和合真一、木村敦らが“おにぎりの具材”を名に持つ忍者に!舞台『結ひの忍』ゲネプロレポート


2017年11月23日(木・祝)に東京・六行会ホールにて舞台『結ひの忍』が開幕した。「結ひの忍」とは、「忍者×おむすび」をキーワードに、今年3月に株式会社ビジュアルワークスがリリースしたカード式シナリオゲーム。明太子役の和合真一、しらす役の木村敦、ツナマヨ役の柏木佑介、鮭役の山沖勇輝、野沢菜役の小谷嘉一、おかか役の足立英昭らが、個性的なビジュアルの忍びとして縦横無尽に舞台を駆け回る。初日前に行われた公開ゲネプロより、舞台写真とレポートをお届けする。

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【あらすじ】
広大な領地と豊かな資源、そして春夏秋冬の四季を同時期に有する平和な国「稲穂ノ国」。この国には国を影から支える「結忍」の存在があった。しかし、国王・稲穂旭の逝去後、世継ぎである双子の息子・稲穂光と稲穂錦が対立し、国は二分。
それから時が経ち、光と錦の生誕祭が開催される。7日間に渡る式典に王たちが飽きてきた頃、先代王の宝の噂が入ってきた。
王たちから宝の調査を命じられた「結忍」たちの前に異国からやってきた謎のアイドルと怪しいプロデューサー、さらに怪しい振付師が現れて物語は思わぬ展開に・・・!

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原作となるカードゲームで、キャラクターは分かっているものの、おにぎりの具材の擬人化ということに、幕が開く前はやや戸惑いを感じていたが、始まってしまえば「明太子さん」「しらす!」「ツナマヨくん」と呼び合う彼らと、「稲穂ノ国」の世界にあっという間に馴染んでしまった。

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アンサンブル含め、総勢22名という大所帯だが、一人一人がキャラクター設定を重んじ、独自のキャラクターを成立させていた。どの具材、いやキャラクターも美味しそう、いや、光り輝いているのだ。

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また、「結忍」としてのアクションでは、役者たちの身体能力がいかんなく発揮され、格闘、殺陣共に見ごたえ抜群。「すごい」だけでなく「美しい」という要素も加わり、作品世界を盛り上げる。

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また、本作は「参加型エンターテインメント」となっており、物語の分岐点で“どのストーリーを観たいか”を観客が多数決で決定するという「ifセレクト」演出が織り込まれている。ゲームではお決まりである「選択肢」が登場することで、ストーリーは公演ごとに変化。ゲーム原作ならではの楽しみが味わえる趣向が凝らされている。

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このほか、昆布役の與座亘、唐揚げ役の嶋崎裕道、玉子役の小林瑞紀、わかめ役の立原寛也、マグロ役の堀江慎也、ごま役の中三川雄介、コメ・稲穂光(いなほひかり)役の汐谷文康、コメ・稲穂錦役の新澤典将が登場する。さらに、舞台オリジナルキャラクターのブレッド役として村上渉、チェリー役として田邊俊喜、ライト役として杉本勝久、プリズム役として木原健人、しば漬け役として矢島八雲も出演。

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物語は、何度となくどんでん返しが仕込まれ、予想のつかない結末に。果たして、「稲穂ノ国」は無事に生誕祭の最終日を迎えることが出来るのか?「結忍」たちが国を守るため、殿を守るため、そして、民を守るため、死力を尽くす姿を、ぜひ劇場で。

With STAGE Vol.4 舞台『結ひの忍』は、11月26日(日)まで、東京・六行会ホールにて上演。

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(取材・文・撮影/エンタステージ編集部)

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