小山百代、三森すずこらが、未来の“スタァ”を目指す!「少⼥☆歌劇 レヴュースタァライト -The LIVE-」#1稽古場レポート


2017年9⽉22⽇(⾦)から、東京・AiiA 2.5 Theater Tokyo にて「少⼥☆歌劇 レヴュースタァライト -The LIVE-」#1が上演される。「少⼥☆歌劇 レヴュースタァライト」は、「ミュージカル」と「アニメーション」が相互にリンクし展開していく新感覚ライブエンターテインメント。メインキャラクターたちを声優、舞台女優、アイドルと様々なジャンルで活躍する9人が演じ、ミュージカルとTVアニメ、どちらも同じキャストで配役するという試みを行うプロジェクトだ。その「ミュージカル」の稽古の模様をレポートする。

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稽古場内に入ると、女子!女子!女子!9人のメインキャストだけでなく、彼女たちと共に出演する女子たちも勢ぞろい。まずは、今回披露するオープニングの稽古から始まった。配役名で呼ばれ「ここはこう、あそこはこう」と指示が飛ぶと、その内容を台本に書き込む姿あり、手を動かしながらその場面を身体に覚えさせようとする姿も。

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続いては、一部抜き出した稽古を披露。舞台セットは、ステージ奥が上手と下手をつなぐバルコニー形式になっており、その前に可動式の大階段がセットされることで上から登場したキャストが下に降りてくることができるようになっている。階段はさらに二つに分割することができ、数人のキャストを載せたまま、ステージ上を自在に動かすことも可能となっていた。

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とある名門音楽学校へ通う8人の舞台少女たち。それぞれの夢、願いを胸に“スタァ”を目指す彼女たちは、自分の得意分野を中心に日々練習を積み重ねている。それぞれに思うライバル心も見え隠れしている生徒たち。ただ一人、マイペースな愛城華恋を除いて。レッスンの集合時間に遅刻したが反省する姿勢が見えない華恋と、さらにはクラス全体に喝を入れるため、まるで特殊部隊のような“コロス“が舞台少女たちに襲いかかる。抵抗するも徐々に追い詰められる舞台少女たち。と、そこへ謎の少女が現れ、一人で“コロス“を次々と倒していく。華恋はその少女に見覚えがあった。「ひかりちゃん・・・でしょ!」海外の名門演劇学校に留学したと聞いていた幼なじみの神楽ひかりだという。だが、少女は肯定も否定もせず、無言。あえて華恋との距離を置いているようでもあった。

突然現れた異分子・神楽ひかりの存在をきっかけに、舞台少女たちの想いが徐々に動き出す。彼女たちの運命は・・・!?

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稽古でまず感じたのは、役者たちの抜群に通りの良い声。さらに、身体全体を使った表現力の高さ、そして身体能力の高さにも目を奪われる。それぞれの武器使った殺陣、組手でのアクションも難なくこなしているのだ。しかし、休憩中にも「こう来たらこう返して」と何度も手順を確認するなど、余念がない。ここまでの、水面下での努力をひしひしと感じた。本番では、さらに見ごたえのあるパフォーマンスに仕上げてくるに違いない。

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スタッフから「ここまで!」と声がかかると、とたんに普通の女の子に戻る彼女たち。汗をぬぐいつつ、仲間たちとワイワイと話す姿は物語以上に女子高生のようなキラキラした活気を感じることができた。

まもなくの上演に向け、メインキャスト9人から届いたコメントを紹介しよう。

◆小山百代(愛城華恋役)
お稽古も残りわずかとなり、まだまだな部分もありますが、日常のほんわかした学生の舞台少女たちと、凛々しく戦う舞台少女のギャップを見せられるようにがんばりたいと思います。来年1月の再演も決まっていますが、まずは9月の公演を楽しみにしていただけたら嬉しいです!

◆三森すずこ(神楽ひかり役)
本番までにしっかりと「神楽ひかり」になれるように日々がんばっています!女の子ばかりの和気あいあいとした女子校みたいな雰囲気で、毎日「登校」するのが楽しいです。とにかく本番に向けてがんばりますので、ぜひ観に来ていただけたら嬉しいです!

◆富田麻帆(天堂真矢役)
バラバラになっている9人が一つになっていくというお話でもあるので、そういう個性の強さや、一つになったときの力はスゴイんだぞ!というのをお客様に届けられたら、と思います!そしてライブでは、ノリの良い曲がたくさんあるので、ぜひ一緒に盛り上がってください!

◆佐藤日向(星見純那役)
台詞の中で過去に自分が思っていた言葉もあって、女性の方には「こういうことあるよね」という部分を感じてもらえるような作品になっていると思います。ダンス、殺陣の激しさなど、魅力が満載の舞台となっていますので、ダンスが可愛い2部のライブも含めて、ぜひぜひ!皆さんに観ていただきたいです!

◆岩田陽葵(露崎まひる役)
私はミュージカル初挑戦ですが、毎日がとても新鮮で刺激的で、座組の皆さんも尊敬できる方たちばかりで、とても勉強になっています。作品の中では、9人の舞台少女たちが目指すものは一緒だけど、その想いは一人ずつ違います。9人が秘めている想い、女の子にしか出せない「情熱」「キラキラ」が出せるようにがんばります!

◆小泉萌香(大場なな役)
踊ったり殺陣をしながら歌うということは初めてで苦戦していますが、周りの経験者の皆さんに教えていただきながら、日々成長しているな、と感じています。カンパニーの団結力はとても高まってきています。作中では戦いもあったりして、それでも舞台少女たちの絆は切れないと思うので、ワクワクドキドキしながら観ていただけると嬉しいです!

◆相羽あいな(西條クロディーヌ役)
西條クロディーヌはフランス出身ですが、私は日本人なので(笑)、フランスと日本のハーフってどう演じよう・・・というのが私にとっての課題です!ダンス、歌、お芝居、殺陣と課題がたくさんあって、皆に助けてもらいながら一つ一つクリアしていった時の喜びは大きいですね。女子高生の感じを舞台でもお届けしたいのですが、戦いもあるので、そこがどう表現されるのかを楽しんでいただきたいです!そして、2部のライブは私たちと一緒に盛り上がってください!

◆生田輝(石動双葉役)
歌いながら踊る、殺陣をしながら歌うことに苦戦しています・・・!が、本番の舞台上では苦戦したの?と思っていただけるような表情をお見せするとともに、双葉はボーイッシュなので、かっこかわいい感じが出せたらいいなと思います。キャスト、スタッフ一同、全身全霊で良い作品にしようとしているので、お客様にも五感全てを使って、全力で観ていただけたら嬉しいです!

◆伊藤彩沙(花柳香子役)
ミュージカル初挑戦なのですが、毎日いろいろなことが挑戦で戦いながら青春を過ごしています!お話の中で「キラめき」がテーマとなってくるのですが、観ていただくお客様の「キラめき」もわき出てくるような作品になればいいなと思います。個人的には“お扇子”の使い方に苦戦しているので、本番までに扇子を使いこなす素敵な「和」な女子になれるようがんばります!

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「少女☆歌劇 レヴュースタァライト -The LIVE-」#1は、9月22日(金)から9月24日(日)まで、AiiA 2.5 Theater Tokyoにて上演される。

(C)Project Revue Starlight

(取材・文・撮影/エンタステージ編集部)

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