火) シアター・ドラマシティ
【新潟公演】8月26日(日) 新潟テルサ
【愛知公演】 8月31日(金)~9月2日(日) 日本特殊陶業市民会館 フォレストホール

(文・写真/オフィシャル提供)

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