『幽劇』橘ケンチが“バイオレンスヒーロー”に!荒木宏文らとド派手に暴れまわる!!


2017年8月17日(木)に東京・日本青年館ホールにて舞台『幽劇』が開幕した。本作は、「痛快スタイリッシュ“ゴースト”ギャングエンターテインメント」と銘打ったオリジナルストーリーで、幽霊の常識を覆す「とびきり明るくてワルなゴーストギャングたち」があの世とこの世の両方で大暴れする姿を描いている。

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初日前には、公開ゲネプロと囲み会見が行われ、橘ケンチ(EXILE/THE SECOND from EXILE)をはじめ、味方良介、多和田秀弥、高橋健介、伊万里有、田中涼星、有澤樟太郎、三浦宏規、井阪郁巳、和泉宗兵、荒木宏文が登壇した。

本作が、約2年ぶりの舞台出演となる橘は、ダイという「バイオレンスヒーロー」を演じる。まず、橘は「勢いのある方々と共演させていただいて、すごく楽しい時間を過ごさせていただいています。そのままのパワーをお届けできるようにがんばりたいと思います」と挨拶。「普段のグループ活動の中でも、年下のメンバーと接する機会が多くあるんですけど、役者としてやっていらっしゃる方々は、また全然感覚も違うなと思いました。皆、芝居が大好きでピュアな方々ばかりなので、僕も刺激を受けて、勝手に20歳ぐらいの気持ちになっていました(笑)」と笑った。

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円若という神主役を演じるという味方は「僕の生き様を観て、今後の人生を考えてもらえばいいなと。生きるとはなんだ、ということを僕の役を通して感じてもらえたらいいなと思っております」と意味ありげな言葉を残す。

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キャストの中で一際いじられていたのは、野球が大好きなイクオ役を演じる多和田。「ケンチさんに、『幽劇』の“ますだおかだの岡田さん”という名前をいただきましたので、この作品で飛び道具として、どれだけ笑わせられるか、もしくは、それだけスベれるか。暴れたいと思います(笑)。キャラクターとしては、僕といまりん(伊万里)の役がかなりぶっ飛んでいるので、注目してもらえたら」と言い、本家ますだおかだの岡田のギャグ「ン~ワァオ!」も披露。多和田に“ぶっ飛んだキャラ”と称された伊万里が演じる井木(いき)は科学者役なのだが、福山雅治が演じた某ドラマの役が大好きという役どころ。それになぞらえ「福山さんみたいな色気が出せたらいいなと思います(笑)」とコメント。

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また、乱暴だが秀才という、シン役の高橋は「男たちが一生懸命“バカ”をやっているのを観て、楽しんでいただけたらと思います。ゴーストギャングストーリーですが、ゴースト“ギャグ”ストーリーと言っても過言ではないぐらい笑いが満載なので、笑いたいと思ったらぜひ、大きな声を出して笑っていただけたらなと思います」と意気込む。

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そして高身長のキャストが揃う中でも一際背の高い田中は、股下97cmのメツ役。今回、殺陣のシーンが多いそうで「殺陣をすごくやりたかったので、今回シーンが多く嬉しく思います。この長さを生かして・・・(笑)。スタイリッシュに動いていけたらと思います」と笑顔を見せた。

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ダイ(橘)の兄弟のような弟分・ショウ役の有澤は「どういう役かは、ぜひ観ていただいて・・・。自分としては二面性を意識していまして、今まで演じたことのない役です。挑戦という気持ちで、千秋楽までがんばっていきたいと思います」。

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そして、座組最年少となる三浦は「セイジという、野球と多和田さん演じるイクオのことが大好きな後輩です。(周囲を見渡しながら)かっこいい方たちがいっぱい出てるじゃないですか。えーと僕は・・・さわやかにいきたいと思います!」、そして井阪は「僕の演じるボウという役は、我慢のきかない、どうしようもない男です。でも、観てくださった方にかわいがってもらえるような、『がんばって!』と言ってもらえるような、新しい井阪郁巳、ボウをお見せしたいと思います。第一声を放った時のギャップを観てください!」とそれぞれアピールした。

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謎の男を演じる和泉は、スーツという衣裳に触れ「これ、ハイブランドのすごい衣裳らしんですよ。しかし、そんなことはまるっきり気にせずにいくので、千秋楽ではどこか破けてしまうのでは・・・(笑)」と危惧しつつ「しっかり身体を動かしてアクションをしていく」と宣言し、注目ポイントに。

自身の桃仙役が“敵役”であることを明かした荒木は、本作について「舞台として、すごくおもしろいものになっていると思います。僕たちもスピーディなテンポ感で、お客さんの集中力が続く時間内に納めます。観に来れない方は映像化されたりするのでそれで観てほしいんですが、役者も集中して、客席も集中して、目の前で行われているものに必死に食らいついて観るのは、生の舞台ならでは。舞台としてがっつり楽しんでいただけるものになっていると思います」と、演劇を劇場で観る“醍醐味”を力説した。

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また、本作ではそれぞれの役の“ペア感”がキーとなっている。伊万里は「前回の舞台でも、高橋健介くんとパートナーのような役でしたが、今回も絡みがあります。どういう絡みかを観てもらえたら」、田中は「いくみん(井阪)との掛け合い、僕が勢いで押すところもあるので、そういう部分も楽しんでいただければと思います」、有澤は「(兄弟分役である)ケンチさんとは、誕生日が一緒という共通点があります。そこに通ずる何かがあると信じて」とそれぞれ語った。

また、稽古場では橘から全員にオリジナルジャージがプレゼントされたという。しかしここで、高橋から「ケンチさんは全員の身長を調べて、サイズを考えてくださったんですけど・・・。皆、結構ひょろいんです。なので、XLとかだと全員ダボダボで・・・(笑)」とまさかの告白が飛び出した。それを聞いた橘は「俺の想定より、皆だいぶ細かった(笑)」と苦笑いしきり。

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最後に、改めて橘は「8月の真夏ですが、ゴーストたちのひんやりとした人間ドラマを楽しんでもらえたら。ひんやりとしながらも、内側に熱いものを抱えていますので、その熱量を感じてほしいと思います」と締めくくった。

物語の中では幽霊、そしてギャングたちがそれぞれの抗争を繰り広げていく。現世では、何が起こっているのか?幽霊たちは、なぜ死んでしまったのか?なぜ成仏できないのか?生きていても、死んでいても、熱いドラマがある。それぞれの見せ場と共に、男たちの生き様を楽しんでほしい。

舞台『幽劇』は、8月17日(木)から8月23日(水)まで東京・日本青年館ホールにて上演。その後、9月1日(金)から9月3日(日)にかけて中国・虹橋芸術中心にて上海公演が行われる。

なお、東京公演千秋楽8月23日(水)19:00公演の模様が、DMM.comにて独占LIVE配信される。詳細は、以下のとおり。
【配信日時】8月23日(水)19:00~(予定)
【予約販売期間】~8月23日(水)20:00
【視聴価格】2,500円(税込)
【配信サイト】http://www.dmm.com/digital/top/stage/yugeki/

また、早くも本作のDVDの発売も決定している。発売は2018年2月中旬を予定。劇場ロビーほかで予約((税込7,000円+送料700円)すると、全員にもれなく非売品のオリジナルグッズがプレゼントされる。詳細は、公式HPにてご確認を。

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(取材・文・撮影/エンタステージ編集部)

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